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link 飛行中年 飛行中年 (2024/5/17 1:23:11)

feed 車中泊の旅で一番つらいこと…。 (2019/8/2 17:04:43)
皆さんは、「車中泊の旅で一番つらいこと。」と聞いてどんなことを考えるでしょうか?

生活が不便。雨の日が大変。狭い空間での生活はストレスを感じる…?

実は車中泊の旅で一番つらいのは、そんなことじゃないんです…。


私はこのブログの紹介にもありますが、すでに車中泊歴は30年を超えています。

ほぼ日本中行ってしまい、夏の北海道などは10回をこえたあたりから、何回行ったか数えなくなりました。

そんな車中泊の旅で、特に夏の北海道なんかの場合、面白いもので毎年同じ場所に同じ方をお見受けするのです。

聞けば、やはり、その場所が気に入り、毎年来ているとのこと…。

たまたまそんな方がいる車中泊場所に泊まるととになり、そんな常連の方といろいろと旅の話なんかで盛り上がり、新しい人との出会いに感謝しながら

次の日その場所をあとにする…。

そんなことを繰り返していると、

どうしても。

どうしても。

旅先で仲良くなった方の訃報を聞いてしまうことがあるんです…。

これは本当につらい…。

これが一番つらいんです。

だいたい同じ場所にずっと滞在する方は、その場所に同じ穴の狢(失礼かな?)ではありませんが、他にもその場所を常宿としている方がいるもので

す。

そんなお仲間から、「実はあの方、亡くなったんですよ…。」

なんてことを聞いてしまうことがあるんです…。


旅を長く続けていて、いろいろな方と出会う機会が多く持てるんですが、そんな方たちの多くが…。

一生懸命、今、自分が一番やりたいことをやっている。

という印象を受けます。

当然、旅をしている本人は、限界まで旅を続けようとするわけであり…。

だからこそ、どうしても、そんなつらい出来事に遭遇してしまうことになるんです。


でも、私は思うのですが…。

人は必ず死ぬもの…。だったら、どれだけ自分の人生を充実したものにするか…。

そのことが、一番大事なように思えるのです。

自分が生ききるためにはどうすれば良いか…。それを考えるのはとても大事なことだと思います。

例えば、100年の寿命がありながら、やりたいことや目的、そして、愛。そんな大事なものを見つけられずに無意味に100年を過ごしてしまう…。

これははっきり言って生きているとは言えないでしょう。

しかし、たとえ余命1年の寿命でも、自分に残された時間を有効に使って、自分のやりたいことをしっかりとやる…。

これこそが人が生ききっている。

寿命なんて、幸せの中のたった一つの要因に過ぎない…。

そう私は思うのです。



旅を長く続けていると、そんな前向きな考えで、自分が生ききろうと頑張っている方に多く出会います。

そんな方との出会いが楽しくて、結局、私はつらいことがあっても、ずっと旅を続けているのかもしれません…。




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