ホーム
>>
RSSセンター
>>
日本に金を!
呉本圭樹blog
(2025/1/10 10:39:10)
日本に金を! (2018/8/30 8:55:22)
ポッドキャスト : image/jpeg
RSSセンター
メイン | 簡易ヘッドライン |
日本に金を! (2018/8/30 8:55:22)
ポッドキャスト : image/jpeg
アジア競技大会、パラグライダークロスカントリー
最終日。天気はいつもよりも違うように見え、閉会式に合わせての時間設定。
もしかしたら最終日の競技がキャンセルになるのではないかという雰囲気もありました。
もちろん我々は競技者。この日大会をできなければ金メダルは確定ですが、
この日もできるなら戦って勝ちたい。
そう思っていました、特に女子は昨日の成績で2位になり、最終日が逆転の可能性を
残しているだけに夢の男女金メダル!!という夢を持っていたのです。
弱いコンディションの中、13㎞と短いタスク。
コンディションさえよければ30分で終わるようなタスクに日本のメダルがかかります。
今回のルールは団体戦、このタスクで逆転を許すことも大きく考えられました。
女子に関しては、短いタスクで逆転を狙うために、コンディションが空中待機できるようであれば
早めに出て、最初のターンポイントを取ってコンディションがよくなるのを待つ、
これによってリーディングポイント(先行ボーナスポイント)を得て韓国との差を縮める。
そのうえでタスクをコンプリートする。
男子は韓国、ネパール、インドネシアのチーム同行を見て離陸。
3人以上のゴールで我々の勝ちは確定。
そういう作戦でした。
しかし、そううまくはいかない。
女子が離陸すると、韓国も時間をおかず離陸。
もちろんマークされています。
そして我々が飛ぶ時間になり、離陸。
何とか空中での待機はできるものの雲の高さは低い。
私は少し抜け出し、日の当たる上昇の可能性のある場所へと先に進むことを
選択。作戦とは違い、自分から動いてしまい、その上昇の可能性にかけたのですが、
早すぎたため、上昇はまだ起き始めたばかり。
グライダーを揺らすものの上昇ができるほどではなく、なんとそのまま着陸・・・・。
あとは仲間たちに運命を託すことに。
普段は敵同士、だからこそ彼らの実力を知っているだけにそのパフォーマンスを
信じることができます。まぁ、それを信頼して突っ込んでいったというのもあります。
着陸場に帰ってみると、なんと廣川選手、そして中川選手が・・・・・。
お互いに唖然。
しかも空のコンディションはどんどん良くなっています。
空では残り2選手がトップ争いを繰り広げています。
女子は作戦通り2人が頑張っています。
そして・・・・・
岩崎がトップゴール!そして少し遅れて上山もゴールへとなだれ込みます。
よし!!!と思うのもつかの間、2位のネパールが3人ゴールしてきました。
これで昨日までの貯金で勝てるかどうかがかなり僅差。
自分が勝負に出てしまったことを早くも悔やみます。
女子は平木選手がダントツでトップ。
そして、韓国が一人ゴール。
これで望月選手がゴールをすれば逆転!!!!
ただ、この日のレース時間まで時間がない。
望月選手は見えている。
日本チームはみな見上げて願います。
そしてゴールを切りました。
自分たちの時計を見てもギリギリ間に合ったかどうか・・・・・。
そして結果を待つ長い時間
男子総合は金メダルを獲得!!!!
そして女子は・・・・・・。
なんと10秒間に合わず。
銀メダル
残念ですが、それでも銀!!
日本チームは当初の作戦通り、メダルを獲得しました!!
応援してくださった多くの皆様、そして支えてくれていた方々への
感謝の念があふれかえります!!
これで私も次のステージに行けそうな気がします!!!
胸を張って帰国しようと思います!
ありがとうございました
execution time : 0.005 sec