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link 呉本圭樹blog 呉本圭樹blog (2025/1/10 10:39:10)

feed スイスオープン最終日 侍魂!! (2015/8/8 15:00:16)
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あっという間の最終日。
このまま終わることはできない!!

気持ちを入れ替え最終日。
天候はこの大会で一番の予報。
よし、山の飛び、なんだかわかりかけてきた!!

最終日ということで、コンディションは最高でもタスクは短めの80kmほどのタスク。
この日の最大の失敗は、写真を取らなかったこと・・・・・・。

T.O.後はいつものように、氷河とそのスケールの大きな景色を見ながら空中待機。
今日のスタートはその氷河の谷沿いに15kmほど進むところから。
時間と同時に、今回参加の100機のパラグライダーが東へ進んでいきます。

スタートもいいポジション。先頭グループ高めの位置。

スタートから、アクセルは全開!
はじめから少しコース取りの奪い合い。
徐々に左の沖を山から離れ気味で進む人。右の氷河の上を雲を伝おうと遠回りする人、
そして私の直線的に進む人。

右は大回りになり、その割りに高度が取れず、最初から少し遅れてしまいます。
今日のスピードレースでは少し痛い。

私の直線コースと沖のコースはほぼ同じに最初のターンポイントをとり、
西の次のターンポイントへ折り返し。

少し高度に余裕のある私は、先に低く行くグライダーを観察しながらスピードは緩めず進みます。
先を低く行く先頭の何機かは山より低くズバッと進んでいきます。

私は尾根の上を後を追う。

この先は大きな谷を越える。
先頭は谷越え直前で上昇をしていこうという様子。
しかし、私は尾根の上で4m/sを越える上昇をゲット!
一気に雲底3500m!!

これで一気に谷を越える。
先頭グループを追い越し、その高さをキープして先頭に踊り出ます。
後ろからはそれを追ってくる数奇の機体。

沖には低く突っ込んでくる数機のグライダーも見えます。
断然有利な状況。

しかし、ここでスピードを緩めるとあっという間に追いつかれるので、高さをキープするため
雲の下を少し右往左往蛇行するようにそれでもスピードは緩めず進んでいきます。

25km先。
風の吹き降ろしが、まるで蛇のようだと地元から言われている峠がポイント。
そこまでほぼ旋回することなく雲を伝ってターンポイントを取り、
最後のポイントに向け再び東へ!

先行する私は、谷に入ってくる向かい風を警戒して山の上を行く、
けど、なぜか一人ぼっち・・・・。

振り返ると、後のグライダーはみな1km沖を進んでいく。
確かにそっちのほうが近いけど・・・・・。
そして確かに沖のラインは高度も落ちていない。
山にそうコースは蛇行していくので、少しスピードが落ちています。

でも今更コースは変えられない!!

私も一杯にアクセルを踏んでサーマルを乗り継ぎ進む。
最後の5kmで沖に出すが、最初から沖を直線で進んでいたコースには追いつけず。
そのまま7人に抜かれ8位でのゴール。

くぅ、好調だっただけに悔しい!!
けれど、PWCにむけ、確かな手ごたえ!!


ゴール後は選手に無料ビールが手渡され。
レースが終了。

私はグライダーを持ち替え山をトレック&フライ。
そしてちょうどランディングしたところで表彰式。


今回の優勝は、PWC常連のステファン・ウィス。
2位はシャル・カズ、3位はモルゲンターナーと、納得のつわもの。


女子は、やはり聖子選手


私は15位でレースを終えました。

さて、次はフィーシュから60kmほど離れたディセンティスの戦いです。
さて!やってやりますか!!




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