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空腹は最高の調味料である
明日は明日の風が吹く
(2019/12/16 10:30:42)
空腹は最高の調味料である (2019/2/11 18:15:47)
1cmぐらいのゴツゴツした石が5個。
これがわしのお腹をイタイイタイしていたのか、こんにゃろ~メ。
血管のストレート部が少ないらしく、苦労して二回目で成功。
点滴を打って、再び絶食スタート。
ゆっくりとよく噛んで食べる食事。味わいながら・・・
病院食でハンバーグが出てくるとは思いませんでしたね。
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空腹は最高の調味料である (2019/2/11 18:15:47)
今日、ようやく退院できました。
ご心配をおかけしました。
なかなかに紆余曲折、大変な通院・入院でしたよ。
ちょっと長いですが、記録を残しておくためにも、書き記しておきますね。
お腹から出てきた「石」はこれ。
と怒っても仕方がありません。これぞ身から出たなんとやら。
さて、この病気が最初に症状として現れたある晩のことから始めましょう。
【2/3(日)】
晩御飯を食べた後で、お腹のみぞおちあたりが痛くなりはじめたのですが、「うーむ、最近はやりの胃腸かぜかねぇ。それとも食べすぎたかな」程度にしか思わず、そそくさと就寝。
夜中にそれが激痛に変わってきて、もうあと少し、これで歩けなくなったら救急車というところまで行きましたわ。
【2/4(月)】
朝になって少し痛みが引いたので、町の胃腸科へ。たまたま会社にはお休みを頂いてた日なので、急な年休取得にらすなくてよかった。
既に朝の時点で「胆石が怪しいな」とは思っていたのです。ドイツ駐在時代から胆石があることは健康診断で分かっていて、いつかは痛みが出てくるかもしれないよと言われていたのです。
町医者でエコー検査してもらったら、案の定胆石があって、胆のうが炎症を起こしている可能性があるので、すぐさま総合病院を紹介されたわけです。
総合病院でも同じようにエコー検査と、血液検査、それにCTを撮られました。
やはり胆石による軽い胆のう炎だろうと。
お医者さんは「症状が治まってきているので、初めての発作ということもあるし、手術で胆嚢摘出するのは様子を見て判断しましょう」という見立て。入院しても良いし明日もう一回通院で検査でもどっちでも良いと言われたので、いったん帰宅して翌日通院検査に行くことにしたのです。
次の検査までの間、絶食。胆嚢は、肝臓で作られた胆汁を一時的に貯めておく臓器らしく、胃で処理された食物が噴門を通って十二指腸に入る際に収縮し、胆汁を食物に混ぜることで油分を分解するのだそう。その収縮の際に胆石が胆汁の通り道である胆道の入り口をふさいでしまうというのが、今回のわたくしの腹痛の原因らしいのね。
だから、絶食をするとその胆嚢の収縮が生じないので、腹痛もおさまるという訳。ふむふむ。
【2/5(火)】
翌日、再び総合病院で検査した結果、「まぁ、今は切らなくても良いけど、胆石があるのは間違いないので、炎症がおさまって1か月以上たってから手術していきましょう。胆嚢は切除しても日常生活に大きな支障はありませんからネ。とりあえず、次回胃カメラで胃潰瘍と十二指腸潰瘍がないか検査しましょう。」ということになったのです。。。ちょっとホッとしましたよ。
ところがです。帰宅して昼食をとった後、4時間くらいで再びお腹に違和感が出始め、やがて腹痛に・・・
昼食はお稲荷さん、サラダ、春雨スープ。ちょっと食べすぎたかな?
すぐに救急外来にかけつけ、即入院。ん~こりゃやばい。
こんな状態になりました。点滴。
点滴を打って、再び絶食スタート。
消化器科の先生は、すぐにでも手術できるようにできる検査はやってしまおうということで色々手配してくれて、内視鏡検査をすぐさま受けることになりました。
アレ、初めて受けたのですが、完全に寝落ちしてました。喉をしびれさせる薬を飲んだあと、横になって数秒で意識が飛んで、次に気が付いた時にはもう終わって、「特に異常はないようですよ~(笑)」という話を聞いていた。
んんん・・・いろんな人から話を聞いていた「ゲップを我慢するのが大変」とかはどこへ行っちゃったんだろうか。
そのあと、点滴を受けながら絶食して、翌日。
【2/6(水)】
窓からはわが街が望めます。結構見晴らしの良い病院なのよね~
消化器科の先生は「もう胆嚢摘出は時間の問題なんだから、今回の入院で取っちゃいましょうヨ~」という意見だったのですが、外科医の先生は「この患者は高血圧もかかえているから、もっと精密検査をしたうえで手術をしたほうがリスクが少ないから、できれば今回はいったんパス」という意見。
まぁ、確かに痛みがなければ問題ないわけで、実際、朝になったら、痛みが少なくなって来たので、「痛みがなくなったら、
3分がゆ、5分がゆ、全がゆ、ご飯と進めます。
ご飯を食べても痛みが出なくなったら退院してもよし。」という何ともわかりやすい方針になったわけです。
【2/7(木)】
翌日の朝食、3分がゆが出ました。おそるおそ
る口にするAngel。
でもやっぱりこの胆石は許してくれませんでした。3時間ぐらいでまた違和感と軽い 痛みが出始め・・・・モウアカン・・・
腹腔鏡手術・胆嚢摘出コースへとまっしぐらなのでした。
先生から「今なら手術室も空いてる。急患が入ってしまうと手術は明日になる。そうなると胆嚢の炎症が進んでリスクが高まるだけだから、今から切りましょう」と話があって、サクサクと手術の説明と手続きがあれよあれよという間に・・・
ココロの準備とか、キンチョーとかいう余裕もなく、手術室に横たわり、全身麻酔のガスをスーハースーハースーハー。自分で数えられたのは3回。
・・・・高血圧のリスクはもうどっかへ飛んで行ってましたわ~・・・
気付いたら手術は終わってて、冒頭の石を見せられて「ホレ、こんなんでしたよ。結構おっきかったですね。」と。なんだかホッとしましたよ。もうあの痛みにおびえることもない。
腹腔鏡手術の痕は4つ。みぞおちと、おへその傷が比較的大きくて痛む。
先生曰く「石が大きかったから、おへその傷も大きくなっちゃうのですよ」と。
ふーん、そんなもんかねぇ。
聞いてた話だと、おへそからは手術用具を入れるためのパイプを通すんじゃなかったっけ・・・
そんなこんなで、翌日から回復に向けた食事になるわけですが、これがすこぶる美味しかった。まさに「空腹は最高のスパイス」であると実感した次第。
【2/8(金)】
昼食は全粥。野菜のぬたのようなものが絶妙な味付けで美味しかった。
お粥ってこんなに美味しかったのね~~~と感動しつつ。
でも全部は食べられなかった。
夕食はおさかな。
大根おろしってやっぱり体に優しい感じがするね。
【2/9(土)】
朝食は野菜スープ
昼食はハンバーグ。
夕食はおさかな。
【2/10(日)】
朝食はお野菜のスープ。大根がメインだった。
昼食は鮭。
晩御飯は取り忘れ・・・アリャマ~
【2/11(月)】
朝食は豆腐の・・・味噌汁にあらず。コンソメスープでした。
外は雪景色。
無事退院できてホッとしています。まだお腹の傷は痛むけど、それは時間とともに癒えていくもの。胆石の手術の90%以上は腹腔鏡手術になっているそうで、技術の進歩ですねぇ。
ほんのちょっと前までは開腹手術だった訳で、皆さん
もっと大変な痛みに 耐えてこられたのでしょう。
わたくしの胆石はおそらく10年以上前からでき始めていたのでしょうが、いずれ発作で痛い目にあうのであれば、いま体力のあるうちに手術できたのは良かったのかなと、ポジティブシンキングしてます。
ところで、今回の入院する・しない、手術する・しないのどたばたは先の見通しが立たなくて大変でした。まぁ、見えないお腹の中の状態のせいな訳で、しょうがないんですけど、「入院するんかい、せーへんのかーい、手術するんかい、せーへんのかーい」とツッコミを入れたくなりましたわ。(笑)
なんとなくまだ完了はしてないけど、ひと段落。
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