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feed <飛丸日記 5月21日、22日> 「東南亜制覇の旅」 「捕鯨問題に思う」 (2019/6/11 0:15:21)
190519-UXO Visitors Center
190518-Wat Mai
190520-Wat Xiengthong
190520-先端橋
190521 River House
190522-Patou Xai
190522 f Patou Xai
190522 Army History Museum
「冨原さん、コーランは読み終えたか。」
ブルネイに戻り、数週間後、久しぶりに会った友人。
私がコーランを読み始めている事を知っている方からの突然の質問。
「いやまだ。まだ半分も読んでない。
 先日、ラオスに行き、今は 南伝仏教を勉強中。
 やっと2冊目を読み終えて、現在3冊目に取り掛かったところ。
 コーランは、駐在中には読み終えるから・・・。」
「コーランにはこんな良い話があるんだ。あるところに・・・・」

海外では、「政治・宗教の話はするな。」と一般的には言われるが、
親しくなると、自ずとこんな会話がなされる。
「何故イスラムで産業革命は起きなかったのか?」
こんなテーマも含めて、お互いの考えを議論した事もある。
それも某大臣と膝を交えて二時間も。

3日目、古都ルアンパバーンの街を歩き、様々な寺院や博物館を訪れる。
夜、首都ビエンチャンに移動し、翌日も大Walking大会。この日だけで23㎞。

そんな中、訪れた場所の1つが爆弾処理センター。
アメリカが落とした爆弾の、不発弾を処理する活動の拠点である。
いろいろない思いが頭をよぎる。
こんな物を日本にも一杯落としたんだろうなあ。それも無差別に。
今の世代を攻めても仕方がないが、人間の仕業ではないよなぁ。
まあそもそも、彼らは対象を人間とは見なしていなかったのだろう。

「全ての人は平等である」
最近読んだ本によると、この言葉が最初に言われた当時、
人の範囲に、有色人種は入っていなかったらしい。
かつては奴隷貿易が盛んだった。何故、そんなことが出来たのか。
3,4年前に読んだ本によると、当時ローマ法王のお墨付きがあったらしい。
「黒人は人間ではない」と。
2,3年前に読んだ「ローマ亡き後の地中海世界」によると
西暦500年から約1000年の間に、北アフリカからのイスラムの来襲により、
フランスやイタリア南部では推定百万人が拉致されたという。
救出には、ひたすらお金を払って開放してもらったとか。
私には全く想像を絶する世界である。

今回、読み切った本は3冊。うち一冊は上座部仏教の本。
読み進めると、なんだか気持ちが悪い程、普段考えていることに近かった。
あれっ、私は実は上座部仏教徒?
家は神道なのだが、改めて自分の立ち位置を考える。

仏教は命ある物全ては尊いという考え。キリスト教は、先ず人間は特別な存在。
ほ乳類で知能が発達した鯨も、特別な存在。
明らかに捕鯨問題は宗教問題である。

宗教が、どんどん前面に出ている今の世の中。
宗教の勉強なくして、世の中は理解出来ない。
イスラム教とキリスト教。自称、姉妹宗教。
その歴史を考えると、この人たちが、うまく行くとは思えない。

そもそも神様は一体何をしているのか。
我が「神の種族の進化論」によれば、神様が望んでいるのは只進化のみ。
一人ひとりの幸福など、神様は関心がない。
進化を促す戦争や宗教対立は、寧ろ神様の意図するところ。
神様の顔色だけうかがって生きても人は幸せにはなれない。

何が言いたいか・・・。
いやいやまだ考えは纏まらない。
取り合えず、この旅行での考察では「悟り」にまでは至らなかった。
私には、「創造」を呼び起こす旅がまだまだ必要である。

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