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feed 上級タンデム技能証検定受験 (2019/12/9 23:21:36)
先週末の土日、朝霧で行なわれました上級タンデム技能証検定を受けました!
昨年のタンデムで起きてしまった大きな事故を受け、私が所属するパラグライダーの協会:JHFは、パイロットの技能検定を行い、その検定に合格したパイロットにのみ、パッセンジャーに制限のないタンデムフライトを行うことができる資格を与えることにしたのでした。お仕事でタンデムをする我々としましては、この資格を是非とも取らなくてはなりませんので、スカイ朝霧のタンデムパイロット総勢12名で受験したのでしたぁ。

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試験内容は、1日目ソロの高高度フライト、ソロのショートフライト、学科試験、2日目タンデム機材チェック、タンデム高高度フライト。検定基準はかなりシビアです。木金で行なわれた検定会では、受験者21名中、翌日のタンデム高高度フライトまで辿り着いた方々は6名、我々の受けた土日では19名中翌日のタンデム高高度フライトまで辿り着いた面々は12名でした。この中からもタンデムフライトで不合格になる方が出るようなので更に低い合格率になります・・・他人を乗せる技量のないパイロットを選別するのですから、これくらい厳しいのは業界としては歓迎すべきことなのですが、受ける側の身としては戦々恐々です。
さて自分は・・・1日目の検定のソロは無難なフライトで合格しました。2日目のタンデム高高度フライトは、テイクオフでパッセンジャーのかかとを踏んずけてしまい靴を脱がしてしまうアクシデント発生、平常心を失い無心で演技することができず、イマイチな感触です。ちとチグハグなあわあわな・・・受かってるといいんですが。。。
そう、年間500本以上飛んでいて何年間も無事故のパイロットでも、検定項目の演技が上手くできないと不合格になります。これがいいのかどうなのか。でも何かの基準を決めて判定しないと、どこの誰とも分からないパイロットの技能を見極めることなんてできませんしね。検定員さんたちもどう合否を判定していくのか大変苦労されているようです。検定員さんたちは、日本のパラグライダーの将来の為に頑張ってくれているのに、多くの不平不満を買う損な役回りです。本当にご苦労様です。でも大ベテランの上手な人が落ちて、この人にはあんまり乗りたくないな、なんて感じる人が受かったりすると、うううーんと悩ましく思います。まだまだ1年目の上級タンデム技能証検定。これからみんなで意見を出し合って、どんどんいいシステムにして行かなくてはならないですね。それが将来の自分たちの為になるのですから。

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