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2018年鳥人間も熱かった!!…です。
飛行中年
(2024/12/25 18:57:24)
2018年鳥人間も熱かった!!…です。 (2018/8/2 20:09:06)
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2018年鳥人間も熱かった!!…です。 (2018/8/2 20:09:06)
無事、2018年鳥人間大会のお仕事も終えて帰ってきました。
もうご存知の方も多いと思いますが、今年の鳥人間は台風の影響を受けてしまい、人力プロペラ機部門が3機飛んだのみとなりましたが、
それでも滑空機部門は全機フライトすることができました。
詳しい内容については、8月29日、日本テレビ系列で放送されますので見てくださいね!
で、今回私は茨城大学のお手伝いをさせていただいたのですが…。
番組パンフレットでは2回目参加となっていますが、今回のメンバーの中には経験者は一人もおらず、実質初参加という状態のこのチーム…。
しかも、実際に琵琶湖で鳥人間大会を見たことがあるのはリーダーだけ…。という、ほとんどノウハウがない状態でした。
そのため、茨城大学チームの皆さんには失礼ながら、きれいな出来栄えの機体は難しいと考えました。
そこで、まず私が考えたのは、主翼桁や胴体などの、機体が飛ぶに一番重要となるフレームをしっかり作ることでした。
以前このブログの中の「どんな形の飛行機でも飛ぶんです!」でも説明させて頂きましたが…。
飛行機というものは。
機体を浮かせる揚力が発生すること。
自立安定を持っていること
上記二つを維持できる、強度と剛性を持っていること
これだけ揃っていれば、飛行機は飛びます!
揚力については、翼がそれなりの面積と、それなりにきれいにできていればなんとかなります。
これで、揚力と、強度、剛性までは満たすことができます。
残るは自立安定なのですが…。
まず、私は茨城大学チームに、ピッチの安定がしっかりするように指示いたしました。
具体的には、茨城大学チームの機体は無尾翼だったため、主翼のねじり下げをしっかりとったので
す。
ヨー。つまり横方向の安定については、おそらく機体の抵抗が大きくなりそうだったので、これは心配無用と考えました。
抵抗の大きな機体は、ヨーは自然と安定するものです。
そしてロール。これは、翼の桁の剛性を、翼端にいくにしたがって弱くして、飛行すると上にしなるようにして自然と上反角が出るようにしました。
最初から上反角を付けた設計にすればよいのですが、いかんせん、そうすると機体の製作がぐっと難しくなってしい、大会までにこの機体が完成しない
と考えたのです。
これで、飛行機が飛ぶのに必要なものを、茨城大学の機体はすべて得たことになるのですが…。
実は、茨城大学の機体には、テイクオフに大きな問題があったのです。
彼らの機体は無尾翼の低翼機…。
一見何気ない形式のようですが…。
低翼機のため、翼を左右で支えるサポーターが一緒に走ることが出来なかったのです!
これには頭を悩ませなした。
翼の位置が低いため、その下にもぐりこむ人間は寝そべるような姿勢にならざるを得なくなり、走る姿勢がとれなかったのです!
そこで私は、彼らに古いハンググライダーを貸して、テイクオフについて実際に風を感じてもらいながら練習してもらうことにしました。
鳥人間では、普通にどのチームもテイクオフの練習はしていますが、実際にグライダーを使って風を感じながらの練習は、大事な機体を壊す可能性が大
きいため、それほど何度も練習することが出来ません。
その体験が難しい風を感じてのテイクオフの練習を、壊してもよい古いハンググライダーを使ったのです。
この方法。私はとても効果的だと思います。
しかも、壊してもよいようなハンググライダーは意外と手に入りやすいものです。
ハンググライダーのスクールに行けば、処分に困っている古いハンググライダーは大抵ありますから、交渉次第では容易に手に入るので、鳥人間大会に
参加される方は、ご一考いただいてもよいように思えます。
こうして茨城大学の皆さんに、テイクオフの練習をしっかりしていただいたのですが…。
ここで、茨城大学の皆さんは今までにない方法を自らが考えて、実際に本番の鳥人間大会でテイクオフすることに成功しました!
見てみたい方は、8月29日の放映を是非ご覧ください!
本当ならば、茨城大学の機体や大会の様子を写真でご紹介したいのですが…。
一切の映像の権利はテレビ局がもっているため、放映前の今は掲載できません。
ご了解ください!
もうご存知の方も多いと思いますが、今年の鳥人間は台風の影響を受けてしまい、人力プロペラ機部門が3機飛んだのみとなりましたが、
それでも滑空機部門は全機フライトすることができました。
詳しい内容については、8月29日、日本テレビ系列で放送されますので見てくださいね!
で、今回私は茨城大学のお手伝いをさせていただいたのですが…。
番組パンフレットでは2回目参加となっていますが、今回のメンバーの中には経験者は一人もおらず、実質初参加という状態のこのチーム…。
しかも、実際に琵琶湖で鳥人間大会を見たことがあるのはリーダーだけ…。という、ほとんどノウハウがない状態でした。
そのため、茨城大学チームの皆さんには失礼ながら、きれいな出来栄えの機体は難しいと考えました。
そこで、まず私が考えたのは、主翼桁や胴体などの、機体が飛ぶに一番重要となるフレームをしっかり作ることでした。
以前このブログの中の「どんな形の飛行機でも飛ぶんです!」でも説明させて頂きましたが…。
飛行機というものは。
機体を浮かせる揚力が発生すること。
自立安定を持っていること
上記二つを維持できる、強度と剛性を持っていること
これだけ揃っていれば、飛行機は飛びます!
揚力については、翼がそれなりの面積と、それなりにきれいにできていればなんとかなります。
これで、揚力と、強度、剛性までは満たすことができます。
残るは自立安定なのですが…。
まず、私は茨城大学チームに、ピッチの安定がしっかりするように指示いたしました。
具体的には、茨城大学チームの機体は無尾翼だったため、主翼のねじり下げをしっかりとったので
す。
ヨー。つまり横方向の安定については、おそらく機体の抵抗が大きくなりそうだったので、これは心配無用と考えました。
抵抗の大きな機体は、ヨーは自然と安定するものです。
そしてロール。これは、翼の桁の剛性を、翼端にいくにしたがって弱くして、飛行すると上にしなるようにして自然と上反角が出るようにしました。
最初から上反角を付けた設計にすればよいのですが、いかんせん、そうすると機体の製作がぐっと難しくなってしい、大会までにこの機体が完成しない
と考えたのです。
これで、飛行機が飛ぶのに必要なものを、茨城大学の機体はすべて得たことになるのですが…。
実は、茨城大学の機体には、テイクオフに大きな問題があったのです。
彼らの機体は無尾翼の低翼機…。
一見何気ない形式のようですが…。
低翼機のため、翼を左右で支えるサポーターが一緒に走ることが出来なかったのです!
これには頭を悩ませなした。
翼の位置が低いため、その下にもぐりこむ人間は寝そべるような姿勢にならざるを得なくなり、走る姿勢がとれなかったのです!
そこで私は、彼らに古いハンググライダーを貸して、テイクオフについて実際に風を感じてもらいながら練習してもらうことにしました。
鳥人間では、普通にどのチームもテイクオフの練習はしていますが、実際にグライダーを使って風を感じながらの練習は、大事な機体を壊す可能性が大
きいため、それほど何度も練習することが出来ません。
その体験が難しい風を感じてのテイクオフの練習を、壊してもよい古いハンググライダーを使ったのです。
この方法。私はとても効果的だと思います。
しかも、壊してもよいようなハンググライダーは意外と手に入りやすいものです。
ハンググライダーのスクールに行けば、処分に困っている古いハンググライダーは大抵ありますから、交渉次第では容易に手に入るので、鳥人間大会に
参加される方は、ご一考いただいてもよいように思えます。
こうして茨城大学の皆さんに、テイクオフの練習をしっかりしていただいたのですが…。
ここで、茨城大学の皆さんは今までにない方法を自らが考えて、実際に本番の鳥人間大会でテイクオフすることに成功しました!
見てみたい方は、8月29日の放映を是非ご覧ください!
本当ならば、茨城大学の機体や大会の様子を写真でご紹介したいのですが…。
一切の映像の権利はテレビ局がもっているため、放映前の今は掲載できません。
ご了解ください!
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