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feed その足もとの深淵 (2020/11/7 23:38:19)
10月21日の分。

この日は谷川岳へ。
一昨年に一ノ倉沢の三段紅葉を見てから
いつか谷川岳に登らねばと思っていた。
(もちろん一ノ倉を登る訳ではない)
昨年は天候と休日やらタイミングやらが噛み合わず
先送りになったが今年にチャンスが来た。
4時頃出発して6時前には到着。
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ベースプラザの駐車場から出発

今年の谷川岳は絶好のチャンスである。
なぜなら二つのネガティブファクターが重なったからだ。
新型コロナとロープウェイ運休だ。
言わずもがなの新型コロナ。そこに9月の豪雨による
ロープウェイの運休が重なり、人出の激減が予想されるからだ。
生粋の平日単独行動派としては人混みを避けられる
この状況は悪くない。
孤独に黙々とは最高なのである。
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西黒尾根登山口から登山開始

西黒尾根は急登で有名らしいので気持ちが高鳴る。
鎖場もあるらしいので慎重かつ確実に歩を進めながら
楽しみながら登って行こう。
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晴れるかな~と思いきや
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ちとガスで覆われ過ぎかな

紅葉はまあまあかな。
まあ、谷川岳の紅葉は天神尾根とかロープウェイの方が
見所らしいので帰りに期待しよう。
ガスも出てるし、ある意味登りに集中できる。
急登には願ったりかなったりだ。
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しばらくすると鎖場も現れる

鎖場は斜度は急なれど長くは無く、高度感も
足がすくむ様なものではない。
だが蛇紋岩からなる岩壁は滑りやすく危険だ。
岩場でスリップすれば30cmの高さでさえ骨折すらある。
油断は禁物だ。
手堅く岩壁を登って進む。
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目立つマーカーがたくさん記されていた

マーカーが現れる辺りでは大分ガスが濃くなってきていた。
過剰に記されている様に感じるマーカーはこの様な天候の
頻度が高いためなのだろう。
比較的簡単に来られてしまうこの場所は、晴れていれば
見通しも良く遭難の危険性は無さそうに思えた。
が、ひとたび天候が崩れた時は侮りがたい場所になるのだろう。
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たぶんヤバい断崖なんだろうが見えない
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肩の小屋のケルンまで来た

この時ケルンからは肩の小屋がどこか分からない位の
ガスになっていた。
風の結構強く気温も低い。たぶん5℃位だが風が5m/s以上
だったので体感的には0℃位。
登りながらウインドブレーカーを着る事にした。
なかなかガスは晴れないながらも、背中から薄っすら
明るい光が漏れる瞬間もありながら歩を進めて行く。
そして・・・
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なんか見えた!
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トマの耳に着いた!

こんな風に見渡せる筈だったのに、残念。
少し待ったけど好転せずなので、先に進む事にした。
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寝ぼけているみたいに霞んでいる

谷川岳はトマの耳とオキの耳からなる双耳峰だ。
とりあえずオキの耳を目指そう。
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アレがオキの耳かな

9時オキの耳到着した。ガスが晴れてきた。
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雲海だった・・・^^;
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苗場山かな?西方面雲が多い

雲が速い。晴れ間を撮る為にカメラを構えてまった。
通ってきたトマの耳を撮る事が出来た。
雲に半身を隠した姿は、それ故にその全貌を未だ
現わさぬ魔の山のそれだった。
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この険しさよ

この下はマチガ沢。トマの耳とオキの耳はマチガ沢だ。
一昨年に見上げた岩壁は上から見るとこんな事になっていた。
恐ろしい所だ。
オキの耳で足もとの雲が薄らいだ一瞬に撮った。
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鼓動高鳴るやつだ

双耳峰を登った辺りから天候が良くなってきたので
予定通り先に進む事にした。
当初の予定は一ノ倉岳を上から見下ろせると言う
【ノゾキ】まで行く事だ。
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もう少しばかり進もうか

分けよう

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