『総理の夫』 原田マハ
実業ノ日本社文庫 単行本は2013年刊
2021年秋、映画化らしい。
おもしろかった。 原田マハと言えば、画家を題材にした物語というイメージだが、これはそんなイメージには遠く、池井戸潤のような軽い感じの小説だった。政治の話がわかりやすく書かれているのは良かった。解説で国谷裕子さんが2020年に書いていたとおり、この小説自体、書かれたのは2013年だが、2021年になっても状況は変わっておらず、日本の往く末に希望が持てない感が強く残った。
評価:8点