ホーム
>>
RSSセンター
>>
車中泊の旅で、涙が止まらなかった出来事…。
飛行中年
(2024/12/25 18:57:24)
車中泊の旅で、涙が止まらなかった出来事…。 (2021/5/3 21:11:12)
RSSセンター
メイン | 簡易ヘッドライン |
車中泊の旅で、涙が止まらなかった出来事…。 (2021/5/3 21:11:12)
今回は、内容的に写真の掲載は控えておきます。
数年前の車中泊で北海道旅での出来事でした。
大間から函館までのフェリー「大函丸」に乗船し、函館に着こうとしていた時のことです。
私が下船準備をしていた時、隣の車のお父さんが、何やら私の車に興味津々…。
私の車は、もちろん完全車中泊仕様です。
お父さんは、そんな車中泊仕様の私の車に興味を持ったのかな?と、そのお父さんに話しかけてみたのですが…。
その数分後に、私は涙が止まらなくなり、車が運転できずに路肩に車を寄せて、一人泣くことになりました…。
今夜はそんなお話です。
そのお父さん、今回ワンボックスカーを買って初めて旅をしたそうです…。
北海道の北見市に住まわれているとのことでした。
その車で初めて奥さんと旅をされたとのことでしたが、奥さんの姿はそこには見えません…。
実は…。
奥さんは、末期の大腸がんに見舞われ、早急の手術が必要とされたのですが、北海道中の病院をあたってもすぐに
手術ができる病院はなし…。ようやく見つけたのが、滋賀県の病院で、今回の旅はその病院まで奥さんを送り届けるものだったとのこと。
奥さんにできるだけ負担をかけないように、今回中古のワンボックスカーを購入して、後ろで寝られるように手を加えて、滋賀県の病
院まで送り届けたそうです…。
お父さんの言うことに、この先、今回のように、いつどこかの病院に奥さんを送り届けることになるかわからないし、何よりも、すでに奥さんとの
時間そのものが限られているかもしれない…。
これから先、奥さんと一緒にいられる時間を大事にし、この車を使って、いろいろなところを旅して奥さんとの思い出を作りたい!と、言われるの
です。
お金はないのでもちろん全て車中泊…。
でも、これからの時間を大事にし、奥さんのために、出来ることは全部してあげたいといわれているのです。
だから、私の車中泊仕様の車に興味を持たれていたのです。
私はその事情がよく分かったので、私の車中泊仕様の車の説明をしてあげました。
私の車は、このブログでもご紹介していますが、車中泊の他にも仕事や薪ストーブの薪集めなどにも使っているため、簡易的にすぐに車中泊仕様に
できるように、しかし、それでいて快適に車中泊が過ごせるように工夫しています。
言ってみれば、簡単にできてそれでいて快適に車中泊が過ごせる工夫をした車…。
おそらく、このお父さんのお役に立てるのでは?と思い、フェリーから車を出す時までずっといろいろな工夫を紹介していました。
そして、下船後もしばらくそのお父さんとお話し…。
ひと通りのお話しが終わると、そのお父さんが言います…。
今回お世話になった津軽海峡フェリーさん。私がこのフェリーを使う理由をお話ししたら、津軽海峡フェリーさんは、わざわざ女房が
休める部屋まで準備してくださって、その上、その部屋まで女房を運ぶ手伝いまでしてくださいました。本当に感謝しています。だから、そのお礼
が一言いいたいんです。
そう言い残して、そのお父さんは私の前を立ち去りました。
私はそのお父さんと別れ、しばらく車を進めたのですが…。
それまでこらえていた涙が一気に噴き出しました。
お父さんの前では「泣いてはいけない」と思い、ずっとこらえていたのですが…。
結局、200メートルも車を走らせることはできませんでした…。
人って、本来は一生懸命に生きなければいけないんですよね…。
そんなことを、そのお父さんから学ばせていただきました。
数年前の車中泊で北海道旅での出来事でした。
大間から函館までのフェリー「大函丸」に乗船し、函館に着こうとしていた時のことです。
私が下船準備をしていた時、隣の車のお父さんが、何やら私の車に興味津々…。
私の車は、もちろん完全車中泊仕様です。
お父さんは、そんな車中泊仕様の私の車に興味を持ったのかな?と、そのお父さんに話しかけてみたのですが…。
その数分後に、私は涙が止まらなくなり、車が運転できずに路肩に車を寄せて、一人泣くことになりました…。
今夜はそんなお話です。
そのお父さん、今回ワンボックスカーを買って初めて旅をしたそうです…。
北海道の北見市に住まわれているとのことでした。
その車で初めて奥さんと旅をされたとのことでしたが、奥さんの姿はそこには見えません…。
実は…。
奥さんは、末期の大腸がんに見舞われ、早急の手術が必要とされたのですが、北海道中の病院をあたってもすぐに
手術ができる病院はなし…。ようやく見つけたのが、滋賀県の病院で、今回の旅はその病院まで奥さんを送り届けるものだったとのこと。
奥さんにできるだけ負担をかけないように、今回中古のワンボックスカーを購入して、後ろで寝られるように手を加えて、滋賀県の病
院まで送り届けたそうです…。
お父さんの言うことに、この先、今回のように、いつどこかの病院に奥さんを送り届けることになるかわからないし、何よりも、すでに奥さんとの
時間そのものが限られているかもしれない…。
これから先、奥さんと一緒にいられる時間を大事にし、この車を使って、いろいろなところを旅して奥さんとの思い出を作りたい!と、言われるの
です。
お金はないのでもちろん全て車中泊…。
でも、これからの時間を大事にし、奥さんのために、出来ることは全部してあげたいといわれているのです。
だから、私の車中泊仕様の車に興味を持たれていたのです。
私はその事情がよく分かったので、私の車中泊仕様の車の説明をしてあげました。
私の車は、このブログでもご紹介していますが、車中泊の他にも仕事や薪ストーブの薪集めなどにも使っているため、簡易的にすぐに車中泊仕様に
できるように、しかし、それでいて快適に車中泊が過ごせるように工夫しています。
言ってみれば、簡単にできてそれでいて快適に車中泊が過ごせる工夫をした車…。
おそらく、このお父さんのお役に立てるのでは?と思い、フェリーから車を出す時までずっといろいろな工夫を紹介していました。
そして、下船後もしばらくそのお父さんとお話し…。
ひと通りのお話しが終わると、そのお父さんが言います…。
今回お世話になった津軽海峡フェリーさん。私がこのフェリーを使う理由をお話ししたら、津軽海峡フェリーさんは、わざわざ女房が
休める部屋まで準備してくださって、その上、その部屋まで女房を運ぶ手伝いまでしてくださいました。本当に感謝しています。だから、そのお礼
が一言いいたいんです。
そう言い残して、そのお父さんは私の前を立ち去りました。
私はそのお父さんと別れ、しばらく車を進めたのですが…。
それまでこらえていた涙が一気に噴き出しました。
お父さんの前では「泣いてはいけない」と思い、ずっとこらえていたのですが…。
結局、200メートルも車を走らせることはできませんでした…。
人って、本来は一生懸命に生きなければいけないんですよね…。
そんなことを、そのお父さんから学ばせていただきました。
execution time : 0.004 sec