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link Seikoのちょっぴり大人なフライト生活 Seikoのちょっぴり大人なフライト生活 (2024/10/31 8:42:27)

feed スペイン (2015/9/3 17:58:22)
           前回のブーメラン10問題に進展??

    と、あるフランス人コンペティターがブーメラン10を購入したところ、

    グライダーが新品ではなく明らかに中古な状態であった。

  さらにはこのパイロットはこのグライダーが正常な飛行に差し支えがある欠陥を抱えているとジンフランスに訴えたがなんらかの対応が取られることはなかった。

それに立腹した彼は、なんと私の勤めるスイスのテストハウス《エアートルコワーズ》にブーメラン10の再テストを求めたのだ。

          実際私もそのパイロットと合って話をきいたが、

正直、「だれもが潰れていないような穏やかなコンディションの中でもグライダーが急に半分以上なんの前兆もなく潰れる」やらなんやらいわれても、最初はただこのパイロットは《ノー感じ》→全く感覚の無い人 なだけでひたすらすべてをグライダーのせいにするタイプのパイロット(結構いて、メーカーにクレーマーもどきのことをするパイロットもいる)かと思ってしまったんだけど、他の人のブーメラン10にのったら普通に飛べたというので、多分何かが本当におかしかったのかもしれない。

  でもこの手の問題は結構メーカー側としても対応が難しいと思う。
私だって、グライダーがおかしい??と思ったらやっぱりまずは自分で出来る限りライン、グライダーを調べて、他のパイロットに飛んでもらってから「やっぱりおかしーー!」っていうもんんね。

 ただやみくもに私のグライダーやたら潰れるー!!っていうパイロットは世の中に五万といるから。

 っていうか聖子がそのグライダーで飛んでみれば良いじゃんみたいな話になっちゃうのかなまた、、

            別にいいよ!テスト大好きだから!!


     只今スペインのワールドカップ中なんだけれども、

ブーメラン10の問題が少しずつパイロットの中で話し合われたりしている。

選手の為になるべく問題を大きくせずに処理しようという方向で動きがある。
CIVLとワールドカップ側の見解は問題をしっかりと表向きにしてオフィシャルコンプレーンを申請すればそれに大して対処をするとのこと。
なのでまずこれからの動きとしてはワールドカップにオフィシャルコンプレーンを申請して、再テストをDHV以外のテスト機関に求め、スピードをテストに通るところまで落とすということになりそうだ。

 エンゾの時のように出場した大会の結果が無効になったりしたら傷つくパイロットがたくさん出てしまうので今回はそれを避けるために丁重な処置をほどすようにみんな気をつかっている。

        これはオゾンのリュックの思いやりだと私は思う。

  この問題に怒りをあらわにするパイロット(このグライダーでの過去の大会の成績をすべて無効にするべきというような発言も、、)も少なくないなか心広いひとがいるとなんか世の中捨てたもんじゃないんだな!って少しホッとする。

 
     雨のスペインより

  

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