ホーム >> RSSセンター >> 弊社ハーネスのピッチライン調整について!

RSSセンター

  メイン  |  簡易ヘッドライン  

link 飛行中年 飛行中年 (2024/12/25 18:57:24)

feed 弊社ハーネスのピッチライン調整について! (2020/3/25 21:48:15)
弊社ハーネスのピッチライン調整について、多くの方が間違えているのでご報告です!

弊社製造ハーネス、X-RACERとRXCについて、ピッチラインが若干短く、「うわぞり」の姿勢になるように調整し

ています。



これは、マニュアルにも記載しておりますが、バックプレートのユニバーサルジョイントにスプリングを使用して

いるため、使用時には荷重にてそのスプリングが縮むことを考慮して、調整したものです。



このように若干うわぞりにしていないと、スプリングが荷重にて縮み、下に折れ曲がった姿勢になってしまうのです。

これを勘違いして、ユーザーがピッチラインを伸ばしてしまうケースが多く見受けられます。

工場出荷の時点にて適正に調整されているにもかかわらず、ユーザーにてその原理を理解せずに変更した場合、体が下にくの字に折れてしまう

ため、それを立て直そうと体を上方向にそれあげてしまうと、ピッチトリマーのロックが解除されるため、ピッチ

が不安定になってしまいます。

これについては、上にも述べましたようにマニュアルにも明記されていますので、今一度目を通してください。



さて、それではなぜ、弊社ハーネスのバックプレートのジョイントにスプリングを使っているのか?

この理由なのですが…。

まず、構造が単純でトラブルが少なく、たとえ故障したとしても、その修理が容易なことがあります。

更に、これは決定的理由なのですが、下の図を見てください。



これは、バックプレートが折れ曲がったときの現象を説明していますが…。

バックプレート折れ曲がり時に、それを入れているバックプレートポケットの寸法が縮むからなんです!



その結果、バックプレートが前後で突っ張ってしまい、スムーズに折れ曲がらないのです!

このバックプレートの突っ張りの力を逃がし、スムーズに折れ曲がるようにするために、ジョイントにスプリングを使っているのです。

このような構造をとらなかった場合、無理やりバックプレートの折れ曲がり動作を繰り返していると、ジョイントが壊れたり、バックプレー

トポケットが破れたりします。

弊社の採用している「ダブルバックプレート」は…。

居住性が良くなる。

ランディング時の起き上がりが良くなる。

メインラインのスライド量がバックプレートの折れ曲がりで少なく抑えられるため、テイクオフしやすくランディング時のフレアーの効きも

よくなる。

などの、優れた特性があります。

逆に欠点として…。

バックプレートが二枚のため、コストが上がる。

上記のバックプレートの突っ張り現象があるため、故障が多い。

がありますが、弊社は国産にてコストを抑え、そして、ジョイントにスプリングを使うという手法により、信頼性も上げることが出来ました。



ピッチラインの話が出たところで、ついでにもう一つ!

X-RACER、RXCハーネスのピッチラインは、ロープの長さに最初から余裕をもっています。



これはなぜかというと…。

そもそもこのピッチラインは消耗品です。

特に、ピッチトリマーでの摩擦による消耗が激しく、定期的に交換しなければいけないのですが…。



余裕をもって長くピッチラインをとっておくと、ピッチラインの結び目位置を定期的に変えるだけで、このロープ

の再利用が出来るのです!

…。と、言っても、もともとレーサーハーネスとして開発されたものなので、その太さには全く余裕を持っていませんので、1年くらいを目途に交換

してくださいね!

execution time : 0.006 sec