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link 飛行中年 飛行中年 (2024/5/20 21:18:27)

feed ピラミッドは、こうすれば作れるんじゃないかな?その4 (2019/5/29 20:23:12)
突然ですが、皆さんはピラミッドは上から見ると「正方形」になっていると思っていませんか?

多くのピラミッドは、確かに上から見ると正方形になっているのですが…。

有名なギザの3つのピラミッドの形は、実は…。

上から見ると、ヒトデのような8角形のかたちになっているのです!



この形。実は、もし内部で「水圧」のような大きな力がかかった場合、より丈夫になる形でもあるのです!

その理由は…。

くぼみの部分が、ちょうどアーチ橋の石積みと同じ理屈で、力が左右に逃げていくためです。



ちょっと考えると、前回までの私の空想の「ピラミッド水道施設説」で考えると、内部からの水圧を均等に受ける「円錐形」が一番丈夫になるように思え

るのですが…。

円錐形を石積みで作った場合、個々の石の形が「扇型」にならざるを得ないため、内部からの力がかかると、石どうしが広がる形になってし

まい、崩れやすくなってしまうんです!

実は、このピラミッドの不自然な形も、私が「ピラミッド水道施設説」を思いつく一つの要因となりました。


ここまでの私のブログを読んで、「でも、エジプトって砂漠でしょ!平地ばかりで高低差があまりないはずだから、逆サイフォンの原理を使ったとして

も、そんなに都合よく水が流せないんじゃない?」。多くの方がそう考えると思います。

そこで、エジプト周りの高低差を調べてみました!

で、その結果は…。



実は、意外とナイル川河口の手前まで、高低差があったのです!

(ちょっと奥まで行けば、有名なアスワンハイダムまでありますしね!)

そして、ピラミッドがある場所も調べてみると、ナイル川に沿って建設されたものがほとんどなのです!

このような立地条件ならば、古代エジプト人は水を確保するために、何らかの水道施設を作っていたとしてもおかしくないと思えるんです…。


少し新しい時代に栄えた「ローマ帝国」の場合、水道を作ろうとした場合、ローマの周りは山あり谷ありだったため、「逆サイフォンの原理」で水道を

作ろうとしても、山にトンネルを掘る高度な土木工事が必要になったため、そのような工事は避けて、わずかな傾斜をつけた、流れによる水道が主に作

られていました。

しかし…。

エジプトの場合は、その文明は川に沿って築かれており、しかも、河口付近はデルタ地帯や砂漠などの平原…。

そのうえ、地面の多くは掘削しやすい「砂」です。

この条件って、「逆サイフォンによる水道施設」を作るには、最も向いている土地の条件でもあるんです!

次回は私の妄想の最終回!

もうちょっとお付き合いくださいね!



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