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危機迫るハンググライダー…。
飛行中年
(2024/12/25 18:57:24)
危機迫るハンググライダー…。 (2018/10/10 21:05:50)
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危機迫るハンググライダー…。 (2018/10/10 21:05:50)
先日、あるハンググライダーショップから、驚く内容の仕事の依頼がありました。
某ハンググライダーのアップライトの在庫が不安なので、別のグライダーの部品を加工して、取り付けられるようにで
きませんか?
某グライダーといえば、日本で一番多く飛んでいる機体です。
その、一番多く飛んでいる機体の、これまた、一番の消耗品である「アップライト」の在庫が、今、不安定だというのです…。
以前より、ハンググライダーのバックアップパーツについて、輸入元も経営の苦しさから、満足には揃えられていないということは聞いていました。
しかし…。
しかし…。
まさか某グライダーのアップライトまで在庫が不安になっているとは、正直思いませんでした…。
本来ならば、純正パーツを使わなければいけないのですが…。
現状としては、どうやら、そんな悠長なことは言ってられない時代に入ってしまったようです。
私はその事情をくみ、このアップライトの加工の仕事をお受けしました。
旋盤で、アルミパイプの内径を調整し、某グライダーにピッタリ合うように加工しました。
加工したパイプは、かつてあったオーストラリアのメーカーのものですが、現在はそのメーカーもなくなり、在庫がそのまま放置されていたものです。
もともと外径は某グライダーと同じで、材質も全く同じなので、内部を削っても性能上は問題ありません。
十数本、私はこの加工を行って納品しましたが、正直、考えさせられる仕事でした…。
現在、新品のハンググライダーはお金を出せば買うことはできます。
しかし、ハンググライダーを壊してしまった場合、バックアップパーツが手に入らないのが当たり前!と、いう時代にとうとう突入して
しまったのです…。
当然ですが、バックアップパーツがないということは、グライダーを修理できないということを意味しています。
「生材」と言われる、加工前のアルミパイプがあれば、とりあえず、フレームは作ることが本当はできるのですが、それも行っておらず、「壊したとき
は次の入荷のときまで待って…。」という輸入元もいます。
つまり、ハンググライダーを壊してしまうと、数か月は修理が不能なのです。
私は以前より、このような「ハンググライダーの修理ができない!」状況を予想して、自分の工場には最低限、材料さえあれば何とかフォローできる設
備を備えてはいたのですが…。
しかし、材料そのものが手に入らない状況では、もうどうしようもありません…。
私は思うのですが、このようなバックアップパーツがそろっていない現状では、ハンググライダー人口の減少に更なる
拍車がかかると思うのです…。
ハング人口が減れば、更に輸入元も経営が苦しくなり…。という悪循環に陥っていくのではないかと思うのです。
こういう現状より、私はごく近い将来、いきなりハンググライダーの火が日本から消えてしまうのではないか…?そんな
危機を感じているのです…。
某ハンググライダーのアップライトの在庫が不安なので、別のグライダーの部品を加工して、取り付けられるようにで
きませんか?
某グライダーといえば、日本で一番多く飛んでいる機体です。
その、一番多く飛んでいる機体の、これまた、一番の消耗品である「アップライト」の在庫が、今、不安定だというのです…。
以前より、ハンググライダーのバックアップパーツについて、輸入元も経営の苦しさから、満足には揃えられていないということは聞いていました。
しかし…。
しかし…。
まさか某グライダーのアップライトまで在庫が不安になっているとは、正直思いませんでした…。
本来ならば、純正パーツを使わなければいけないのですが…。
現状としては、どうやら、そんな悠長なことは言ってられない時代に入ってしまったようです。
私はその事情をくみ、このアップライトの加工の仕事をお受けしました。
旋盤で、アルミパイプの内径を調整し、某グライダーにピッタリ合うように加工しました。
加工したパイプは、かつてあったオーストラリアのメーカーのものですが、現在はそのメーカーもなくなり、在庫がそのまま放置されていたものです。
もともと外径は某グライダーと同じで、材質も全く同じなので、内部を削っても性能上は問題ありません。
十数本、私はこの加工を行って納品しましたが、正直、考えさせられる仕事でした…。
現在、新品のハンググライダーはお金を出せば買うことはできます。
しかし、ハンググライダーを壊してしまった場合、バックアップパーツが手に入らないのが当たり前!と、いう時代にとうとう突入して
しまったのです…。
当然ですが、バックアップパーツがないということは、グライダーを修理できないということを意味しています。
「生材」と言われる、加工前のアルミパイプがあれば、とりあえず、フレームは作ることが本当はできるのですが、それも行っておらず、「壊したとき
は次の入荷のときまで待って…。」という輸入元もいます。
つまり、ハンググライダーを壊してしまうと、数か月は修理が不能なのです。
私は以前より、このような「ハンググライダーの修理ができない!」状況を予想して、自分の工場には最低限、材料さえあれば何とかフォローできる設
備を備えてはいたのですが…。
しかし、材料そのものが手に入らない状況では、もうどうしようもありません…。
私は思うのですが、このようなバックアップパーツがそろっていない現状では、ハンググライダー人口の減少に更なる
拍車がかかると思うのです…。
ハング人口が減れば、更に輸入元も経営が苦しくなり…。という悪循環に陥っていくのではないかと思うのです。
こういう現状より、私はごく近い将来、いきなりハンググライダーの火が日本から消えてしまうのではないか…?そんな
危機を感じているのです…。
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