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「人間とは、何ていい加減な生き物なんだ。」
やった！やっとついた。なんて書いてあるか読めないけど、間違いなくアレキサンダー大王。東征記の意訳本を読んだのは確か中学の時。マケドニアはイメージ通りの国だった。56か国目。いろいろあっただけに感慨深い。
レンタカーを借りてエリアを目指す。どう見ても雲底は2800mはある。成る程、山は低くとも内陸で乾燥しているから、マケドニアは良いんだ。（後で聞いたら、他のエリアで3000m上がった人もいたらしい。）
とその時、道路の穴ぼこにあたって車がバースト。ええぇ！。人生4度目のバースト。一度目アメリカ、オーエンス。山に上がる時の鋭い石で。2回目、池田の大会の帰り。3回目、スペインで帰りの空港に向かう時。そして今回。んんん。海外でのバーストが多い。今回は明らかに私のミス。空を見過ぎで、路上の穴ぼこに気づかなかった。タイヤ交換をしている際にふと気づく。飾り付けられたホイール・カバーの数々。なんじゃここは。多分、数多の人がバーストしたんだろう。因みに私のホイール・カバーはふっとんで何処かに行ってしまった。まあ、いつか誰かが見つけて、飾ってくれるだろう。
道に迷って引き返そうと思ったところに、グライダーが降りてくる。
話をしてみるとびっくり。宿の手配やら、メイルでやり取りしてくれていた大会の運営者Iだった。フォローを無理に飛んでぶっとんだらしい。なんという偶然。
テイクオフに上がると、確かに風が悪い。2000㎞掛けて私のグライダーを持って来てくれた世界選手権者のTIMに出会う。暫く談笑。今日は諦めてフライトを断念したとのこと。
と言うことは、昨日ついても今日は飛べなかったという事。1日遅れは全く影響がなかった。良し、練習フライトは出来なかったけど仕方がない。昨日は10倍返しと言えるかな。明日からの本番を頑張ろう。
夜、受付手続き。聞いてみると・・・あれっ。大会は明日からではなく明後日かららしい。という事は、明日練習フライトが出来る。
んんん、全て上手く収まってしまった。何ともはや。なんだろう、これは。
それにしても、大会日程を間違えるなんて、何ていい加減なんだろう。