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新ハーネスの開発! その2
飛行中年
(2024/12/25 18:57:24)
新ハーネスの開発! その2 (2021/2/24 21:20:26)
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新ハーネスの開発! その2 (2021/2/24 21:20:26)
ただいま弊社は新ハーネスを開発しています!
今回はその2回目ですが、新しく開発したピッチアジャスターをご紹介いたしましょう!
今回開発しているハーネスは、実は2タイプ準備しています。
一つは今までのEXEハーネスの定番であるダブルバックプレートタイプ。
で、もう一つのタイプが、スイッチ式のピッチアジャスターを持ったシングルバックプレートタイプ。
これは、今まであったシングルバックプレートのコンペハーネス(よくケツスイッチと言われるもの)とおおむね同じものなのですが、
実はピッチアジャスターが大きく進化したものが使用されています。
今までのケツスイッチタイプのハーネスは、カムクリートを使い、それによりベルトを任意の場所にロックしてパイロットのピッチ角を変
更していました。
しかし、この方法では、大きな欠点が生じていました。
一つはカムクリートのかみ合わせでベルトが擦り切れてしまい、寿命が短かったこと。
第二に
消耗したベルトの交換が、オーナーではほぼ不可能で、いちいち業者に送って修理するしかなかったこと
更に
上記の理由や、部品が多かったことにより、信頼性が低かったこと。
これらの欠点を持っていました。
私は上記の欠点は、正直、競技などの過酷な条件の中では好ましくないものと考え、このカムクリートを使用したハーネスは作る気がしま
せんでした…。
で…。私がやるとどうなるか…。
これです!
カムクリートを使用せず、ベルトも使用せず、ロープとピッチアジャスターとショックコードだけの非常にシンプルなシステムを開発しま
した!
このシステムの要は、なんといってもこのピッチアジャスターです!
このピッチアジャスターは弊社EXEにて自主開発し、そして、自前の工場で製造したものなのです!
このピッチアジャスターを分解すると…。
4つの部品に分けることができます。
左からスプリング、ピストン部、シリンダー部、そして、押金部になります。
で、どのようにこれが動作して、ロープをロックするのかというと…。
まず、スイッチ部を押すことにより、下の写真のように「穴」が生じるため、この時にロープがスライドして、任意の場所まで移動しま
す。
そして、ロープが好みの場所まで移動したときに、押金部を押すことをやめると…。
このようにスプリングの力で穴がずれる…。つまり、中を通っているロープを挟み込んでロックしてしまうという機構になっています。
この新機構の長所は。
部品数が少ないため、トラブルが起こりにくい。
消耗部であるロープも、交換が容易で、しかも、そのロープも適当なものでも大丈夫。
と、信頼性、および、メンテナンス性に優れたものになることです。
欠点としては、
ピッチアジャスター部を作るのに、技術と設備が必要。
があるのですが、これについては弊社の技術力にてクリアできました!
すでにこの新方式のピッチアジャスターは、4年ほどの実用テストをしていますが、まったくトラブルが起こって
いません!
競技用ハーネスは、先にも述べたように過酷な条件で使われるため、とにかく故障が起こらないようにしなければ
なりません。
そして、たとえ故障したとしても、現場で修理ができることが重要です。
あのF-15戦闘機も、ホームセンターで手に入る工具で、主だった場所の分解が可能です。
そのくらいでないと、実戦で使えるものにはならないのです。
弊社新ハーネスもこれと同じ考え…。
凝った作りなんて、結局は使いずらいだけなので、できるだけシンプルな構造にしました!
今回はその2回目ですが、新しく開発したピッチアジャスターをご紹介いたしましょう!
今回開発しているハーネスは、実は2タイプ準備しています。
一つは今までのEXEハーネスの定番であるダブルバックプレートタイプ。
で、もう一つのタイプが、スイッチ式のピッチアジャスターを持ったシングルバックプレートタイプ。
これは、今まであったシングルバックプレートのコンペハーネス(よくケツスイッチと言われるもの)とおおむね同じものなのですが、
実はピッチアジャスターが大きく進化したものが使用されています。
今までのケツスイッチタイプのハーネスは、カムクリートを使い、それによりベルトを任意の場所にロックしてパイロットのピッチ角を変
更していました。
しかし、この方法では、大きな欠点が生じていました。
一つはカムクリートのかみ合わせでベルトが擦り切れてしまい、寿命が短かったこと。
第二に
消耗したベルトの交換が、オーナーではほぼ不可能で、いちいち業者に送って修理するしかなかったこと
更に
上記の理由や、部品が多かったことにより、信頼性が低かったこと。
これらの欠点を持っていました。
私は上記の欠点は、正直、競技などの過酷な条件の中では好ましくないものと考え、このカムクリートを使用したハーネスは作る気がしま
せんでした…。
で…。私がやるとどうなるか…。
これです!
カムクリートを使用せず、ベルトも使用せず、ロープとピッチアジャスターとショックコードだけの非常にシンプルなシステムを開発しま
した!
このシステムの要は、なんといってもこのピッチアジャスターです!
このピッチアジャスターは弊社EXEにて自主開発し、そして、自前の工場で製造したものなのです!
このピッチアジャスターを分解すると…。
4つの部品に分けることができます。
左からスプリング、ピストン部、シリンダー部、そして、押金部になります。
で、どのようにこれが動作して、ロープをロックするのかというと…。
まず、スイッチ部を押すことにより、下の写真のように「穴」が生じるため、この時にロープがスライドして、任意の場所まで移動しま
す。
そして、ロープが好みの場所まで移動したときに、押金部を押すことをやめると…。
このようにスプリングの力で穴がずれる…。つまり、中を通っているロープを挟み込んでロックしてしまうという機構になっています。
この新機構の長所は。
部品数が少ないため、トラブルが起こりにくい。
消耗部であるロープも、交換が容易で、しかも、そのロープも適当なものでも大丈夫。
と、信頼性、および、メンテナンス性に優れたものになることです。
欠点としては、
ピッチアジャスター部を作るのに、技術と設備が必要。
があるのですが、これについては弊社の技術力にてクリアできました!
すでにこの新方式のピッチアジャスターは、4年ほどの実用テストをしていますが、まったくトラブルが起こって
いません!
競技用ハーネスは、先にも述べたように過酷な条件で使われるため、とにかく故障が起こらないようにしなければ
なりません。
そして、たとえ故障したとしても、現場で修理ができることが重要です。
あのF-15戦闘機も、ホームセンターで手に入る工具で、主だった場所の分解が可能です。
そのくらいでないと、実戦で使えるものにはならないのです。
弊社新ハーネスもこれと同じ考え…。
凝った作りなんて、結局は使いずらいだけなので、できるだけシンプルな構造にしました!
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