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feed <飛丸日記 12月28日> 「1回、10回、100回、300回、そして1000回」 (2019/1/10 0:09:47)
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翌日からは、島の南部、中心街のコロンに移動してのダイビング

大阪大学体育会探検部ダイビング班
遡ること36年前、スキューバ・ダイビングを始めた時のクラブの正式名称である。
体育会だけあって、海猿宜しく、特訓に励んだ。
ウエイト抱えて立ち泳ぎをしたり、水中で装備装着訓練をしたり。
「三つ子の魂、100まで」ダイビング前日の禁酒は、今でも決まり事である。

「ダイビングは楽しい、ハングは面白い。」。
卒業後は極める喜びを感じられるハングに集中した。
その後、2005年に復活。
18年前の計画に従い、嫁さんをなんとか説得して一緒にスクールに入る。
「何時か奥さんと一緒に潜りに行きたい」若かりし頃の淡い夢である。
ここはハングではなかった。
ところが、土壇場で計画挫折。
涙、涙。嫁さんは、最後の最後、プール実習で、耳抜きが出来なかった。
とは言え、ここで立ち止まれないのが私。
嫁さんにサヨナラを告げ、一人黙々と回数を重ねる。
 
学生時代には串本や丹後半島、石垣や小笠原に合宿に行ったが
ハング中心の部活動。100本も潜ってはいなかった。
ドバイ駐在時代にオマーン・ダイブ・センターで買った1冊100回のログ・ブック。
2冊目がこのツアーで丁度終わり、300回の節目を迎える。

ダイビングはハングと違って、極めるものはあまりない。
大事な技術は、トラブった時の対応力である。
昔からの私の考え。
とは言え、昨今、この考えが少し変わりつつある。
物事はやってみなければわからない。
ハング界の名言「飛ばない奴の言う事は信じるな」
そもそも経験豊富な先輩方々に、この考えは失礼である。

何事にも、特に異次元体験のアウトドア・スポーツでは、
ソロで1回、10回、100回、300回とステップ・アップに節目がある。
数をこなさないと、見えてこない世界がある。
ハングしかり、乗馬しかり、S-ダイビングしかり。
そしてスキューバ・ダイビングも同じだった。

理論的に、体系だって説明出来ないのが情けないが、
300回を数える今、我ながら明らかに技術的に向上したと感じられる。
中性浮力の取り方、体の動き、空間把握能力、水中での記憶力。
異次元世界で過ごした時間がものを言っているのかもしれない。
理由はわからない。
兎に角、明らかに感じる自身の能力アップである。

ダイビングもまだまだ底が深い。
何よりこの浮遊感覚。これはテレビや写真では体現できない。
まだまだ続け、この先を見てみよう。 
「精進に対して、喜びは指数関数的に拡大する。」

因みにハングは1700回。
1000回を超えると、これはこれで違う世界が見えてくる。

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