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link 飛行中年 飛行中年 (2024/5/17 17:33:27)

feed 車中泊ハイエースの断熱化!その7 (2019/2/1 21:18:33)
今回は、車中泊ハイエース断熱化の細かな部分をご紹介致します!

まず、今回の断熱化で、私が一番恐れたのがコールドドラフト現象です!

いきなり専門的な言葉が飛び出してしまいましたが、これっていったい何かをご説明すると…。



車中泊では、普通窓にカーテンをつけますが、このカーテンの存在が、かえって車中を効率よく冷やしかねない曲者な

んです!

理由は上の図を見てもらえれば分かりますが、窓で冷やされた空気が、カーテンとの隙間で「煙突効果」を出してしまい、冷気が効率よく車

中に入ってきてしまうんです!

今回の断熱化では、そのようなことが起きないように一切カーテンは排し、窓からの冷気が入らないように工夫してみ

たのです。



まずはリアウインド。



全て断熱材で覆い、窓の下には隙間ができないようにしました。

次にサイドの窓ですが



開閉部分だけを残して、あとははめ殺しで断熱材。

寒いときは、この窓の部分にも…。



断熱材を取り付けるようにしました。もちろん下部には隙間はありません。

そして、居住部分と運転席との断熱ですが…。



この部分は、ちょっと工夫が必要でした。

まずは、シガーソケットからの電源を後ろに導くため、取り出し口を設けました。



ネオプレンというウェットスーツなどに使われている生地を用いました。

そして、上にある窓は何かというと…。



これは、カーステレオの音がよく聞こえるように、専用でつけてみました。

聞くときは…。



窓を開けます。

ここにはメッシュ生地が縫い付けてあります


今回のハイエースの断熱化がうまくいった理由は、おそらく、上記に説明したコールドドラフト現象対策がうまくいったからだと思っています。

実際、試しに窓の断熱材を外してみると、そこにたまっていた冷気が一気に車内に流れ込んでしまい、あわてて閉めるくらいでした。

以前は、この窓にたまっていた冷気の温度が、そのまま車内の温度だったのですから、これは大きな進展です!

車中泊車において、窓にはカーテンというのが常識ではありますが、これは寒い冬の場合、防寒を考えれば窓を断熱材でふさいでしまう方が効果的であ

るということがよく分かりました。


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