ホーム >> RSSセンター >> (飛丸日記 7月15日-1) フランス留学記 「新たな翼を求めて」

RSSセンター

  メイン  |  簡易ヘッドライン  

link 飛丸日記 飛丸日記 (2024/12/25 18:57:24)

feed (飛丸日記 7月15日-1) フランス留学記 「新たな翼を求めて」 (2018/9/15 18:14:57)
P7180813.jpg

グライダーの講習と言っても、今回の目的はSWIFT
ハンググライダーとグライダーの中間、クラス4と言われるものである。
昨年この地で世界戦が行われ、観戦する機会を得た。

この翼に初めて出会ったのは20年以上前。場所は丹沢だった。
空を飛ぶ為に大学を選んだ私。ハンググライダーは十分それに応えてくれた。
只、ちょっと物足りない。
思春期(?)に「風の谷のナウシカ」を見て育った世代。
理想はナウシカが乗るメーヴェである。
メーヴェに似た形のSwift。大きさと重さが理想とはまだ程遠い。
これからどんどん改良されて、更にメーヴェに近づくだろう。
もし乗るならその時だな。そう考えて、待つことにした。

人生は長い。
人生を使い切り、一つ一つやりたい事を実現して行くには、戦略が必要である。
歳を取ったら、体力的にしんどくなるので、ハングからグライダーに移行しよう。
とは言え、歳とってから始めるのは大変なので、若いうちに一度学んでおこう。
そう思って2006年にはオーストラリアと北海道滝川でグライダーを学んだ。
単独5時間フライトまでこなした。
Swiftの進化も待ち望んだ。

それから10年余り。世界戦で再会したSWIFT。
残念ながら、この間、殆ど改良されていない。
最初から既に完成形に近かったらしい。
向こうから、近寄って来てはくれなかった。

このタイプは最近開発された始祖鳥(Archaeopteryx)と、実質世界で二種類だけらしい。
昨年お会いした始祖鳥の社長さんからは、日本の輸入代理店にならないかと薦められた。
ハング界の伝説、ルーモアはSwiftに乗っている。
お二人からいろいろと話を聞く。
世界戦はルーモアが優勝。
まあ彼ならグライダーに関係なく優勝するから、参考にならない。
開発された年の違いが気になる。
とは言え、「ここは信奉するルーモアに従ってSWIFTだな。」

25年越しの思いを経て、そして迎えたこの時である。

execution time : 0.004 sec