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NAVITER社というところ
呉本圭樹blog
(2025/1/10 10:39:10)
NAVITER社というところ (2015/8/20 23:15:07)
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NAVITER社というところ (2015/8/20 23:15:07)
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空を飛んでいて、必要な道具はもちろん翼と操縦席であるハーネス。
そして安全なヘルメットと緊急用のパラシュート
それだけあれば空は飛べる。
でも、人間の感覚はやはり飛ぶようにはできていないので、
上昇をしたり、遠くに行ったりするには機会の助けを借りるとより遠くへ、
また、目的地を設定して飛ぶことができる。
大会においてもしかり。
まだGPSが一般的でないときは、パラグライダーの競技はターンポイントの写真を順番にとっていくルールだった。
なので、選手達は飛ぶ前にしっかりと地図を確認して地形を頭に叩き込んで、目標物(例えば山頂の建物や、アンテナ等)
を決められた角度で写真を撮り、着陸してからはそれを自ら現像して大会側に提出。
大会側は、選手の写真を一枚一枚チェックしてちゃんと指定の建物を指定の角度から撮れているかを検証して
順位を付けていた。
もうそれはすさまじく時間もかかればクレームも多いものだった。
あと、現像に失敗した選手も多く、その場合、せっかく飛んだのにかかわらず、その日の得点はなくなってしまうということにも
なっていた。
ここ数年、GPSの発達はすさまじく、パラグライダー用のGPSは競技では必須のアイテムになっている。
また、近年特にグライダーの発達とともに問題になってきている飛行禁止空域や、飛行制限空域等の問題も、
GPSを持って飛ばないとわからないという状態になってきている。
空には線が引けないから・・・・・。
そんなわけで、今私が使っているのがNAVITER社のOudie3という機種。
今回そのメーカーであるNAVITER社を訪れるのがスロベニアに来た目的。
この会社、元々はグライダーのGPSを作っているメーカー。
社長のAndreはなんとグライダーの世界選手権を7回も制した男。
なんだろ、そんな風な雰囲気はなくとても穏やかなのに、空の話をしていると、ぜんぜんスケールが違う・・・・・。
彼ももともとはSEで、そこで、この会社を立ち上げたということですが、今ではグライダー界では非常に知られている
GPSメーカー。私も試合で使っています。
今回は、NAVITER社によい機会なので訪れて、いろいろな要望やら何やらを話し合いしにきたのであります。
ちなみにここのセールスマネージャーのJostは、パラグライダーのスロベニア代表選手で、
元々はニビュークや、777といったメーカーのテストもやっていた男。
さて、ここからは特にパラグライダーやハンググライダーをやってない人には意味不明なことも多いのですが、
Oudieの宣伝たーいむ!!
Oudie3は、現状のものから最近3+にバージョンアップされました。
主な変更点は下記の通り
・スクリーンが変更になって、太陽光が反射しにくくなって見やすくなった!!
・GPS等のセンサーが変更になってソフトウェアとの不具合が起こりづらくなった!!
・バッテリーの容量が上がって、寿命も延びた!!
・日本語も対応化(ただしまだ完璧でない。順次更新)
・ブルートゥースで携帯のアプリ『OudieLive』と接続することで、フライトログを任意のメールやOudieクラウドに送ることが
できるほか、Liveトラックもできるようになった!!
・miniSDカードを使ってWaypointなどのファイルをコピーできるようになった。
現在できることの他にも、いろいろとアイデアを話すことができ、そのうちのいくつかは
ちかくバージョンアップの際に取り入れてくれるようになりました。
うーん、大会のとき楽になるに違いない。
また、今までは故障やトラブルがあるとスロベニアまで送る必要があったのですが、
技術とソフトウェアをFieldJoy社と共有することで、すべての故障やアップデート等も
日本で行えるようになることが決まりました!!
機械物は壊れたときの修理が大変だったので、私も一つ心配が減ります。
ついでに、秋、Jost氏を日本に来日してもらうことになりました!!
日本でのPRと共に、初めての日本にすでにわくわくしている彼に、
さて、どんな日本を紹介してやろうかとニヤニヤしてしまう私。
さて、本日私はスイスに戻ります。
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