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<飛丸日記 4月4、5,6日> 「今、やるべき事は何か」
飛丸日記
(2024/12/25 18:57:24)
<飛丸日記 4月4、5,6日> 「今、やるべき事は何か」 (2020/5/23 6:16:56)
自らを省みると、他人様と異なる点の一つに、計画力がある。
通常、これは褒められるべき事なのだが、過ぎたるは及ばざるが如し、
私の場合は異常である。
「4月15日帰国!」を昨年9月に社内外に打ち出した時に、
実は引越しに向けた荷造り計画も、その時点で綿密に立てた。
お陰で引っ越しまじかの3月に入っても、毎週末、イベントの連続。
そこに来て、帰任の目途が立たなくなり、荷造りのスピードを緩める。
ところが一転、予想外の大どんでん返し。
4月に入り、日本大使館のご尽力で、帰国便が手配されたのだ。
ありがたい限り。日にちは4月9日。
6日間の前倒しである。結果、残る休日は4日から2日に。
止む無く、6日(月)にお休みを頂いて、荷造りに当てる。
とは言え、この5年間、家にずっといた日は片手に余る。
休日は外出して必ずイベントを入れないと気が済まない。
4月4日(土)
先日、「生物博士」「K社のM氏」にご紹介頂いた「生物多様性研究所」
そこではガイドさんが同行するジャングル・ツアーがあることが分かった。
急遽、「Want to Do List」に書き込まれた「やりたい事」
赴任後、10回通ったマレーシアのランビルヒルズ。家からは2時間も掛かる場所。
ブルネイに、同様のトレッキング・コースがあるなんて。
家から僅か30分足らずである。
「ブルネイ・マスター」気取りの私。まだまだ未熟者だ。
4月5日(日)
以前ブログに書いたが、ジャングルで迷い、なんとか辿り着いたラビの滝。
後で調べると、実はそこは観光で有名な場所ではなかった。
所謂「ラビの滝」は別にある。「何時かは行かねば。」
そう思っていたのだが、離任5日前、土壇場のこの日、その機会を得る。
4月6日(月)
荷造りができる最後の休日。まあ世の中、何事も予定通りには進まないものだ。
流石に遊び過ぎもあり、朝からずっと荷造りに明け暮れる。
17時30分。堪忍袋の緒が切れる。我慢の限界だ。
一体何をやっているんだ。ブルネイには後数日しかいないのだ。
「今、やるべき事は何か。」「今しか出来ない事は何か。」
自己正当化の理論武装が完成する。
17時40分。自転車で、南端のマレーシアとの国境方向に向かう。
日没まで1時間。国境まで距離は39㎞。推定3時間は掛かる。
出遅れた。間に合わない。30分たったところで折り返そう。
自転車にはライトはない。戻ろうか否か、葛藤の末、また自己統制を失う。
日没まじか、北端の国境に辿り着いた日から僅か10日後、
今度はブルネイ南端の国境に到着した。
12回に分けてのブルネイ縦断計画、改めて完結である。
駐在した5年間、人生で一番成長したと自負していた私。
ところがまだまだである。時に自己統制を失う、変わらぬ自分をそこにいた。
帰り道、深く反省しながら、暗い夜道を走る。
いや、時に無鉄砲に突っ込む事で得られるものの大きさ。
「あるべき生き方とは何か。」「Think More」を続ける。
そこで出会ったこの光景。
「世の中で一番美しいものは夜景である。」
大学の卒業旅行で初めて行った海外、アメリカ横断旅行。
シカゴで高層ビルの展望台に上がり、頭に浮かんだ言葉。
帰国まで後3日、ブルネイで一番美しい景色に出会うことが出来た。
答えは神様が与えてくれた。
「人生は不思議なものである。」
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<飛丸日記 4月4、5,6日> 「今、やるべき事は何か」 (2020/5/23 6:16:56)
自らを省みると、他人様と異なる点の一つに、計画力がある。
通常、これは褒められるべき事なのだが、過ぎたるは及ばざるが如し、
私の場合は異常である。
「4月15日帰国!」を昨年9月に社内外に打ち出した時に、
実は引越しに向けた荷造り計画も、その時点で綿密に立てた。
お陰で引っ越しまじかの3月に入っても、毎週末、イベントの連続。
そこに来て、帰任の目途が立たなくなり、荷造りのスピードを緩める。
ところが一転、予想外の大どんでん返し。
4月に入り、日本大使館のご尽力で、帰国便が手配されたのだ。
ありがたい限り。日にちは4月9日。
6日間の前倒しである。結果、残る休日は4日から2日に。
止む無く、6日(月)にお休みを頂いて、荷造りに当てる。
とは言え、この5年間、家にずっといた日は片手に余る。
休日は外出して必ずイベントを入れないと気が済まない。
4月4日(土)
先日、「生物博士」「K社のM氏」にご紹介頂いた「生物多様性研究所」
そこではガイドさんが同行するジャングル・ツアーがあることが分かった。
急遽、「Want to Do List」に書き込まれた「やりたい事」
赴任後、10回通ったマレーシアのランビルヒルズ。家からは2時間も掛かる場所。
ブルネイに、同様のトレッキング・コースがあるなんて。
家から僅か30分足らずである。
「ブルネイ・マスター」気取りの私。まだまだ未熟者だ。
4月5日(日)
以前ブログに書いたが、ジャングルで迷い、なんとか辿り着いたラビの滝。
後で調べると、実はそこは観光で有名な場所ではなかった。
所謂「ラビの滝」は別にある。「何時かは行かねば。」
そう思っていたのだが、離任5日前、土壇場のこの日、その機会を得る。
4月6日(月)
荷造りができる最後の休日。まあ世の中、何事も予定通りには進まないものだ。
流石に遊び過ぎもあり、朝からずっと荷造りに明け暮れる。
17時30分。堪忍袋の緒が切れる。我慢の限界だ。
一体何をやっているんだ。ブルネイには後数日しかいないのだ。
「今、やるべき事は何か。」「今しか出来ない事は何か。」
自己正当化の理論武装が完成する。
17時40分。自転車で、南端のマレーシアとの国境方向に向かう。
日没まで1時間。国境まで距離は39㎞。推定3時間は掛かる。
出遅れた。間に合わない。30分たったところで折り返そう。
自転車にはライトはない。戻ろうか否か、葛藤の末、また自己統制を失う。
日没まじか、北端の国境に辿り着いた日から僅か10日後、
今度はブルネイ南端の国境に到着した。
12回に分けてのブルネイ縦断計画、改めて完結である。
駐在した5年間、人生で一番成長したと自負していた私。
ところがまだまだである。時に自己統制を失う、変わらぬ自分をそこにいた。
帰り道、深く反省しながら、暗い夜道を走る。
いや、時に無鉄砲に突っ込む事で得られるものの大きさ。
「あるべき生き方とは何か。」「Think More」を続ける。
そこで出会ったこの光景。
「世の中で一番美しいものは夜景である。」
大学の卒業旅行で初めて行った海外、アメリカ横断旅行。
シカゴで高層ビルの展望台に上がり、頭に浮かんだ言葉。
帰国まで後3日、ブルネイで一番美しい景色に出会うことが出来た。
答えは神様が与えてくれた。
「人生は不思議なものである。」
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