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link 呉本圭樹blog 呉本圭樹blog (2025/1/10 10:39:10)

feed まずは手堅く (2018/9/11 12:34:53)
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大会2日目。
今日もよく晴れ渡っています。
とにかく乾燥しているAksaray周辺。朝と夕は長袖が必要ですが、日中は半そでで十分なところ、
しかし、空は本当に寒くて、皆冬装備で飛んでいます。


こんなに晴れ渡っていますが、天気が悪くなる予報もあり(というか、この崩れ方は
上昇の発達が強すぎるからだと思われますが)この日は68㎞と抑えたタスク。


タスク前には昨日のタスクに対する説明があり、また、安全に関しての注意喚起がされました。
この日のレースは離陸後、北へ6㎞先のスタートを切り、北上して山から離れ、ずっと
平野を飛ぶというタスク。


今日こそは成立してほしいと思いながら準備をして空へと上がります。
今回、大会で心掛けている戦い方は「集団になる」というもの。
ここ一年、自分なりにフライトスタイルを変えることを考えてやってきていますが、
ようやく少し見えてきたというところ。
集団についていくのでなく、集団という飛び方の一部になる。
自分が行くか行かないかも自分の判断にプラスして全体の動きも同調させるという
意識で飛ぼうと思ってやっていますが、これがようやくはまってきたような気がしています。

さて、スタート前はどんどん発達していく雲の下、雲に入らないようにしながら
それでも低くしないように飛びます。
もう雲から離れて飛びたい!!と思うのですが、スタートラインの空域から離れるわけにも
行かず。上下左右気を配りながら空中待機。
あちこちで、雲に吸われてスパイラルで急降下してくるグライダーもいるので、上を十分に
気をつけていないとです。

スタート。雲に吸われながらそれでもターンポイントへ向かうので、高度を落としながら先に
行くのに、グライダーをフルスピードにさせていきます。
もちろん不安定になりますが、もうそこはBライザーコントロールでグライダーをつぶさないように
コントロール。ピリピリと神経を使う場面。


最初のターンポイントをとったら広い平野をひたすら進みます。
ここで先頭を引いていくのはヤッセン選手やシャル・カゾ選手。
コース取りが数十メートル違うだけで高度差が出るので、ラインどりを見極めながら
先に先にと進んでいきます。


雲と地上のサーマルトリガー(サーマルができるきっかけになるような場所)を
探しながら進みます。
この日は2m/sの上昇率には目もくれず、それ以上のサーマルだけをつかんで
一気に雲底へ、そして進むを繰り返していきます。

ターンポイントまであと600m。
でもまだサーマルは次のポイントに向け流れているし、高度を取っていこう。
そう思って高度を上げ、ターンポイントと距離を取ったまま平行に移動。

ここが私の今日のミス。
ここで今日のトップたちは先にポイントを取っていた様子。
私は高度を確保しながら移動し、結果、このポイントを取るためにあとから遠回りを
する羽目に・・・・。


上昇も強いですが、シンク(下降気流)も激しいこの日。
ゴールまで一直線で、GPSでもゴールに届くと示していても、
最後の小山とこのシンクを気にしてか、ゴールに達する高度を皆高くとっていきます。
私もこの動きに慎重になり、高度に余裕をもってのゴール


結果は16位。
遠回りした分遅れてしまいました。

まぁ、でも初日としては十分。

この日は大量のゴールでレースが終了
110名中の105名がゴールしたのでした。

この調子で明日も飛んでいきます!



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