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難しい日本選手権
呉本圭樹blog
(2025/1/10 10:39:10)
難しい日本選手権 (2018/9/26 0:23:37)
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難しい日本選手権 (2018/9/26 0:23:37)
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アジアゲームから始まり、ワールドカップ、そして最後に来た日本選手権。
ここで優勝して今回の長い遠征が終わるというつもりでしたが、
4日中1日しか飛べない日本選手権。
今年の秋はどうやら日本はジメジメしているようです。
飛べたのは大会が始まって3日目。
最初の2日は雨、雨、雨・・・・・・
なんだか久しぶりの雨、そして何もしない一日は久しぶり。
ただ、今回トルコから帰ってから時差ボケがひどく、おかげで体調を
戻すことができました。
そして3日目、予報では最高の天気・・・・・のはずが
思ったよりも雲が張ってしまっている・・・・・。
このタスクコミッティ(※1)泣かせの天気。
その中でもコミッティたちは34㎞のタスクを組んでいざ勝負の空!!
しかし上昇も怪しく少し様子を見ることに。
それでも次々に飛ぶ選手達。
弱い上昇に上昇できずに降りる選手と何とか空にとどまる選手。
空は混戦模様。
私も空に上がりますが、高度を下げないようにするので精一杯。
しかしそれも長くは続かず多くの選手が地面へ。
私もその中。
生き残った少数のグライダーが何とかサーマルに乗り継ぎ、空へととどまっています。
急いで車に乗り込み、またT.O.へ。
今回の大会では、時間内であればもう一度飛ぶことができます。
T.O.に付くと、先ほどよりも高くなった空。
生き残った選手たちはタスクをスタートしていっています。
私もすぐに空へ。
弱い上昇で何とかサーマルをつかんで上昇。
これだけ弱いと、先に行ったグライダーに追いつくというよりは確実に
効率よく先に進むことが重要。
上昇をしきるまで待ってからのスタート。
ターンポイントを取ってはサーマルに戻ってあげて進む。
上昇は弱く時間はかかりますが、かといって上げあぐねることもなく
進み、前にいた集団よりも高く取り付きここから平野へ・・・・
ってなんだか一人きり??
振り返ると、なんとトップ集団を抜いていた。
この先は一人ではリスクが高すぎる・・・・
そう思ったのでここは引き返して仕切り直し。
入れ違いに高くなった先頭集団が平野へ出ていきます。
もう一度上昇しなおして雲の高さになってその集団を追います。
とはいってもやはり弱い上昇で進めない先を行くグライダーに追いつくのは
それほど難しくなく、前の集団に追いつきます。
しかし、まぁ、とにかくサーマルは弱い。
何とか弱いサーマルにしがみついて上昇しては先に進みます。
しかし、じわじわと高度を失ってあげられなくなった機体から
地面へと降りてしまいます。
私は何とか高い高度をたもちつつ進んでいきます。
私と中村選手が何とかサーマルを早くつかみ、少し高くなり、
その中でも中村選手は私よりもまだ100m高く高度を取れ、
そのままゴールへ。
私もギリギリ届くか届かないかというところ。
最後の最後には高圧線があるので、それより高い高度にならないと
ゴールにたどり着けません。
中村選手はその手前でサーマルを取り、高圧線を越えてゴールへと
向かいますが、少し遅れた私はそのサーマルがなく、
その高圧線を越えることができずあと1.5㎞というところであえなく
ランディング。
その後3機が高圧線を越えゴールしていきました。
結局私はこの日5位。
そして他の日はキャンセルとなり、結局この日の成績が今回の成績となりました。
そして必要pointがとれなかったので、日本選手権は不成立・・・・。
残念な結果となりました。
10月は九州へまたお邪魔することになり、11月は手術、そして12月は世界記録
を狙いにオーストラリアに行く予定です。
※1 タスクコミッティ:競技の内容を決める人
execution time : 0.005 sec