ホーム >> RSSセンター >> (8月26日) マケドニア戦記 その0 エネルギー充填 180%

RSSセンター

  メイン  |  簡易ヘッドライン  

link 飛丸日記 飛丸日記 (2024/10/31 8:42:30)

feed (8月26日) マケドニア戦記 その0 エネルギー充填 180% (2015/8/26 20:46:21)
IMG_1416.jpg
IMG_1549.jpg
IMG_1576.jpg
IMG_1594.jpg

愛読書「幸せのメカニズム」 幸せを感じられる為の4つの因子
その3、スーパー・カード。「前向きと楽観の因子」(全ては考え方次第)
(ブログ 8月9日 ご参照)
昨日のマジック・リターンの掲載から、皆様から「最後は何とかなっちゃう」(凄い)
「神様に愛されている」と言ったメッセージを頂いた。
そんな馬鹿な。それなら今頃、世界選手権で優勝している。
世の中、何時もそんなにうまく行く筈はない。
「神様は 何時も傍にいてくれる訳ではない。」

写真は昨日のButrintでの印象的な風景。
思い出すなあ、21年前に人生で一回だけ、予定の飛行機に乗れなかったこと。
今まで色々なトラブルはあったが、キャンセルを除いて、全て何とかして乗れた。
そして今回、マレーシアでの乗り継ぎが二回目の失敗。

一回目は、上海から深川への出張の時。出発の40分前に目が覚めた。大慌て。
虹橋空港。空港に近い。何とか10分前にカウンターにたどり着いた。
「間に合った!」って間に合う訳がない。
なんとか乗せてくれって、交渉しているうちに、「時計を見ろ!」と言われた。
8時半の離陸予定時間はもう回っていた。
ふと気づくと、隣のカウンターが9時10分発の広州行きのフライト。
大暴走。変更をお願いしてそれに飛び乗る。
目的のお客さんは広東省東莞市。深川市と広州市の間にあるのだ。
その後、飛行機の上で大後悔。
現地社員は深川空港で待っている。連絡はつけられない。
広州空港には誰もいない。
そもそもお客さんの住所は、初めて荷物を届けた時の支払書類だけが頼りだ。
英語でわかり難い。とは言え、そもそも当時は中国語を全く喋れない。

それからTAXIを3回乗り継いで、なんとかお客さんにたどり着いた。
「俺はここまでしか知らない」と、途中で二回降ろされたのだ。
11時半のアポが、着いた時には15時を回っていた。
出迎えてくれた方々、その時の光景は今でも忘れない。
そんな思いをして辿り着いた会社は、今までにここしかない。
その後、取引は拡大、伊藤忠が出資、やがて大株主となった。
初めての訪問から7年、その工場に駐在となり、やがて社長となった。
13年後には、再び担当となり、上手く行かなくなったその事業を売却した。
寝坊による乗り遅れから始まった13年に及ぶストーリー。
初商売、初訪問、取引拡大、投資、工場勤務、社長そして撤退。
最後には何も残らなかった。
いや、全く違う。それらを通して、多くの経験を得ることができた。
そして何より大事な事は、多くの仲間を得る事が出来た。
FBを通じて、今でも交流がある。
人生、不思議なものである。

その時に、最初のTAXIで乗ったのが、この渡し舟。簡易フェリーだった。
思い出深い。というか、無茶苦茶不気味だった。何でそれが今ここにあるんだ。
今から560km気合を入れて走っても、飛行機に間に合わない事を
神様は悪戯っぽく知らせているのだろうか。

この悪戯には打ち勝つことができた。
ちゃんと間に合ってマケドニアで飛行機に乗れた。
そう思った私は、浅はかだった。
神様の悪戯は、もっと巧妙である。
24時間経った今、まだイスタンブールにいる。
なんと、また乗り継ぎが出来なかった。
マケドニアでの飛行機の出発が遅れに遅れ、またイスタンブール上空でずっと旋回。
結果、人生3回目の失敗。しかも立て続け。

イスタンブールは7回目の訪問。
出張の合間に「地球の歩き方」を片手に歩き回っている。
そもそも既に仕事モード。ホテルで気合を入れて仕事を開始する。
「良し、今日は予定通りに帰国していた時以上に働こう。」
合計6時間、メイル320件処理、44件打電。

今回の旅行のいろいろな整理もすることが出来た。
10倍返しなるか、将来に大きな影響があるかもしれないメイルも熟考の末、打電。
これは後のお楽しみ。

最後に幹部社員に打電。
「突然の休暇延長で申し訳ない。乗継は本当に疲れる。
200%充填したエネルギーは20%も消耗してしまった。
でも、みんなにはこれ位が丁度良いだろう。
ガンガン行くので振り落されないように宜しく。」
(4月の日本へのクロカンツアーの時は160%宣言をしていた)

自分が投資の担当となり、一から立ち上げて来た会社。BMC。
HINBOに続く愛着の塊。
明日からまた、みんなと楽しくガンガン働こう。

人間はなかなか進歩しないものである。
でも、少しづつ確実に前には進んでいる。
撤退したHINBO、その経験を活かしてBMCは発展させる。

夕食は、ハング&FB仲間でイスタンブールに駐在している島さんとご一緒。
飲んだくれてまたチェックイン・カウンターに着くのが遅くなってしまった。
でも安心。今日はまだ他の乗客がそこにいる。
良し、今日こそ、マケドニア戦記(珍道記?)完結だ。
(以上、クアラルンプール行 搭乗口にて)

execution time : 0.005 sec