ホーム >> RSSセンター >> (8月17日) マケドニア戦記 その4 「蕎麦屋の出前3時間」vs「夜中の回収2時間」

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feed (8月17日) マケドニア戦記 その4 「蕎麦屋の出前3時間」vs「夜中の回収2時間」 (2015/8/20 11:19:00)
150817c Midnight Break Down 2M
150817a TULIO Take Off-2M
150817b LD-2M

このエリアの良い点の一つが、宿泊設備がTOのすぐ近くにあること。山頂に大会のHQが置かれたホテルがあり、2.5㎞離れた並びにTOがある。一人参加の私には、グライダーを山頂に持って行く手間が大幅に緩和される。
ところが初日の今日はいきなり、風向きが悪くて30㎞離れた盆地の対岸の山に移動。グライダーはTIMの車の上。「人だけ乗せて」と女子世界チャンプ、欧州連戦中の女王の車に便乗。道中、大会の成果やら、大会渡り歩きの状況を聞く。
「この運転手のTulioさんに一杯世話になりまして。。。」Tulio???なんか聞いたことあるなあ。「ひょっとしてミラノ近郊に住んでいるあのTulioか?」「そうだけど、何で知っているんだ?」「忘れたのか、2007年のイタリア大会で、アルプスの谷の中に降りてしまって二人で1時間歩いたのを?」「おおぉ、お前か!」車内で固い握手。不思議なものである。ハングの友達は、お互い思い出深い。
(写真2、サブTOから飛ぶTulio)
「風が強くなる一方なので、今日は予行演習の競技はキャンセル。飛びたい奴は早めに飛べ」ところが11時半に山頂についたにも関わらず、待てど暮せどTimが来ない。3回電話。「どこにいるの?」「もうすぐ着くから」「悪い、道に迷った」「わからん」
結局、3時間待ち。14時半に到着。「世界チャンプと言えど、初めてのエリアでは道もわからないのか!」ってまあ、仕方がないか。
「どうする?」既に殆どの人が強風の為、畳み終わっていた。一分検討。「飛ぶ」「えっ」それから開発された新しい組み方を教わり、やっと16時過ぎにTO。本日43分。Tulioは1300m上昇したというが、私は300mだけ上昇。とは言え、あきらめてハイキングに行こうと思っていた山頂の遺跡はゲット。
17時前にランディング。大忙しで片付けて、Tulioさんに自分の身体だけの回収を依頼。もう一度、明るいうちにグライダーだけ取りに来よう。
・・・ところがなんと、グライダーが片せない。解体方法が分からない。
20時から21時まで大会説明会。そこでTIMに会い、方法を聞く。
Tim曰く、「ごめん、ばらし方を教えていなかった。あれはややこしい。自分が行く。」
かくて世界選手権者殿と往復2時間、真っ暗な中、グライダーの回収に。ホテルの戻りは23時半過ぎ。
ありがとう、TIM。往復2時間、お蔭でいろいろなグライダーの話が出来ました。

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