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東南アジアへ その6
明日は明日の風が吹く
(2019/12/16 10:30:42)
東南アジアへ その6 (2015/9/12 11:57:02)
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東南アジアへ その6 (2015/9/12 11:57:02)
今日はシンガポールからカンボジアのシェムリアップまで飛びます。
アジアの主要空港はそれぞれのお国柄が出ていて良いですね。
巨大なドリアンのオブジェ。
匂いはしません(笑)
ここでも50周年のセレブレーション
マレーシア航空のラウンジで朝食。
時間がなかったのであたふたと3分でラウンジを後にしました。
クアラルンプール経由でシェムリアップにとうちゃーく!
乗ってきたのは左側の機体。
雰囲気満点のターミナルビルです。
マレーシア航空といえば、一機まるごと行方不明事件や、ウクライナでの撃墜事件など、不幸な墜落が相次いでいますが、今回のクアラルンプールからシェムリアップへのフライトは本当に冷や汗ものでした。
今まで数多く飛行機には乗ってきましたが、その中でもダントツで危なかったフライトなので、一応、備忘録として書いておきますね。
8/10 12:10 クアラルンプルール発 シェムリアップ行き マレーシア航空MH764便
機材は737-800。席はよく覚えてませんが、中央列右通路側だったか。
墜落の影響はここにも出ているのか、空席が目立ち、一言で言うとガラガラでした。後方席はすっからかん状態。
クアラからシェムリアップまでは順調なフライト。
シェムリアップ航空周辺は積雲が多く、アプローチ中にわずかに降雨と揺れ。特に異常なく降下。
徐々に空港周辺の木々まではっきり見えるようになって、空港敷地内に進入してきました。
おそらくコパイは高度を読みあげてるでしょう。単位はフィートだよな。
30, 20, 15, 10,,,,と想像してた訳です。
ところが・・・
ランウェイにタッチダウンするまさにその直前。
ほら、エンジンの出力が絞られて音が消える一瞬があるじゃないですか。
後はタイヤが接地して「ドシン」という衝撃に続いて逆噴射、体が前のめりになって、「さぁ、着いたぞ~」という気分になるのを予測していた。
その瞬間、ちょっと機体が左にヨーイングした気がしたのです。
あれ?
とっさに左、次に右の窓からの景色を見ました。すると・・・
左は緑。航空内の草地が見えます。空は見えません。
右は青。空ですね。
あわわわ・・・傾いてる・・・
「きゃー」
機内のあちこちから悲鳴が上がりました。
その瞬間、エンジンがうなりを上げてフルパワーに。
数秒後に機体は上昇に転じてゴーアラウンドの体勢に移って行きました。
乗客一同、恐怖で声も出ません。
と、とりあえず、生きてる。
そういうことを実感していたのでしょう。
意外にも機内は静寂に包まれてました。
しばらくして、機長から説明がありました。
風がガスティーだったので、安全のために着陸をやり直すことにしましたと。
いや、でもタッチダウン直前までは全くスムーズで、乱気流感はなかったですよ。
と心の中で反論しておりました。
少しですが雨もあったので、積乱雲からの風の影響で突然のガストだったのでしょうか。
結局2回目のアプローチで無事生還。シェムリアップの土地を踏みしめました。
よかったよかった。
でも心臓に悪いな、これ。
生きてる。生き延びた。旅はつづく
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