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<飛丸日記 12月6日> 「難関は、チームで当たれ!」
飛丸日記
(2024/12/25 18:57:24)
<飛丸日記 12月6日> 「難関は、チームで当たれ!」 (2020/12/20 0:56:39)
処世訓そのXX 「嘘はつかない。情報は統制する。」
『11月28日「40年前の夢」、「4年前の夢」』から再開したこの一連のブログ。
実は、お話していないお恥ずかしい話が二つある。
お恥ずかしい話、その1
11月28日、実はこの日、私は奥多摩に向かって家を出た。
「もう11月末だから、山を越えるには持って来た防寒対策が不十分だ。時間も遅い。」
自分を言いくるめる「言い訳」を見つけ出し、出発点を甲府に変えた。
「目指せ、能登!}とは全く関係のない「甲府盆地縦断ツアー」への変更である。
難関を目の前にして、日よった私。情けなや。なんと弱っちい奴か。
そんな中、大分の大学に通う息子から、突然メイルが入る。
「家にいる?」「土日は何処かに行こう」
「人の都合を考えない、なんて勝手気ままな強引なアプローチか。
きっと親譲りなんだろう。親の顔が見てみたい。」
「ん? これは千載一遇のチャンスだ!」
4日金曜日、初めて息子と二人で居酒屋に行き、酒を飲み交わす。
「明後日は、自転車で秩父の山を越えよう」
5日土曜日「鬼滅の刃」を見に行く。息子は自転車の整備。
二台目の自転車は家に転がっていた。
実は娘は大学時代、自転車部だったのだ。
6日日曜日、朝5時起き。奥多摩に向け、家を出る。
奥多摩に着き、自転車を組み立てる。
最後にバッテリーを装着する私。驚く息子。「えっずるい!」
お恥ずかしい話その2
実はここまでの話は全て電動アシストの自転車である。
3月28日のブログ、ブルネイ最北端へのサイクリングで脱水症状に陥った私。
その教訓から、自転車を購入するに当たって、迷わず電動アシストを選んだ。
日本の電動アシストは、法規制から25kmまで。思った程楽ではないのだが、電動は電動である。
「自然の力だけで飛ぶ」ハンググライダーを愛する私に取って、明らかに邪道である。
"・・・という「壮年の志」は、もはやない。人生は後53年しかない。楽しむことが大事である。
11月28日のブログに登場する志「甲斐駒ヶ岳から八ヶ岳を目指す。」
以前から抱いていたこの志も、「電動で」に切り替えた。
いや、電動アシスト自転車のお陰で、頭が柔らかくなったのかもしれない。
2人で峠を目指す。途中サイクリストに出会う。
「この道は、甲府盆地まで舗装道路が繋がっているのですか?」
「大丈夫だけど、ここまでの坂のきつさの7倍はあるよ。最初は休まずに登り切れなかった。」
やっと確認が取れ、安堵する私。
それを聞いて、足をつかずに登り切ろうとする息子。なかなかの心意気である。
とは言え、7倍のきつさではとても足りなかった。
最後は自転車を交代。電動アシストで余力を残した私が娘の自転車で先に峠に辿り着く。
そこから先は驚くべき爽快さだ。
塩山駅まで16キロ以上の道を、一度も漕がずに走り抜ける。
レンタカーを借りて車を回収に奥多摩に向かう。甲府盆地へと二台で戻る。
電車なら奥多摩まで片道3時間以上掛かるのだが、半分の時間で済んだ。
見事なチーム・プレー。
最後の最後に突然現れ、チームメイトとして最難関へ共に挑んでくれた息子に感謝。
一生の思い出となることだろう。
それにしても、人生不思議なものである。
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<飛丸日記 12月6日> 「難関は、チームで当たれ!」 (2020/12/20 0:56:39)
処世訓そのXX 「嘘はつかない。情報は統制する。」
『11月28日「40年前の夢」、「4年前の夢」』から再開したこの一連のブログ。
実は、お話していないお恥ずかしい話が二つある。
お恥ずかしい話、その1
11月28日、実はこの日、私は奥多摩に向かって家を出た。
「もう11月末だから、山を越えるには持って来た防寒対策が不十分だ。時間も遅い。」
自分を言いくるめる「言い訳」を見つけ出し、出発点を甲府に変えた。
「目指せ、能登!}とは全く関係のない「甲府盆地縦断ツアー」への変更である。
難関を目の前にして、日よった私。情けなや。なんと弱っちい奴か。
そんな中、大分の大学に通う息子から、突然メイルが入る。
「家にいる?」「土日は何処かに行こう」
「人の都合を考えない、なんて勝手気ままな強引なアプローチか。
きっと親譲りなんだろう。親の顔が見てみたい。」
「ん? これは千載一遇のチャンスだ!」
4日金曜日、初めて息子と二人で居酒屋に行き、酒を飲み交わす。
「明後日は、自転車で秩父の山を越えよう」
5日土曜日「鬼滅の刃」を見に行く。息子は自転車の整備。
二台目の自転車は家に転がっていた。
実は娘は大学時代、自転車部だったのだ。
6日日曜日、朝5時起き。奥多摩に向け、家を出る。
奥多摩に着き、自転車を組み立てる。
最後にバッテリーを装着する私。驚く息子。「えっずるい!」
お恥ずかしい話その2
実はここまでの話は全て電動アシストの自転車である。
3月28日のブログ、ブルネイ最北端へのサイクリングで脱水症状に陥った私。
その教訓から、自転車を購入するに当たって、迷わず電動アシストを選んだ。
日本の電動アシストは、法規制から25kmまで。思った程楽ではないのだが、電動は電動である。
「自然の力だけで飛ぶ」ハンググライダーを愛する私に取って、明らかに邪道である。
"・・・という「壮年の志」は、もはやない。人生は後53年しかない。楽しむことが大事である。
11月28日のブログに登場する志「甲斐駒ヶ岳から八ヶ岳を目指す。」
以前から抱いていたこの志も、「電動で」に切り替えた。
いや、電動アシスト自転車のお陰で、頭が柔らかくなったのかもしれない。
2人で峠を目指す。途中サイクリストに出会う。
「この道は、甲府盆地まで舗装道路が繋がっているのですか?」
「大丈夫だけど、ここまでの坂のきつさの7倍はあるよ。最初は休まずに登り切れなかった。」
やっと確認が取れ、安堵する私。
それを聞いて、足をつかずに登り切ろうとする息子。なかなかの心意気である。
とは言え、7倍のきつさではとても足りなかった。
最後は自転車を交代。電動アシストで余力を残した私が娘の自転車で先に峠に辿り着く。
そこから先は驚くべき爽快さだ。
塩山駅まで16キロ以上の道を、一度も漕がずに走り抜ける。
レンタカーを借りて車を回収に奥多摩に向かう。甲府盆地へと二台で戻る。
電車なら奥多摩まで片道3時間以上掛かるのだが、半分の時間で済んだ。
見事なチーム・プレー。
最後の最後に突然現れ、チームメイトとして最難関へ共に挑んでくれた息子に感謝。
一生の思い出となることだろう。
それにしても、人生不思議なものである。
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