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link 呉本圭樹blog 呉本圭樹blog (2025/1/10 10:39:10)

feed 移動は飛んで! (2015/8/9 2:36:55)
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スイスオープンが終了し、明けた翌朝。
我々はPWCがあるディセンティスという町に移動しました。
それまでいたfieshとディセンティスは直線距離で約60kmほどと、それほど遠い距離ではなく、
更に同じ谷沿いにある街です。

ですが、その道中は、風が吹き降ろす通称『グリムゼルの蛇』の通り道や、
オーバーアルプパスという峠を越えていかないといけない!!

前夜に地図はしっかり見たけれど、実際飛ぶと雰囲気が全く違う。
グリムゼルまでは大会で散々飛んでいたので、地形はばっちり。

私が使っている NAVITER というGPSには、地形図と街の名前が出ているので、
まぁ、飛んでいて迷うことはない!!

ということで、FIESH最後のフライト。

まずはしっかり高度を上げ、氷河をしっかり見学。



ちなみにトレーニングフライトとトレック&フライは、今回 OZONEのLM5 を使用。

この日はコンディションが今までで最高。
高度は3900mを越える勢い(ちなみに高度制限3950m)。
クロスカントリーフライトを狙うほかのグライダーも多数。

最初は圧倒されていた岩山の景色も、完全ではないけれど、見慣れてきました。




目指すは一路西へ!!
調子がよければそのまま100km先のクルーという大きな街まで行く予定。

この日はグリムゼルの吹き降ろしの風も弱く、聞いていた通常のルートよりもかなりおくまで入り込み、
氷河の真ん中でサーマルを探し、雲に入るか入らないかをひたすら進む。

こういうときも、できるだけ早く飛ぶ練習と、アクセルはしっかり踏んで、大会並みに飛ぶトレーニング。
ただ、驚くのは、スイスのパイロット、同じようにフルスピードでEN-C(中級機とカテゴリーされることが多いグライダー)
のグライダーが圧倒的に多く、かっとんでいる!!

サーマルが強く、風が乱れる場所も多いので、クロスカントリーフライト(長距離を飛ぶフライト)では、cクラスの
グライダーで十分にポテンシャルが発揮される様子。
確かに、私が突き上げるようなサーマルでアクセルを緩めるときでも、そういったグライダーはスピードを緩めず突っ込んでる!!

スイスパイロットのレベル高し!!

オーバーアルプパスも無難にこなして更に岩山を飛ぶ!!!!
naviterあれば迷わない!!とかいっときながら、知らない間にディセンティスは通り越していたのに
それに気づかず更に西へ西へ。

最後にそびえる岩山を旋回もしないのに+6m/s以上の上昇スピードで上がり続けた先に
クルーの町!!


あ、いつの間にか100km。
まだまだ高度は3500m以上。

でも今日はここで買い物して帰るということに。
なので永遠と高度をおろしておろして街のはずれにランディング。


宇野さんが迎えに来てくれて、これから一週間の大会の食材やら何やらを買出して
ディセンティス。

ちなみに、この谷は、X-ALPSでも使用するコース。
かなりよい下見。
そして大会の下見にもなったのでした。

この日スイスは本当によいコンディションで、298kmの距離をこの日とんだパイロットが最高記録。
うーーーん、そうか、そういったチャレンジもできたのか。



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