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link 呉本圭樹blog 呉本圭樹blog (2025/1/10 10:39:10)

feed 日本チームの巻き返しが始まる (2018/8/27 22:22:20)
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クロスカントリー競技3日目、タスク3。
日本チームの巻き返しはここからです。

とにかく、このチームでは普通に戦えば勝てるはず。
朝から天気は良く、今日こそは普通の試合ができそう。

準備はいつもよりも入念に。
テンションは上げすぎないように。
ただ飛ぶことだけをしっかり考えていつも通りいつも通り。

ただ、飛べるということ、しかもレースができるということ
どうしてもウキウキが止まらない。

だからランディングで待機の間に少し気持ちを落ち着ける。
会場の周りはASIANGAMEで飾られ、多くの警察に警護されています。


そして緊急事態に備えてヘリコプターまで待機しています。


こいつが出動しないように気を付けます。
しかし、ヘリはカッコいいな。

そうしているうちにT.O.(離陸場)へ行く時間
さぁ、行くぞ。

T.O.についても天気は最高。
タスクは短めの21㎞が設定されましたが、待ちに待ったレース。
しかし、風はフォロー(追い風。)気象予報では昼過ぎにはアゲンストが入るということ。
それを待つことに。
しかし、ここの名物というか通常というのか、風が入ってくると雲は発達。
どんどん視界がなくなります。

もう、慌てずに待つだけ。
この雲が去り、少し日照が出て上昇が始まるまで待つ。
そこからがこの日の始まり。

待つだけ待ってようやくウィンドダミー(風見のパラグライダー)が上昇していき、
日本人の廣川、平木選手と10機ほどが離陸。

私は準備はしていたものの、ここは一度待つことに。
しばらく彼らの周りに上昇はなく、まさかこのまま着陸してしまうのでは????
という状況に。
日本チームとしては一人もかけることなくゴールするのがここからの必勝。

通常はライバルな彼らに必死で応援。
その願いが通じたのか、サーマルが上がり始め、彼ら雲の高さに!
そのタイミングで私も離陸。

スタート時間はすぐでしたが、雲までしっかり上げてスタート。
選考は平木選手と数機。
私はそのあと、さらに後に廣川選手たちが集団で来ます。

最初のターンポイントを取り、切り返していく。
平木選手たちが上げる場所に向かうが、あまり上昇はよさそうでないので、
その前の尾根で別の機体と上昇に乗る。
しかし、弱い。

そしてそのあとから来た廣川選手たちの集団は、それよりも手前、
私が通り過ぎたところから強いサーマルにヒット。
一気に雲の高さへ。

ある程度上がると、雲の吸い上げる上昇に入り、高く高くなっていきますが、
その高さに私が上がれない。

トップ集団になった彼らはその高さのまま先行
距離はもう半分。

このレースの状態で私がここから挽回するにはかなり無理して進まないといけない。
しかし、高度を落とすと、上昇は悪い。
今回はチーム戦。

ここは廣川選手にトップをお願いして、私はそのあとの集団で確実のゴールをしよう。
そう思ったところ、平木選手を見つける。
私が先行し、高度を上げていく。
あまりアクセルを踏まずにコース取りを意識。

ただ、最後のコース取りを私は遠回りしすぎて、遅くなるけれど、
確実のゴール。
そしてそのすぐ後に望月選手がゴール。

これで日本女子は女子トップ1,2、を獲得。
前日までの順位を上げるのは確実。

そして、日本チームはその後次々にゴール。
5人中4人がゴールをして、高得点をもぎ取り、
昨日まで団体4位だった低迷を一気に払しょくし、2位まで順位を上げました。
そして女子は断トツのトップ。


トップまではあと少し。
あと二日、通常通り楽しんでレースをしてきます。








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