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ハンググライダーの整備方法。
飛行中年
(2024/12/25 18:57:24)
ハンググライダーの整備方法。 (2019/9/8 16:22:02)
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ハンググライダーの整備方法。 (2019/9/8 16:22:02)
現在、JHF(日本ハング・パラグライディング連盟)の、ハンググライダー整備認定者は、その多くが60歳以上!
これでは、近い将来ハンググライダーの整備が行えなくなってしまいます…。
ということで、今回はハンググライダーの整備の基本をご紹介しておきたいと思います。
もし、ご自分で実際にこの作業にチャレンジしたい方は、まずは上記のハンググライダー整備認定者の指導を受けてください。
まずは翼端のセール留めから外します。
ベルトでとまっている機体もありますが、写真の機体はカーブドチップ機なので、クレビスピンで留まっています。
次はノーズ側のセール留め。
このスクリューを外します。
あとはキールポケットのセール留めを外します。
この機体はリアワイヤーと共に留められているので、このボルトを取ることになります。
同時にリアワイヤーも外せるので、作業が楽ですね!
ハンググライダーのセールは、上記の三か所で留められているんですね!
次は、フレームを取り出すために、まずはワイヤーを外していきます。
今回の機体はウイルスウイング社のもののため、コントロールバーの先端や、キングポストの先端で取り外します。
しかし、他のメーカーの場合、フレーム側、つまり、スパーやあるいはクロスバー側でワイヤーを外す方が効率的になります。
まずはコントロールバー先端部の黒いブラケットを外します。
リア、フロントワイヤーが簡単に取れますね!そして、フライングワイヤーも外します。
次はキングポスト側。
中央のスクリューを外せば、左右のランディングワイヤー、フロント、リア、そして、ピッグテールワイヤー(ラフラインを留めるワイヤーのこと。
これ、ウイルスウイング社での正式名称なんです!)が簡単に外せます。
次は、リアスパーを抜きます。
リアスパーを抜いておくと、フレームをセールから抜き取る時が楽です。
組み立てるときはこの逆で、フレーム本体をセールに入れた後にリアスパーを入れると、作業が楽になります。
フレームを抜き取るときに、キングポストが後ろに倒れていないといけないので、後ろに倒します。
この機体の場合は、そのままではキングポストが後ろに倒れないので、仕方がないので根元のボルトを外してしまいます。
以上の作業を済ませて、ノーズの方からフレームを引っ張ると…。
フレームが抜けてくれます。
後は作業台に乗せて、ゆっくりフレームをチェックすれば良いわけですね!
ちなみに、私の場合、ここまでがだいたい20分くらいです。
各ボルトを抜き取って、すべてのパーツをチェックしていきます。
同時にフレームの異常やボルト穴の周りなどのチェックします。(異種金属同士が当たるため、腐食が起こりやすい)。
また、チェック後ボルトを締める要領なのですが、絶対に強い力で締めてはいけません!
ボルトを強い力で締める理由は、ナットが取れないようにするため…。しかし、ハンググライダーの場合は、
セルフロックナットが使われていますから、強い力で締める必要がないんです!
一つの要領として、上の写真のように、指で締める方法があります。この程度の締め付け力が適正になります。
ウイルスウイング社の場合、ボルトの抜け止めはOリングが使用されていますが、私はこのリングが取れるのを防ぐために、上のようにテープを貼って
います。
いくらかはマシになるようです。
フレームのチェックが終わったら組み立てです。
私の場合は下の写真のようにセールをV字型に広げてフレームを突っ込みますが、人によってはセールを横にした状態で入れたりしますね!
最近の機体は、セール内にベルクロやリブがあるので、私は写真のV字型をお勧めします。
ベルクロやリブの内側をフレームが通らないように、フレームを目いっぱいに広げながらセール内に挿入していきます。
次に、外したキングポストを取り付けます。
くれぐれも、ワイヤーの配置に注意してください!
この辺は複雑なことが多いので、オーバーホール前に写真を撮っておくことをお勧めします。
リアスパーを突っ込みますが、ダイブスティックの配置に注意してください。
先ほどとは逆手順でワイヤー、ボルト、ピンを取り付け、最後はノーズのスクリューセール留めを取り付けますが、これは、機体を広げて行
った方が、楽に取り付けることが出来ます。
組みあがった機体は、隅々までチェックしてください。
出来ればこの時、自分だけでなく、もう一人機体に詳しい方にチェックしてもらうと良いです。
これにより、思い込みなどによる機体の組み立てミスを防ぐことが出来ます。
(昔、私が訪問した、オーストラリアのエアボーン社は、必ず二名でチェックしていました。)
だいたいこのような工程で、ハンググライダーのオーバーホールは進められます。
近い将来、ハンググライダー整備認定者の数が激減するはずなので、何とかこの技術をつなげていきたいものです…。
これでは、近い将来ハンググライダーの整備が行えなくなってしまいます…。
ということで、今回はハンググライダーの整備の基本をご紹介しておきたいと思います。
もし、ご自分で実際にこの作業にチャレンジしたい方は、まずは上記のハンググライダー整備認定者の指導を受けてください。
まずは翼端のセール留めから外します。
ベルトでとまっている機体もありますが、写真の機体はカーブドチップ機なので、クレビスピンで留まっています。
次はノーズ側のセール留め。
このスクリューを外します。
あとはキールポケットのセール留めを外します。
この機体はリアワイヤーと共に留められているので、このボルトを取ることになります。
同時にリアワイヤーも外せるので、作業が楽ですね!
ハンググライダーのセールは、上記の三か所で留められているんですね!
次は、フレームを取り出すために、まずはワイヤーを外していきます。
今回の機体はウイルスウイング社のもののため、コントロールバーの先端や、キングポストの先端で取り外します。
しかし、他のメーカーの場合、フレーム側、つまり、スパーやあるいはクロスバー側でワイヤーを外す方が効率的になります。
まずはコントロールバー先端部の黒いブラケットを外します。
リア、フロントワイヤーが簡単に取れますね!そして、フライングワイヤーも外します。
次はキングポスト側。
中央のスクリューを外せば、左右のランディングワイヤー、フロント、リア、そして、ピッグテールワイヤー(ラフラインを留めるワイヤーのこと。
これ、ウイルスウイング社での正式名称なんです!)が簡単に外せます。
次は、リアスパーを抜きます。
リアスパーを抜いておくと、フレームをセールから抜き取る時が楽です。
組み立てるときはこの逆で、フレーム本体をセールに入れた後にリアスパーを入れると、作業が楽になります。
フレームを抜き取るときに、キングポストが後ろに倒れていないといけないので、後ろに倒します。
この機体の場合は、そのままではキングポストが後ろに倒れないので、仕方がないので根元のボルトを外してしまいます。
以上の作業を済ませて、ノーズの方からフレームを引っ張ると…。
フレームが抜けてくれます。
後は作業台に乗せて、ゆっくりフレームをチェックすれば良いわけですね!
ちなみに、私の場合、ここまでがだいたい20分くらいです。
各ボルトを抜き取って、すべてのパーツをチェックしていきます。
同時にフレームの異常やボルト穴の周りなどのチェックします。(異種金属同士が当たるため、腐食が起こりやすい)。
また、チェック後ボルトを締める要領なのですが、絶対に強い力で締めてはいけません!
ボルトを強い力で締める理由は、ナットが取れないようにするため…。しかし、ハンググライダーの場合は、
セルフロックナットが使われていますから、強い力で締める必要がないんです!
一つの要領として、上の写真のように、指で締める方法があります。この程度の締め付け力が適正になります。
ウイルスウイング社の場合、ボルトの抜け止めはOリングが使用されていますが、私はこのリングが取れるのを防ぐために、上のようにテープを貼って
います。
いくらかはマシになるようです。
フレームのチェックが終わったら組み立てです。
私の場合は下の写真のようにセールをV字型に広げてフレームを突っ込みますが、人によってはセールを横にした状態で入れたりしますね!
最近の機体は、セール内にベルクロやリブがあるので、私は写真のV字型をお勧めします。
ベルクロやリブの内側をフレームが通らないように、フレームを目いっぱいに広げながらセール内に挿入していきます。
次に、外したキングポストを取り付けます。
くれぐれも、ワイヤーの配置に注意してください!
この辺は複雑なことが多いので、オーバーホール前に写真を撮っておくことをお勧めします。
リアスパーを突っ込みますが、ダイブスティックの配置に注意してください。
先ほどとは逆手順でワイヤー、ボルト、ピンを取り付け、最後はノーズのスクリューセール留めを取り付けますが、これは、機体を広げて行
った方が、楽に取り付けることが出来ます。
組みあがった機体は、隅々までチェックしてください。
出来ればこの時、自分だけでなく、もう一人機体に詳しい方にチェックしてもらうと良いです。
これにより、思い込みなどによる機体の組み立てミスを防ぐことが出来ます。
(昔、私が訪問した、オーストラリアのエアボーン社は、必ず二名でチェックしていました。)
だいたいこのような工程で、ハンググライダーのオーバーホールは進められます。
近い将来、ハンググライダー整備認定者の数が激減するはずなので、何とかこの技術をつなげていきたいものです…。
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