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feed (ブルネイ日記 7月22日) 一人ゴルフ 4部作その1 「赤組」対「白組」 (2015/8/2 15:21:28)
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・ラマダン明けで祝日が続くBMC。 
 他のBMC勤務の日本人の皆さんはこの機会に海外旅行等など。
 純粋な外資の日本企業は出勤日。
 つまり、何時もご一緒して頂いているゴルフ仲間は皆さん都合あり。
 やむなし、人生二度目の一人ゴルフに挑戦。自分の成長度合いを調べてみることにした。
 
・初めての一人ゴルフはドバイでやった。
 当時、会社の役得で会員だったエミレーツ・カントリー・クラブ。プロの大会もやる名門コース。
 調べると、2013年4月9日、帰任を真近に控え、ゴルフ三昧の日々。
 3年間で125回。各年の平均、119、111、108。徐々に進歩。この時は110、まあまあか。
 海外のゴルフ場は、コースが長いなどあり、難しく、経験上、日本+10。
 ドバイ赴任前の年の平均が108、駐在後、10悪くなって119、3年間で上手くなって108.
 帰国後、日本での平均96.自分で言うのもなんだが、まあ人並みのゴルファーである。

・こちらに来て5月末までに14回プレー。平均が112。
 6月に入り、例の勝負服で97を出して以来、ブレーク・スルー。
 直近6回の平均が102、大幅成長である。
 結果、駐在後、半年の平均が109。帰任までには平均で100を切りたいところだ。

・さて、この一人ゴルフ。なにせ一人と言うのは自己規律の精神力が要求される。
 ドバイの時には、後半ダレダレ。なんとか回り切った。
 この2年、自分は精神的に成長したのだろうか。

・マネージャーから一言。「本当に一人でやるのか? 友達はいないのか?」
 「あなたが私の友達です。一緒にやろう。」
 冗談交じりに、伝説の猟師さんとお近づきになれた作戦を試みるが、断られる。
 「残念だが、仕事中なので出来ない。」と。
・突然、新たな思いつき。マネージャーに押し込む。
 「それは残念だ。では、私があなたの分も回ってあげよう。
  スタートを一番後ろに回してくれ。二度打ちする。白ボールとカラー・ボールで打ち分ける。」
 かくて、一人ゴルフ、赤組対白組の対抗戦が始まった。

教訓そのXX 「何事も、如何に自分を楽しませるかである」

・社会奉仕活動。
 人の為に、働く。
 違う。
 教訓そのXX 「人の為に働くことを喜ぶ自分を楽しむ」
 自分が犠牲になって、人を喜ばせる。
 勿論、世の中には聖人君子さんもいるから、純粋に自己犠牲を良しとする人もいるだろう。
 でも、少なくとも私は、聖人君子ではない。明らかに。
 そんな事をすると、続かない。無理が出る。
 していない人に対して不満を持ったり、文句を言ったり、不愉快な気持ちになる。
 心持次第で、一歩間違うと、社会奉仕活動をしていながら、不快な気分になる。
 何をやっているんだか。
 解決策。これは自分の為にやっているんだ、と考えてしまう。(正にそうなのだが)
 あまり器が大きくない、私の様な方には、良い作戦である。
 社会奉仕活動をすると、人間気持ちが良くなるものである。多分、本能的に。
 そうした気持ち、気分になる為に行う。
 昔、偽善者、というのが嫌いだった。でも、今は拘りはない。
 良いじゃないか、結果的に世の中の為になる事をやっているんだから。

・「家族の犠牲になって働いてきた。だからこれからは自分が遊ぶ。」
 違うんじゃない?
 家族を持つことを楽しみたかった。だから働いた。
 それはそれで、自分がやりたい事をやって来ただけ。
 犠牲になった、なんて考えると、ストレス充満、そして大爆発。
 世の中、どう考えるか次第で、見え方は全く変わって来る。
 
・さて紅白対抗戦。
 最初は 赤組がリード。
 良し、今日は赤組で、自己ベストを目指そう。白組は練習や。
 赤ボールをなでなで。猫かわいがり。
 赤ボールは慎重に、白ボールは失敗覚悟で力一杯打つ。
・と言って慎重にやればちゃんと真っ直ぐ飛ぶ程、上手くはない。
 それだけでスコア―が向上するなら、とうの昔にもっと良いスコア―になっている。
・途中で白組が逆転。良し、これからは白ボールに気合を入れよう。

・紆余曲折。それに応じて、接し方を変える。勝手なものである。
・学生時代の勉強の出来不出来。脳の発育速度は人によってまちまちの筈。
 偶々、早く成長した人は、学力テストって奴では、良い結果が出るだろう。
 でも、遅い人も、何れ大きく成長する時が来るだろう。
 脳も人間の一つの器官。
 外見でわかる身長の伸び方の個人差を考えると、わかりやすい。
 脳の発達、学力についても、伸びるタイミング等個人差があるのは当たり前。
 偶々人より早く脳が成長して、「賢い」と言われる人たち。
 最終的に大人の身長差なんて10%圏内に殆どが収まる。
 脳みその良し悪しも同じはず。
・大分前の話だが、中学の同窓会があった。静岡に帰省して参加。
 その時の一人。目を見張る頭の良さ。話していて伝わって来る。輝いている。びっくり。
 失礼ながら、中学時代はそんなに成績が良い方ではない。
 成る程、頭の成長が遅かっただけなんだ。

・そもそも偶々、英語やら数学やら、そうした基準で学力を計り、順位を付けているだけだ。
 基準が変わったら、順番はどうなるかわからない。
・中三の時の話。合唱コンクール。その前に、クラス内で、歌うパートの選別テスト。
 当時、いや今でも音痴の私は、あっという間に指揮者に回された。
 「前で適当に棒を振ってくれていたらいいから。」
 ひどい仕打ち。〇モさん、〇嶋さん、それはないんじゃない。可愛そうな私。
 ちょっとぞっとした。そして、ほっとした。
 良かった、世の中が歌唱力で順位付けされていなくて。

・ポイントは その時その時にやるべき事をしているかどうかだろう。
 身長が伸びる時期に、不摂生な食事、短時間睡眠。結果は明白である。

・最終的には白組が逃げ切る。前半50、後半53の合計103。
 駐在後、計22回のゴルフの中で、5番目の良さ。悪くない。
 片や赤組。前半57、後半60の合計117。後ろから4番目。
 平均 110。終わってみると、初めての一人ゴルフと同じ数字。
 ブレーク・スルー後、平均102の私にとり、不満足な結果。
 人間、そう簡単には進歩しないものである。

・何より思ったこと。
 教訓そのXX 「私には友達が必要である」
 無茶苦茶面白くなかった。つまらない。つらいだけ。
 もう、一人ゴルフは止めにしよう。
 

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