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link 飛行中年 飛行中年 (2024/5/17 17:33:27)

feed 考えられないことが起こっていた航空学校時代 その2 (2020/9/23 20:18:22)
私は若いころ、航空学校時代を経験していますが、この時がとにかく楽しかった!

毎日が刺激的で、とにかくいろいろなことをやりまくっていました。

学校の勉強も、興味あることなので楽しかったのですが、それ以外にも仲間とホバークラフトやカートを作ってみたり、そして、鳥人間にハマ

ったりと毎日が楽しくて仕方ありませんでした。

そんなある日…。


明日は近くの各務ヶ原市の航空自衛隊の基地祭という日…。

(ちなみにこの各務ヶ原の航空自衛隊の飛行場は、零戦や飛燕などの戦闘機が生まれた飛行場でもあります。)

朝からこの基地祭の飛行練習で、様々な飛行機が飛んでいるのが見えました。

当時まだ現役だったF104や、F4ファントム、F15と、授業中ではありますが、私たちの学校の上を飛び回っていたのでした。

そんな時…。

一機の航空自衛隊の小型ヘリヒューズ500が、ゆっくりと私たちの学校へ近づいてきたのです。

それもかなりな低空…。



私たちの学校の校舎は4階建てでしたが、その高さで200メートルほどの近さまで近づいてきたのです。

たまたま窓際の席だった私は、この姿を見ながら、「自衛隊のパイロットが、冷やかしで覗きに来たのかな…。」

なんて思っていたのですが。

次の瞬間…。

そのヒューズ500がエンジン全開!

クルっと180度向きを変えて、向こうへ向かって一気に上昇していきます。

やがて、200メートルほどの高度に達したときに、再び180度向きを変え、こちらに向かって今度は急降下してくるのです!

なんだなんだ!何をする気だ!!

そう思っていたら…。

その航空自衛隊のヒューズ500は、私たちの目の前で見事な「宙返り」を披露したのです!


もう全校生徒はもちろん、先生たちもこの姿に釘付け!

学校中から歓声が上がりました!


いくら運動性が良いといわれるヒューズ500でも、こんな低空での宙返りは凄すぎます!!

パイロットの方は、さぞや名のある、そして、遊び心旺盛なお方だったに違いありません!

おそらくパイロットの方は、この建物が航空学校ということを知っていて、一発パフォーマンスをやりたかったに違いありません!

普通なら結構な問題のなりそうな出来事なのですが…。

そこは前回でもご紹介したように、飛行機に関することならば何でも大目に見てくれる校風を持つ学校…。

全校生徒が大喜びしただけで、こんな出来事も、何の問題にもなりませんでした!







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