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feed (ブルネイ日記 7月25日着想) 「幸せのメカニズム」 (2015/8/9 6:10:31)
140626 アヌシーTO Felix
140623 アヌシー世界選手権 TO
140627 アヌシー世界選手権 スタート前 空中待機

・時間が取れず、なかなか出来ないが、読書は好きである。
・疑似体験ができたり、新しい事を学んだり、考えさせられたり。
・そんな中で、これは素晴らしいと思える本に出会えるのは、年に1冊あるかないか。
・多分、今のところ、生涯で20冊弱。
・一昨年末に読んだ本で、ランクインされる「幸せのメカニズム」
・自分が幸せでありたいと思うと共に、更に自己中心的な考えから
 周りを幸せにしないと、自分が幸せになれないと思う私。
・大分前から、神社等でのお参りする時には、願い事の一つに
 「私の周りの人が、みんな幸せになりますように」 と唱えることにしている。
・「世界が平和でありますように」 それはそうだろうが、私には荷が重すぎる。
・先ずは出来るところから始めよう。
・そうした中で「幸福学」の研究は、必須である。
教訓そのXX 「「幸福学」と面と向かって向き合え。判断の基準は、そこにある。」

・例えば「人生の目的」なる本を読んだりした。
・残念ながらランクインせず。
・「人生の目的」の本は、幾つかの異論があった。 すっと入ってこない。
・この本は違う。
・この本が素晴らしいと思うのは、徹底的に科学的である事。
・アンケートを元に、徹底的に「因子分析」という手法で解析している。
・個人の主観ではなく、客観データ。先ず、受け入れてから考えざるを得ない。
勝手にAWARD 人生で為になった本 Best 20 「幸せのメカニズム」

・そう言えば、この愛読書シリーズに「地球の歩き方」も入れるべきか?
・過去の訪問国55、今回、マケドニアで行なわれるプレ世界選手権。56か国目。
 それに合わせて後輩に買って来てもらった「中欧」編。
 多分45冊目位。「人生で為になった本・シリーズ Best 20」ってところかな。

・さて、「幸福学」の研究。(引用)
幸せを感じられる為の4つの因子
 ① 自己実現と成長の因子
 ② つながりと感謝の因子(友達を持ちたいという考えもこれか)
 ③ 前向きと楽観の因子(全ては考え方次第)
 ④ 独立とマイペースの因子


・この中で、多分一番取扱いが厄介だと思うのが、①自己実現と成長の因子だと思う。
 少なくとも私の場合には。
・競争に勝ち抜こう、とか、アピールして、自己顕示欲を満たそう、とか。
・この因子は、他の三つとは性質が異なる。
・他者との優劣を競うものであったり、積極的に働きかけるものなので、
 実際にどううまくこの因子と付き合っていくのか、取扱いが難しい。

・勝者がいれば、敗者がいる。
 いや、勝者とて、必ずいつか、敗者になる。
・とは言え、競争を否定するものではない。
寧ろ、必須だと思う。
「変化と多様性、適度に競わせること、楽しむ為のエッセンス」
そんな処世術も持ち合わせている。

・ハング・グライダーから得た経験で良い事の一つに、大会に出た事がある。
・足尾山(茨城)、板敷山(茨木)、西富士(静岡)、竜門(和歌山)、池田山(岐阜)
 獅子吼高原(石川)、車山(長野)岩木山(青森)、毎年、全国で開かれていた日本の大会。
・オーストラリア選手権、全米選手権、欧州での幾つかの大会、そして世界選手権。
・数日間に亘って、正に全身全霊、全力で戦う。
・そして夜は大反省大会。
 皆で何がいけなかったか話し合う。語り合う。
 夜通し掛けて回収を行い、帰りの車中で景色を見ながら反省することも多々あった。
 「ここでもう少し上げていれば、次の展開が楽だったのに。」

・サラリーマン生活において、こんなに真剣に戦う場は、実はあまりない。
 学生時代は、学力テストで明確な順位付けが行われる。
 その世界は、サラリーマンになると、一転する。少なくとも日本では。
 恐らく会社の中で、上層部は、部下の順位付けをしていると思うが、本人には伝えない。
 所謂、出世レース。可能な限り、鼻一つと思わせて働かせた方が、意気消沈せず、働くだろう。
 多分、そんな理屈だろう。

・そんな中で、徹底的に戦い、反省を強いられるハング・グライダーの大会。
 「何故、私はあそこであんな判断をしてしまったのだろうか。」
 「あそこでああしていれば。」
 タラレバの後悔ばかり。
 しかも、同じ間違いを何度も何度も冒す。
 私の場合、間違いなく1000回以上も。

・楽しむ為にも、適度な競争は必要である。
勝手にAWARD 人生で為になった本 Best 20 「ダーウィン 種の起源」
・良く知られていることではあるが、生存競争で勝ち残らなければならない。
 多分、本能的に植えつけられているものだろう。
・そして競い合う事で、自己の向上が促進される。多くの気付きがある。進化がある。

・でも、他人と競い合えば、必ず優劣が生まれる。
 果てしない競争。完全無敵のトップ、という状況がまずあり得ない。
 あったとしても、それは一時。何時かは引きずり下ろされる。

・2004年、ある時ふと気付いた。
・あれっ、ハング・グライダーをやりたかったのは、単純に空を飛びたかったからだよなぁ。
 大会に出るのは、「何でも良いから、日本代表になる」というもう一つの夢を、
 ハング・グライダーを通じて、叶えようとしたから。
 「一旦、分けよう。純粋に空を飛ぶ事を楽しもう。」
 かくて勝手に引退宣言。
・拘りを捨て、多くの方々が競い合う、クラス1というカテゴリーから
 やっている人の数は少ないが、より高性能なクラス5にグライダーを乗り換えた。
 (写真:開発してくれたFelxiさん、本当にありがとう。) 

・フライトも、大会やその練習ではなく、クロスカントリー・フライト中心に切り替えた。
・結果、久慈川往復が出来たり、秩父まで飛べたり、自分の技術では、
 性能が劣るクラス1ではとても出来ない事をすることができた。
・実家の上を飛ぶ、という夢も、繰り返し達成できた。

・2010年のドバイ駐在を機に、いや2007年に一回、欧州での大会へ再参戦を始めた。
・慣れない欧州の地で飛ぶ難しさ。大会に参加すると、運営側が、飛ぶ前に気象条件を説明し、
 その日飛ぶのに適していると思われるコースを設定してくれる。
 多くの人が飛ぶので上昇気流がわかりやすく、安全なルートもわかる。
 途中で降りても、他の人も降りている可能性があり、回収がし易い。
 また、数年参加すると、今や再会を喜び合える友がそこにいる。
 勿論、競い合う事も大事だが。その優先順位は低い。
 処世術 そのXX 「安全を確保し、楽しむ為に大会に参加する」

・勿論、日本の大会でも、学生時代からの、多くの友達と交流する機会となった。
・これもハンググライダーを続けて来て、非常に大きな、良かった点の一つである。
・こんなありがたい場は、滅多にないだろう。

・更には競技人口が少ないことから、欧州の大会で準優勝。世界選手権参加に繋がった。
 「“なんでも良いから”、日本代表になる」 夢の達成。
・世の中、不思議なものである。

・①自己実現と成長の因子
・「創造」により、新しい道、新しい価値観を自ら切り開き、我が道を行く。
 世の中で一般的な基準の競い合いは、回避する。
 ハング・グライダーで非常識派として単独で飛ぶが如く。

教訓そのXX 「競争は大事である。
          但し、度合いを見極め、満足度をコントロールすること」


・本能の影響が大きいのだろう。
 中々難しい課題ではあるが、今のところの答えである。

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