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link 呉本圭樹blog 呉本圭樹blog (2025/1/10 10:39:10)

feed 快進撃 (2018/8/29 7:57:59)
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クロスカントリー競技4日目。
日本チームの意気揚々。
目指すは頂上!

正直、普段は蹴落としたくなるこのメンバーですが、
今回のチーム戦ほど心強く感じることはありません。

さぁ、空の戦いの始まりです


この日のタスクの発表は陽気なデリゲーターの二人。
そして発表されたタスクは


31㎞のタスク。
空中でのスタート時間は13:45
しかし、雲がなかなか晴れず、私が離陸したのは13:15。
日本選手も同じような時間で次々に離陸していきます。


離陸地点からほど近い尾根に飛んだ選手たちは集まってきて
高度を上げるのに何とかサーマルにしがみついています。

ただ、この尾根よりも隣の尾根のほうが確実に上がっていそうな
雲の発達。
私一人でそちらへ。

そしてビンゴ。


1700mにもなると雲にまかれてしまうので、スタート時間まで雲に入らないように
そして低くならないように高さをみて飛んで待機。

スタート時間とともに一気に沖に出ていきます。

私とともに数機がスタートしていきますが、ここに日本の選手が入っていない。
ただ、雲が濃いので2㎞先は見えない。
いると信じて私はトップ集団を率いていくことに。

問題はそのあとのターンポイント。
B32と呼ばれるポイント周辺は暗い雲に覆われ、上昇帯がない。
いつものパターン。
ここをしのがないと。

集団になった私たちは何とか取りに行くもののそれが取れず、
ターンポイントとは離れて町の方向へ。
高度はもう対地高度は200mとかなりピンチ。
しかし、ここに上昇はある。
そう思った場所に弱いリフトをゲット。

そこから挽回して鬼門のターンポイントを取り、その流れで強い上昇を取ることに成功して
一気にトップに躍り出る。山側のターンポイントも取ってあとは最後の10㎞先にある
ターンポイントを残すのみ。

私はセオリー通り谷を渡って山沿いをぐいぐいと飛んでいきます。
私とともに行くのは3機のグライダー。
しかしみな慎重すぎて先に行こうとなかなかしないため、結果私が
先に進んで上昇を捕まえ、そこに他が集まってくるという状態でなかなか進まない。

この時、山側でない沖側で1機のグライダーがまっすぐにターンポイントに突き進み、
進みの遅い我々を抜いてトップに躍り出ていたのですが、我々からは見えず、
それを知ったのはその選手がゴールに向かうときにすれ違って初めて気づいたのです。

我々も何とかターンポイントを取り、切り返す。
ここで私は集団から離れて先行していましたが、サーマルをつかんだものの、弱くて
さらに先に進みかけたものの下降気流で一気に高度を失い、それを見ていたインドネシア
パイロットは弱い上昇で雲まで行き私を抜いてゴールへと向かいます。

私は何とか次のサーマルで高度を取ってゴールへと向かうものの、抜かれた時間を
取り戻せず3位でのゴール。

ただし、チーム戦。
個人がよくてもだめです。
日本のチームリーダーたちにゴールを迎えられ、喜んだあとは
日本チームのゴールを祈るように見上げて待ちます。

そしてそのあとすぐ、1機の機影。
ゼッケンは廣川選手!
興奮します。

そしてそのあとも上山、平木、中川、岩崎と次々にゴール!!!!
望月選手は途中で降りてしまいましたが、16人のゴール者の中、
6人がゴール!!

男子団体は全員がゴールしているのは日本だけ。
他の国は最高でも3名のゴール。

そのため、団体戦、日本は一気に1位に躍り出ました。


喜びのかめはめ波!!

女子は韓国チームが2人ゴールを決め、日本を抜いての1位となりましたが、
まだ最終日を残し、どちらが勝ってもおかしくない点差。

男子は、最終日、確実な飛びをしてこの順位をキープしていくことが最重要。
さぁ、最終日です。




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