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「生物博士」より突然のメイルが入る。
「仕事でブルネイに行くことになりました。
　週末はトミー・トラベルにお任せします。」
「了解！」
軽く安請け合いをしたものの、さて困った。
今回でブルネイ3回目の訪問となる「生物博士」。
流石にお連れする場所が思い浮かばない。
いや、正確には条件に見合う場所が見つからない。
「友達呼ぶ計画」はこれにて延べ22人目。
家族と合わせると、28人目のご案内である。
流石に、あらゆる観光地、面白そうな場所は行きつくした。
満たすべき条件、それは勿論「自分自身が楽しめること」

前回、一緒にアテンドした「M社のK社」にご相談。
二人でどうするか知恵を絞り合う。
「青山の我が社」の気合で、今や勤務先は総合商社トップ2社。
生半可なアテンドでは名が廃る。
10以上の候補を上げ、議論を重ねる。
「Want to do list」を見直し、やり残し案件を調べ直す。

１．生物博士　職場訪問（2月29日午前）
小学校時代「ファーブル昆虫記」を読み、「生物博士」に憧れていた私。
「生物博士」の職場へ押し掛ける。私には生涯に残る思い出だろう。

２．バギー・ツアー（2月29日午後）
「こんなツアーがブルネイにあるなんて！」
トレッキング・ツアーはハードなので人により好き好きだが
これなら誰でもジャングルを楽しめる。
「トミー・トラベル」ブルネイ専門業者として開業しようかなあ。

３．やっぱり「ゴルフ」（3月1日午前）
「M社のK氏」とは、ここまで戦績60勝60敗10分け
「生物博士」に頼み込み、最終決戦の行司役をお願いする。
ご本人はゴルフせず。まあ、酷いものである。
偶然にもこの3月に時同じくして帰任する「M社のK氏」
この戦いに、決着をつけねばならない。
結果、敗退。戦績60勝61敗10分け。
んんん、あと二回やって、そして連勝せねば勝ち越せない。

４．ルグ湖（3月1日午後）
ブルネイで泳げる数少ない淡水湖。
淡水湖は一杯あるが、大事な事はここには鰐がいないのだ。
ダイビング器材を持ち込んで、二人を尻目に一人だけENJOY
「人を楽しませるには先ず自分が楽しむ事」
はい。何時もちょっと、やり過ぎです。

「もうブルネイを制覇した。これ以上やることはない。」
そう思って4月15日帰任まで、週末はゴルフの予定で埋めていた私。
まだまだ修行が足りなかった。
「愛しの国　ブルネイ」を再発見した週末となった。