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link 飛行中年 飛行中年 (2024/5/20 21:18:27)

feed パラグライダー大会180キロタスク達成! (2021/4/4 12:00:09)
4月3日4日、茨城県足尾エリアで開かれたパラグライダーの大会「2021スカイグランプリIN ASHIO」で、前人未到180キロのタスクで見事に14名の選手がゴールに成功た。

今回はこの出来事をご紹介したい。





この大会の実行委員長を勤める、Iガキ…。(ちなみに私の友人でもある。)

大会初日に、「今日のタスクは国見しかないだろうよ!」と、一人で叫んでいる…。

国見?どこ??と聞きいなれない地名だったが、実は福島県の北、宮城との県境に位置する町…。

ここ足尾エリアから180キロ北の町である。

半ば気が狂ったような長い距離のタスクに、選手たちは「マジ?」と、やる気を出すよりもむしろ引き気味…。

なぜならば、パラグライダーのXCレコード、つまり、直線飛行記録はその時178キロ。

つまり、その飛行距離記録よりも遠くへ飛んでみろというタスクだったからである…。

選手から異論もあったが、もう誰も実行委員長のIガキを止めることはできない…。

ということで、このタスクで大会は進行!

私は途中で降りてしまった選手の回収役員を務めていたが、選手の位置を知らせるライブトラック

からの情報がとにかくすごい!

大量の選手がエライ勢いで、北へとまっしぐら…。最速で対地速度80キロを示している。

最新型のパラグライダーの性能、プラス、強い南風がこの速度を出させていたのである。

追いかける回収車も、この速度には追い付けない…。

最後は高速道路を使ったが、結局選手よりも先にゴールにつくことはかなわなかった…。

この日は今年最高の条件であったこともあり、フタを開けてみたら14名もの選手が見事にゴー

ルまでたどり着いた…。

つまり、いきなり14名も同時に日本のXCレコードを超えたのである!

えらいぞIガキ!

しかし…。

予想はしていたが、約2名の選手がこのゴールを振り切り、さらに記録を塗り替えるため北へと向かったのである…。

やっぱり出たか…。

そのうちの一人、私が3年前にXCの回収をしたNの目女史が203キロの距離を飛んだのである!

当然、新記録である…。



おそらく、この大会はパラグライダーの歴史の中で伝説となるであろう。



英語で「ブレイクスルー」という言葉がある。

直訳すれば「壊して通り抜ける」であるが、より正確にこれを訳すると「常識をぶち壊して未来を切り開く」だと思う。

今回の大会はまさにこのブレイクスルー…。

殻に閉じ込められてしまったみんなの中の常識をぶち壊してしまい、パラグライダーの新しい世界をひり開くことができた!

可能性があるのであれば、どんどん常識をぶち壊して挑戦すればよいのである!

重ね重ねになるが、えらいぞIガキ!




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