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寒気が入り始めた日曜日、山口県の小野田市へやってきた
小野田市にエリアがあるのかって、もちろんフライトエリアはないよ。けどライドエリアはあるんだよ

スタートまでの時間は超大忙し、受付したら配られた地図を確認しながら、ポイントを回るルートをイメージしながら蛍光ペンで書き込み。ブリーフィングではルートの注意点がクリエーターから発表される。
あれっ、これって何かの大会に似てませんか。そうパラの大会にそっくりです。違うのは機体を使うか自転車を使うかの違い、回るポイントは決まってるけど、ルートは藪こぎでもＯＫ、とにかく早く回ってゴールすればよいわけ。

途中のポイントは境界杭の方向だったり、電柱の地名漢字だったりと多岐にわたる。
パラとの違い２は、GPSや距離計は不可、コンパス便りに地図を読んで道を探すわけです。間違えると山中をさ迷い歩くことになるのです
最初は集団だけど、バラけると一人ぽっち、信じるのは自分だけになるのだ

じゃーん甘酒貰っちゃった、これが優勝賞品さ。地元名物から選んだんだけどね。
最終チェックポイントを過ぎた時は２番手、舗装路に出たら抜かれて３番へ。ゴール１キロ手前の信号で３人合流し、スプリント勝負、若手の二人は火花バチバチ、おじさんは眼中にありません。まっダッシュ力はありませんからね。
信号が青に変わった！、二人は猛ダッシュ、行け～って消えてった。違う方向へね。
へっ何でなんで何で、ゴールは右だよ。ひょっとしてたなぼたってやつかも、さっと曲がってトリャーとゴールに入った訳ですわ。
ハルくん曰く、「老成持重」なんだと、年繰って軽はずみな行動をしないことだそな。はー歳も取ってみるもんだね