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link 呉本圭樹blog 呉本圭樹blog (2025/1/10 10:39:10)

feed 夕方4時からのレース (2019/5/30 15:34:04)
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前日降り続いた雨は好転した天気に
照らされ、雲が覆いがちな空。

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上空は北風も強く、いつものテイクオフは使えないので西面のテイクオフを使うことに。

ブリーフィングは大会本部で行われ、そこで58kmのタスクの発表

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それにしてもそこまで行くには時間がかかり、選手を一度に搬送できないので、数回に分けて搬送。

問題は西のテイクオフは標高が高く、そして雪面も残る場所で、吹きさらしの斜面!!

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寒い!
当然のように最初のバスにのり来たのを後悔。温度はゼロ度近く。
みんな固まってとりあえず準備をしながら全員が来るのを待ちます。

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その後全員の準備ができる頃に雨雲が通過。グライダーをパッキングして雨をしのぎ、また準備して離陸したのは4時。

まだ雲がかかり暗い空。
必死に上昇気流にしがみつく選手たち。
私はそれにこぼれかけ、スタートとは別方向に一気に進む。そこにはアルベールビルの街を太陽が照らしている。

そこで一気に上昇。全員に追いつくも、そこは雪山の斜面を張り付くようにフライト。

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なんとかスタートをして山を渡る頃にはファーストグループ。そして高度もかなり上の方。

その先はまたしても暗い空が広がっている。でも行くしかない。
そう決めたトップグループの集団と、そこでもう少し待つことを決めた集団。

ここでこの日のレースは決まってしまった。
私やシャルといった20機程が低くなっても攻めていく。
なんとかターンポイントをとって折り返したときその光景に愕然

遥か高い高度を大集団が飛んでいく。
待っていたグループは我々がアタックしてる頃、突然の強いサーマルでほぼ全員が雲の高さまで持ち上げられたということ。

そのままほとんど高度をロスすることなくゴールまでレースを運んだ彼らに対し、我々は高度を稼いではなんとか進むという苦しい戦いに。

ゴールはしないと次につながらない私もなんとか駒をゴールまで進めたものの、結果は70位という散々なもの。

この日は波乱となり、トップ選手達も多くがゴールまでたどり着けなかったりとしたレースとなる中、ヨーロッパ選手権を制した若手がこの日を満点トップゴールを切った。

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私は苦しい戦いに。
しかし残り3日、コンディションはかなりいいということ。

思いっきり飛んで順位を上げていきます


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