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feed <TMC日記 8月11日> 「晴天の城巡り」 浜松城 (2019/10/7 20:50:31)

翌日は娘と二人で浜松城を訪れる。
今や社会人2年目となった娘。
仕事の話やら、○○○○○○○の話など、様々なことを話し合う。
以前は毎年娘、息子それぞれと2人で旅行に出掛けていた。
富原家の年中行事。
その頃の事が思い出される。
今や子育ては終えたと言える私、振り返るにあまり褒められたものではないが、
この年中行事はお勧めである。

天守閣に辿り着くタイミングで、計ったかの様に、熱弁のピークに至る。
「神の種族の進化論」
「人類は次世代へとタスキを繋いで行かなければならない。
 それが我々の使命であり、また幸せを感じられる事だ。」
娘に対してこの話。ん?平たく言うと、「孫の顔が見たい」
既におじいちゃん願望モードである。

その後、三度目のお袋詣で。
親父の急逝後、私が「遠隔経営」して来たとは言え、
社長の重圧を担って来たお袋。
病を患い、流石に気落ちしている。

「社長の座は直ぐ降りたい。手続きを取って欲しい。
 でも、社長はやるなと言う伊藤忠の条件が満たせないからと言って、
 伊藤忠は辞めない様に。」
「社長退任の件はわかった。直ぐに手続きを取る。
 でも、伊藤忠を辞めるとか辞めないとかは私の話。
 もう自分で生計を立てている。子供じゃないんだから。
 そんな事は、この件に関わらず、自分で決める。」

「息子の大学卒業まではちゃんとサラリーマンをして面倒を見なさい。」
「そりゃ、私が生きていたら面倒は見るけど、息子ももう大学生。
 私が急に死んだって、奨学金とか使って自分でなんとか出来るだろう。
 それ位、苦労した方が却って本人の為になる。何の問題もない。」

息子の事、孫の事、世の中の母親の一般的な心配事なのだろう。
いつもいつも同じ話の繰り返し。
1時間余りでそそくさと退散する。
ブルネイからの緊急帰国。合計3時間余り。これにてお見舞い終了。

病院を出て、娘と歩きながらお袋との会話を振り返る。
「社長は辞める、って言ってたよなあ。
親の健康を考えたら、息子としてそれには直ぐに対応しないと行けない。
とは言え伊藤忠が私の兼業を認めてくれる条件の一つは
「社長はやらないこと」。
考えられる選択枝は四つ
①伊藤忠を辞める
②㈱トミハラを閉めるか売却する
③誰かを社長にする
④伊藤忠と話し合って条件を変えてもらう
これはかなり追い込まれた事態だなあ。」

まあ、いいや。未来の富原淳が、この問題を何とかするだろう。
今は娘とのひと時を楽しもう。

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