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梅雨時の風物詩といえば鳥海山フライト、でも何で６月にやるのかは不明



雪渓からの流れを飛び石伝いにクリア、雪渓上は道標もないし霧で迷わぬよに三半規管を研ぎ澄ます。
五感が効かないときはどうするかって、そりゃー第六感を使うんです。野生を目覚めさせ、気配を感じるのさ


山岳スキーのおじ様(お爺さんかな)、足元はスキーブーツを履いたまま、スイスイと登ってくる。
抜いても気付くと背後に、気配を全く感じない。
僕の妖怪レーダーにピンときた、ひょっとして大雪渓で、、、雪渓が溶ける頃に現れると言われてる方と遭遇か～～
挨拶してから背中のザックが妙に重くなった

雲の上に出れば下界が見えて来た、山頂から飛んでも雲突入が必至な感じ

笹藪沿いを進み、あざみ坂からアイゼン無し、アイゼン脱いでも足が重いぞ
さっきまでいたスキーおじさんの姿が見えない

外輪まで上がりきったら、そこはサイドフォロー
いーのだ登れただけでもさ
ハルくんもＭ女史も元気一杯、飛べなくなって気にしない

あざみ坂から降りてきたら風が弱まってきた
ひょっとして飛べちゃう？
思い立ったらセッティング、雪渓にリトルが３羽、飛べるかな

フル加速だ、サイドフォローなら走れば浮くはず
浮いた、飛べたー、ラッキー

ハルくんも飛んできた、雪渓の終点まで、なんかとっても得した気分さ
あれっＭ女史はどこだ、まさかスキーおじさんに連れてかれたか