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<飛丸日記 1月29日> 「『関わりたい』 と思える会社を目指して」
飛丸日記
(2024/10/31 8:42:30)
<飛丸日記 1月29日> 「『関わりたい』 と思える会社を目指して」 (2021/1/29 7:20:37)
本編は、言うなれば 「学問のすゝめ」その3 x 「ルックジャパン その2」の続編です。
写真は 福澤諭吉の御実家で撮影したもの。
3か月に一回開いていた全社員集会。
1月末開催予定だったという事で、またその代替。
マネジメント・メッセージ 第五弾、抜粋版。
また、問題視されたら掲載を中止するかも、という期間限定版です。
ーーー
最初に自慢話をします。中国香港、ドバイ、ブルネイと私は今までに4カ所3回の駐在をしました。中国香港時代には友達夫婦が遊びに来てくれ、3人で楽しいひと時を過ごしました。味をしめた私は、ドバイ駐在が決まった時「友達10人呼ぶ計画」というのを打ち出しました。単調になりがちな駐在生活に彩りを持たせる為、大学の先輩や友達に声を掛けて遊びに来てくれる様に依頼したのです。ドバイはヨーロッパ等への経由地であり、またドバイそのものが観光地であった事もあり、最終的には合計11人の方が遊びに来てくれました。そしてブルネイ駐在。今度は対照的に交通の要所でもなく観光資源もありません。そうした中で、少なめに「友達5人呼ぶ計画」を打ち出しました。その後、上方修正に上方修正を重ね、5年3か月の駐在期間が終わった時には、合計21人の方が来てくれていました。加えて親父お袋、娘が2回、息子が3回。友達の多寡についてはいろいろな考え方があると思いますが、誇れる事かなと思います。
分析するに残念ながら私はあまり人に好かれるタイプではありません。言いたいことをずけずけと言う。親分肌でもないし勿論聖人君子でもありません。13年前の部の忘年会、部長の「無礼講」の掛け声の下、始まった360度評価の雨嵐。「大体、○○部長に比べて(部長代行の)冨原さんは人望が無いんだよなあ。」グサリと刺さる一言。「そんな事わかっちゃいるけど、やろうと思って出来るものではないだろう!」 その場しのぎで答えたものの、それを切っ掛けにどうすべきかと考えました。思い付いたのは「『関わりたい』と思える人を目指すこと」その時から、そう心掛ける様にしました。
さてこの話を何故ここでするのか。私が会社を経営する立場になって考えたことの一つに『「関わりたい』と思える会社を目指す」があります。社員の皆さんが働きたいと思える会社、取引先が長くお付き合いしたいと思える会社、そんな会社を目指したい。それが私のやりたい事の一つです。この考え方は、皆さんの立場でも同様にあてはめる事が出来ます。例えば、営業の方であれば、取引先に如何にそう思って頂けるかを考える。勿論、単に便利屋ではなく、付加価値を創造し提供する事で評価してもらえる形を目指す。社内業務の方も同じです。「この件は専門家のあいつに聞こう。」「あいつに任せておけば大丈夫だ。」日々の心遣いだけでなく、自己研鑽し、組織、社会における自分の存在意義を確立する。
一方で、私は、会社で「仲良しクラブを作るつもりはありません。」勿論、プライベートのお付き合いは仲良しクラブです。気の合う同士が集まり、親交を深める。でも、会社は違います。互いに切磋琢磨し、向上を目指す。おかしいと思えば、上下の立場に関係なく臆せず意見する。議論を重ね、より良い結論、そしてより良い会社を目指す。
この年末年始に私には珍しくある本を一気読みしました。それ程面白かったという事ですが、その本は、福沢諭吉の「学問のすゝめ」です。その中の一節「そもそも人間の性質というのは集まって住むことを好んで、決してひとりで孤立してはいられないものだ。・・・広く他人と交際して、その交際が広くなればなるほど自身の幸福も大きくなるのを感じるものであって、これが人間社会が生まれた所以である。そして、社会の一員となった以上は、またそれに対する義務がなければならない。」
人と人、会社と会社の「繋がり」、自分もある役割を担い、皆で何かをやり遂げる「達成」感、それがアイデアを出し合い議論を尽くし「創造」されたものであれば、喜びもひとしおです。以前マネジメント・メッセージでお話しましたが「人はどうしたら幸せになれるのか」と言うテーマの本を何冊か読みました。そして自分で考えた幸せを感じられる秘訣、「繋がり」「達成」「創造」。これらを皆さんと分かち合い、共に歩んで行きたく思います。
これからも宜しくお願いします。
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<飛丸日記 1月29日> 「『関わりたい』 と思える会社を目指して」 (2021/1/29 7:20:37)
本編は、言うなれば 「学問のすゝめ」その3 x 「ルックジャパン その2」の続編です。
写真は 福澤諭吉の御実家で撮影したもの。
3か月に一回開いていた全社員集会。
1月末開催予定だったという事で、またその代替。
マネジメント・メッセージ 第五弾、抜粋版。
また、問題視されたら掲載を中止するかも、という期間限定版です。
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最初に自慢話をします。中国香港、ドバイ、ブルネイと私は今までに4カ所3回の駐在をしました。中国香港時代には友達夫婦が遊びに来てくれ、3人で楽しいひと時を過ごしました。味をしめた私は、ドバイ駐在が決まった時「友達10人呼ぶ計画」というのを打ち出しました。単調になりがちな駐在生活に彩りを持たせる為、大学の先輩や友達に声を掛けて遊びに来てくれる様に依頼したのです。ドバイはヨーロッパ等への経由地であり、またドバイそのものが観光地であった事もあり、最終的には合計11人の方が遊びに来てくれました。そしてブルネイ駐在。今度は対照的に交通の要所でもなく観光資源もありません。そうした中で、少なめに「友達5人呼ぶ計画」を打ち出しました。その後、上方修正に上方修正を重ね、5年3か月の駐在期間が終わった時には、合計21人の方が来てくれていました。加えて親父お袋、娘が2回、息子が3回。友達の多寡についてはいろいろな考え方があると思いますが、誇れる事かなと思います。
分析するに残念ながら私はあまり人に好かれるタイプではありません。言いたいことをずけずけと言う。親分肌でもないし勿論聖人君子でもありません。13年前の部の忘年会、部長の「無礼講」の掛け声の下、始まった360度評価の雨嵐。「大体、○○部長に比べて(部長代行の)冨原さんは人望が無いんだよなあ。」グサリと刺さる一言。「そんな事わかっちゃいるけど、やろうと思って出来るものではないだろう!」 その場しのぎで答えたものの、それを切っ掛けにどうすべきかと考えました。思い付いたのは「『関わりたい』と思える人を目指すこと」その時から、そう心掛ける様にしました。
さてこの話を何故ここでするのか。私が会社を経営する立場になって考えたことの一つに『「関わりたい』と思える会社を目指す」があります。社員の皆さんが働きたいと思える会社、取引先が長くお付き合いしたいと思える会社、そんな会社を目指したい。それが私のやりたい事の一つです。この考え方は、皆さんの立場でも同様にあてはめる事が出来ます。例えば、営業の方であれば、取引先に如何にそう思って頂けるかを考える。勿論、単に便利屋ではなく、付加価値を創造し提供する事で評価してもらえる形を目指す。社内業務の方も同じです。「この件は専門家のあいつに聞こう。」「あいつに任せておけば大丈夫だ。」日々の心遣いだけでなく、自己研鑽し、組織、社会における自分の存在意義を確立する。
一方で、私は、会社で「仲良しクラブを作るつもりはありません。」勿論、プライベートのお付き合いは仲良しクラブです。気の合う同士が集まり、親交を深める。でも、会社は違います。互いに切磋琢磨し、向上を目指す。おかしいと思えば、上下の立場に関係なく臆せず意見する。議論を重ね、より良い結論、そしてより良い会社を目指す。
この年末年始に私には珍しくある本を一気読みしました。それ程面白かったという事ですが、その本は、福沢諭吉の「学問のすゝめ」です。その中の一節「そもそも人間の性質というのは集まって住むことを好んで、決してひとりで孤立してはいられないものだ。・・・広く他人と交際して、その交際が広くなればなるほど自身の幸福も大きくなるのを感じるものであって、これが人間社会が生まれた所以である。そして、社会の一員となった以上は、またそれに対する義務がなければならない。」
人と人、会社と会社の「繋がり」、自分もある役割を担い、皆で何かをやり遂げる「達成」感、それがアイデアを出し合い議論を尽くし「創造」されたものであれば、喜びもひとしおです。以前マネジメント・メッセージでお話しましたが「人はどうしたら幸せになれるのか」と言うテーマの本を何冊か読みました。そして自分で考えた幸せを感じられる秘訣、「繋がり」「達成」「創造」。これらを皆さんと分かち合い、共に歩んで行きたく思います。
これからも宜しくお願いします。
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