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link Team Maru-WGC Team Maru-WGC (2024/12/24 14:08:12)

feed LS8用にワンマンリギング導入 (2020/11/30 23:33:48)

 最近単座機組み立てると翌日背中に疲れが残るようになりました。。翼根を「えぃっ」と持ち上げるときです、、Duo/Arcusのワンマンリギングでの組ばらしになれてしまったのもあり、「単座機でもワンマンリギング!」を導入してみました。

ワンマンリギングは Cobra (ドイツ)、 Soarigxx (スロベニア)、 IMI (チェコ ヨーロッパの人は「イーミー」と呼んでました) と3社が販売しています。同じクラブのNさんがIMI の機械式のワンマンリギングを導入しているのをみて、私も真似して IMIを選択しました。単座機用、機械式のタイプです。国内でもIMIのワンマンリギングを利用されている方は増えてきてます。ヨーロッパでもIMIのトーバー、ウイングホイールを利用されている方は多く見ます。カタログによるとワンマンリギングは2,000ユニットの出荷実績があるそうです、ヨーロッパの競技会に来る人はあまり使ってないかなあ。。(彼らはArcusでもワンマンリギング無しで組み立てるパワフルな人々です。。)

webから問合せ →注文の確認(電動じゃ無くてよいのか?LS8用は在庫あるから入金確認後すぐ発送できるぞ)→支払( TransferWise で銀行振込、手数料安、翌日着金)→入金確認、発送→2週間ほどで川崎着、川崎で通関して翌日には自宅着(関税消費税支払い)で、最初の問合せから3週間弱で届きました。(嬉しくて郵便の トラッキング を眺めて待ちました。日本の郵便局のEMSのトラッキングでも同じ番号でトラッキングできます)

YouTubeの電動版での紹介ビデオです



選択したポイント

  • Nさんの現物を見て良さそうだった
  • 軽い(アルミパーツ)15kgくらい?
  • 送料関税消費税込みで11万円でした(Cobraの2/3)日本輸出なのでVAT(付加価値税)はかかりませんが、送料、輸出手数料、輸入消費税がかかります
  • 分解するとコンパクト、分解容易(私は分解せずに機材車にそのまま格納。分解するとトレーラーの前にも入れられそうです)
  • 2輪式、大きいタイヤ(4.00-4)なので草地でもハンドリングが楽(複座機は二人で組み立てるので5輪式が楽ですが、単座機は一人で組み立てるので、倒れない2輪式が良いです)
  • ガスストラットで上下(Cobraはハンドルで上下なので、上下が楽にできます。一人で下げて固定するときはコツが必要です)
購入後に分かったこと
  • Securing arm(後縁の押さえ)の調整が容易
  • 上げ下げは電動が良かったかも。。?(胴体の高さ、傾きを正しく調整するとほとんど上下は不要)
  • 手順を踏まないと転倒して機体を壊す恐れあり、一人でのオペレーションは十分完熟してから行いましょう(複座用はツーマンリギングなので、複座用途は異なり注意するポイントがあります)

到着!結構大きい。レガシーのトランクに丁度入るサイズ

開封の儀 丁寧な梱包



到着した週末に雨が上がり、空き時間が出来たので、早速使用感のテストをしようといそいそと滑空場へ。久しぶりにウキウキです!

分解時はこんな感じでコンパクトになります

組立編


左翼のセット場所。胴体に寄せすぎると翼を出すのが大変になるのでそこそこの場所で。翼受けがスライドするので胴体一杯に寄せます。ギアカバーにぶつけないためにもメインギアはギアアップしておいた方が良さそうです。
補助輪でワンマンリガーを自立させます

ワンマンリギングのタイヤ組立時の注意 タイヤのエアバルブは外側にして組み立てます(内側だとバルブがRピンにぶつかるため)


後縁の押さえは垂直尾翼の後ろに置いておくと、翼を乗せてから取りに行くのが容易になります(翼から手を離さずに取りに行ける)

左翼をセットしてみました エアブレーキにあたらないくらい。
後縁の押さえは穴で調整するタイプなので、事前にセットしておくとスムーズに済みます(ネジで無いのがとても良いです)。
セット場所 ワンマンリギングのタイヤが胴体下面にぶつからないくらいの場所 重心位置としては少し翼根側が重いくらいの場所にセットすると翼根受けから翼が浮かなくて良いです。(翼根が浮いてしまうと翼が倒れます)



胴体側にスライダーを寄せた状態で翼を乗せます。翼を乗せた後はスライダーは中央へ。

前後位置をあわせると簡単に入ります。上下位置は調整せずに入りました

翼端にウイングスタンドをセットしてからワンマンリギングを外します

ワンマンリギングを外すときの注意点 少し翼端を上げて、ワンマンリギングと翼の下面に隙間を作ってあげないと、ワンマンリギングが外れません。翼下面と接した状態で外そうとするとワンマンリギングと一緒に左翼が抜けてちょっとヒヤッとしました。(ワンマンリギングで組立中の事故は結構あります)

後縁押さえは垂直安定板の後ろに置いておくと、翼をワンマンリギングに乗せた後に取り付けしやすくなります(翼を支えながら翼から離れずに翼端まで移動できます)

セット位置 内側にスライダーを寄せておきます

右翼は胴体下部にアンテナがあるのでワンマンリギングのタイヤがぶつけないか心配でしたが大丈夫でした(タイヤが大きいのでその前に胴体下面にぶつかります)


右翼も大体同じ場所 エアブレーキの中央あたり エアブレーキにかぶらないように


翼を乗せたらスライダーは中心付近へスライド

タイヤを固定する外側のピンはスプリングのセーフティがありますが、外れそうなのでタイラップで固定してます

高さ調節 このレバーでガスストラットを開放 翼が乗ってないときに開放してしまうと伸びきってしまうので注意!

高さ調節 上げるときはよいのですが、下げるときは左手で翼を押し下げて、右手でガスストラットのネジを締める、のが結構大変。。
電動が欲しくなりました。。(プラス700ユーロで電動になります)





前後間隔丁度良い 微調整はスライダーで
大体翼がはいったら、あとはメインピンで押し込むと入ります

分解編
まずは右翼にセット ワンマンリギングの高さが高すぎるときは、左翼のウイングスタンドを低めにして機体を左に斜めに傾けて、右翼をワンマンリギングに乗せてから手で右翼を押し下げてガスストラットのレバーを締めて高さ調節(水平)します。その後左翼側のウイングスタンドの高さを調整します。
ちょっと上反角がかかるくらいに両翼の高さを調節することでメインピンは抜けます。
メインピンが抜けた後、上反角がきつすぎると翼が抜けづらいので、スタンド側で少し上反角を緩めると翼が抜けやすくなります。

補助輪での自立を忘れずに!


翼を翼根受けに乗せ終わったら内側にスライド 補助輪が作用していることを忘れずに!(補助輪を忘れると、翼を閉まっているときにワンマンリギングが倒れます!)

同様に左翼を格納した後


分解せずにそのままレガシーのトランクへ ポリタン4つと一緒に入れられそうです


このネジを緩めすぎて無くさないように注意!(ネジだと思って緩めすぎる人が多い)

分解後はやはり背中に疲れが残りませんでした、嬉しい買い物でした!

PS. 風が強い日は注意です。翼を立てた状態でワンマンリギングに載せると風を受けて翼が倒れます。風の強い日は複数人で組み立てましょう。

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