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「やりたい事」をやるにはお金が要る。時間が要る。準備が要る。
周りの理解が要る。いや、反対を押し切る強引さが要る。
数々の課題を乗り越えて、何とか「やりたい事をやる場」に辿り着く。
とは言え、それが、「自分が期待していたもの、夢描いていたもの」かどうか、
これはまた、別の問題である。

昨年は夏期休暇でフランス、アルプス南部でのグライダー練習に。
今年もその続きを計画するも、講師さんと日程調整がつかず断念。
代わりに欧州でのハングの大会参加を目論むも、こちらも日程が合わず断念。
止む無く「やりたい事リスト」を改めて見直す。
「乗馬 in サファリ」
ドバイ駐在時、乗馬が盛んで、頻繁にやる機会があり、その時に書き込んだものだ。
サファリで乗馬をするにはかなりの技術が要る。
馬は臆病である。野生動物に出会ったら、過敏な反応をするのは想像に難くない。
技術的問題から棚上げにしていたこの目標、今回はそれに挑むことにした。

ネット・サーフィンをして、ツアーを探す。
先方から乗馬歴の問い合わせ。
オーストラリア、中国、モンゴル、イギリス、スウェーデン、スペイン、エクアドル、
スリランカ、マレーシア、そしてドバイとブルネイ。
いつの間にか、幾つもの国で乗馬ツアーへ参加している。
その事をアピールして、合意は得られたものの、「兎に角、練習して来い」のお言葉。
「はい、言われなくても練習します。」

5月から計4回、14年前、乗馬を初めたブルネイ乗馬クラブで練習を再開する。
調子に乗って連続ジャンプまで。そして3回目には人生8度目の落馬。
何時も以上に前途多難なツアーの始まりである。

（写真2枚目以降は乗継先のアディスアベベ（エチオピア））
（ミリ（マレーシア）/KL/シンガポール/アディスアベベ/
ビクトリア・フォールズ（ジンバブエ））
不効率極まりないこのルートだけ、何故かほぼ半額のチケット代金。
27時間掛けて辿り着く）