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突然の被災とは
呉本圭樹blog
(2025/1/10 10:39:10)
突然の被災とは (2015/9/15 16:07:43)
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突然の被災とは (2015/9/15 16:07:43)
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先日の土曜日の朝、
私は筑波山をトレーニングの為走って登頂。
そして見えた景色は明らかにおかしな景色でした。
あるはずのない、湖がはっきり見えたのです。
そう、そこは今ニュースになっている常総市の災害地。
この土曜日でさえまだ救助ヘリが被災者を救出していたという状況だったそうです。
以前私が住んでいたつくばから車で30分も走らない場所。
そこが今回の被災地でした。
私の知り合いもここにお店を構えていました。
下の写真は先週の金曜日に撮ったもの
そして私が筑波山にいた時間に撮ったムービーが下の画像
日曜日、私も少しでも手伝いができればと現場に行きましたが、
まだ場所によっては全く排水が出来ていない。
私が到着した時、荷物は既に出し終わり、積みこむ作業をしていた。
周辺は思ったほどの匂いはしなかったものの、建物に入ると泥臭い。
人徳、人脈の多い野原さん親子にはあっという間に人と大量の水が運ばれ、「片づけ」が進んでいるが、
そうはいってもそれでも当然復旧のめどは全くたっていない状態。
それどころか、周りはまだ片付けもようやく始まった程度、
少し歩くだけで、まだ入ることもできないエリア。
車という車は水没した後があり、手伝いに行った場所も、水で前も後ろも行くことができなかった車が駐車場に入ってきて、人だけが
逃げて行ったというように車がそのままになって行っていた。
そんな車を移動する為に災害要請を受けたレッカー車が街中を右往左往し、片づけを行っている車、
消防、警察といった車が通れるようになった道を右往左往と走り回る。
水が引いたとはいえ、泥が乾燥してきたその場所は今度は埃っぽくなっていた。
今回、この地域は人的被害はなかったということだが、水は断水、電気もきていない状態。
生活には車が必要な場所だが、それを失った人達はどう移動するのか。
当然住むところも今は市役所などの避難所。
泥っぽいのに風呂も満足には入れない状態。
とりあえず、これからどうするかというよりも、今できること、「片づけ」をしていくことに集中する。
そういう風にみえたのです。
私に出来ることはまだあまりない状態。
これから少し落ち着いて、ようやくボランティアや、土木作業が入れるようになるだろうという感じでした。
しかし、報道ではまだそういうことは言われていないようですが、
ボランティアの腕章をして、堂々と泥棒を働いている輩がもう大分現地にいるということでした。
私がいた日曜日にもそういう泥棒の一人が捕まったと聞いたのです。
混乱に乗じてそういう人が来るもんなのかと思いましたが、
確かに作業中、何事もなないように建物内に入ってくる人を見ていても、それが作業する人なのか、
それとも関係者なのか、分からない。
私も近場の状況をみて歩いた時にはそんな風にみられていたのかもしれません。
ほんの数日前まで何ごともなく普通に生活していた人たちが、今は被災者。
この場所も、これまで災害らしい災害はなかった場所。
私も茨城は災害の少ないところだと聞いていました。
被災は復興が時間がかかります。
起こるのはあっという間なのに。
常総市も、これからが大変です。
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