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link 競技事業部|日本パラグライダー協会(JPA) 競技事業部|日本パラグライダー協会(JPA) (2024/12/26 8:58:23)

feed 代38回デサントバードマンカップ獅子吼2019 (2019/8/7 21:26:35)

デサントバードマンカップ開催週間、長かった梅雨が明けついに夏がやってきてくれました。そしてこの時期100%の大会成立確率を誇るデサントバードマンカップは、大会初参戦の選手からワールドカップ帰りの選手まで、このところ飛べていないうっ憤を晴らすべく、大会成立の期待感が最高潮の中レースの熱戦の火ぶたが切って落とされました。

大会初日
テイクオフへあがってみるとクラウドベースは高いものの、かなり強い逆転層がみうけられ、チャレンジクラスは12㎞のショートタスク、N2リーグも22㎞の短めのタスクが発表されました。デパーチャーオープン時刻は、12時前後のサーマルの中休みが考慮され、CL 12:45、N2 13:00に設定。また、最近あまり飛べていないだろうと思われる選手たちがウオーミングアップできるように超早めの11:30にゲートオープンされました。

先陣を切って飛び出したのは、ジャムスポーツ所属の学生井出選手。そして、彼に続き続々と選手たちが空へ飛び出し、渋いながらも滞空できるコンディションにしがみついてデパーチャーオープンを待ちました。あの、クリスチャンマウラーも駆け出しのころは真っ先に飛び出し、飛んでみないとわからない「風を読むこと」のキャリアを積んできたそうです。思いっきりの良くテイクオフしていく井出選手の今後活躍に期待したいところです。

この日のレースで高得点をあげたのは、CLではスタート時刻に1100mのクラウドベースベストポジションからスタートした元ナショナルリーガーの中村選手が平均時速24,75㎞の他を寄せ付けない圧巻のゴール。N2クラスはバーズパラグライダースクールの岸選手がリードアウトポイントを獲得する思い切りのよい飛びで初日トップを決めました。N2ナショナルクラスでは、ワールドカップ帰りの中島選手が満点のトップゴール。
パラグライダーのレースで早く飛ぶためには、必要以上に高度を獲得しないのがコツと言われますが、各リーグトップの3名のフライトログは、まさにその域に達してるような軌跡を示していました。

この日は、創設者が鶴来町出身という株式会社デサントから、地元出身の方がお見えになられ、開会式ご参列、タンデム飛行体験、そしてこの日トップ選手たちへの賞品授与と多忙な一日を過ごされました。毎年、すごい賞品を提供頂いて本当に感謝します。

大会2日目。
昨日よりクラウドベースは低いものの午前中から程よいサーマルコンディションということで、両リーグとも昨日より時間を飛んでもらうタスクを設定。スタート時刻は午前中に設定され「手堅く上げきるのか」「1周のセンタリングを惜しんで先に進むのか」風を読む能力と行くのか行かないのかの判断能力が問われる興味深いレースが始まりました。

コンディションはしり上がりに良くなり、この日もゴール者多数の戦いとなりました。
そして2日目、チャレンジクラスでは地元スカイ獅子吼パラグライダースクールの北口選手をわずかにリードしてゴールを切ったエアパークCOOの阿部選手が1000点を獲得。N2クラスは昨日、午前中の渋い中生き残ったにもかかわらず痛恨のランディングを喫してしまった寒風山パラグライダースクールの若手田邊選手がナショナルクラスの上位陣に食い込む好成績でこの日のトップを獲得しました。

両日ともにゴール者多数の第38回デサントバードマンカップを制したのは

チャレンジクラスでは2日間堅実な飛びでゴールを決めたJMB四国パラグライダースクールの渡邊選手、女子優勝はJMBエアハート九州の富重選手でした。両名ともに普段からホームエリアでクラブコンペを楽しんでいる方々で、日ごろの鍛錬が結果として現れたのではないかと思います。

N2クラスを制し、栄えある獅子頭杯に名前を刻んだのは岩野選手、女子は谷藤選手の両名で、ここ数年チームで大会参加を果たしている今井浜フライングスクールのメンバーがアベック優勝でした。

各クラス、チーム戦で入賞した選手の皆様おめでとうございます。そして、参加していただいた選手の皆様本当にありがとうございます。来年もぜひ、獅子吼高原で熱い大会を繰り広げましょう。

チャレンジクラス総合 
優勝  渡邊 悦雄
準優勝 阿部 耕治
第3位 荒金 正之
第4位 富重のぞみ
第5位 堀井 重雄
第6位 中村 裕昭

チャレンジクラス女子 
優勝 富重のぞみ
準優勝 小川 春佳
第3位 小名木伸枝
第4位 庄子 笑梨
第5位 八子 文恵

チャレンジクラスチーム戦 
優勝  なまず(荒金 正之、田中 幸雄、飯田 剛成)
準優勝 チャウチャウ(中村 裕昭、小名木伸枝、北口 勉)
第3位 チーム立山(才記 由次、関口 敏夫)

N2クラス総合 
優勝  岩野おさむ
準優勝 谷藤 幸子
第3位 藤原 雅宏
第4位 伊藤 弘子
第5位 谷藤 公明
第6位 西川 慎治

N2クラス女子 
優勝  谷藤 幸子
準優勝 伊藤 弘子
第3位 千葉 恵
第4位 中久喜千代
第5位 相原 陽子
第6位 山岸 里子

N2クラスチーム戦
優勝  今井浜(岩野おさむ、谷藤 幸子、谷藤 公明)
準優勝 西日本連合(岸 幸民、藤原 雅宏、山崎 勉)
第3位 中村門下生(袴田 涼輔、佐野 邦夫)

ナショナルクラス 総合
優勝  中島 義雅
準優勝 高木 弘志
第3位 平松 久
第4位 薬師寺 哲
第5位 吉田 和博
第6位 芦田 智昭



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