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Leszno Cup 2021 フライト編
Team Maru-WGC
(2024/12/25 18:57:23)
Leszno Cup 2021 フライト編 (2021/9/16 22:17:41)
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Leszno Cup 2021 フライト編 (2021/9/16 22:17:41)
2021/08/12
機体を組み立てて練習フライト開始。機体オーナーのフレックさんの友人のBerndさんがちょうど出場されており、組み立て方法を指導いただいて組み立てることができました。ヘルプがなかったら組み立てる自信がなかったです、本当に助かりました。
・Ventus 3M 組立方法
- 胴体を出します。ラダーを抑えて、胴体が蛇行しないように注意
- 胴受けは一番下まで下げておきます
- 左翼から入れます(主翼はかなり重いです)。翼の燃料タンクは、片翼のみ、両翼、無し、の3パターンが選べるそうです。(お借りした機体は右翼のみウイングタンクありでした)。ウイングスタンドに乗せます
- 右翼を入れます。最後まで入れる直前に燃料タンクのコネクターを接続します
- メインピンを入れます(かなりタイト。グリスアップをきちんとすること)
- 外翼をつけます(かなり長いですが、一人でつけられるとのこと)
- ウイングレットをつけます
- 水平安定板を取り付けます
- メインギア後ろのFlarmアンテナを取り付けます
・Ventus 3M 分解方法
- トレーラー胴受けに乗せるために軸線をあわせるために機体を一人で動かすのはかなり難しいのでトレーラーを動かして軸線をあわせた方が楽です。
- トレーラー胴受けに乗せます。ラダーが動いて機軸がずれてしまうので気をつけながら乗せます
- ギアアップして、Flarmアンテナを外して、胴受けを一番下まで下げます。ウイングスタンドを入れます(両翼)。エアブレーキロック解除、フラップ0
- 水平安定板をはずします
- ウイングレットを外します。
- 外翼を外します(どちらからでも良い)
- 右翼から外します(かなり重い)
- 左翼を外します
準備をして午後から300km位のコースでの練習でした。とても乗りやすい機体です。エンジンテストも順調。とは言えはじめての機体なのでバッテリーの切り替え方がわからなかったりして慌てました。(なんと自動でバッテリーが切り替わります)
2021/08/13
練習最終日、本日も飛べるコンディションです。滑走路に来てから疲れていることに気がついたので、地上準備作業だけをしてフライトは取りやめ休憩することにしました。
明日から始まります。好天で楽しめることを願ってます。
一日お休みして大会が始まりました。お休みしていた日の夕方に飛行場で競技ブリーフィングがありましたので飛行場に向かったところ、ものすごい渋滞。。逆回りでなんとか到着したらものすごい人出!ナイトバルーンショーだったようです。密密。。(屋外なのでだれもマスクしていません)。市川さんのクルーをいつもされているミレックさんに6年ぶりにお会いできました。「困ったことがあったらいつでも電話くれ」頼りになる友人です。
8/14 day1
積雲の出ないブルーコンディション。2hのエリアタスク。ポーランドでありがちなガグルの日でした。メインのガグルとともに14:28に一斉スタート。最終サーマルまでおなじクライム、同じグライドでガグルと飛べました、最後のレグでグライドに差が付いてしまい、回って上がる必要が出てしまい、2分遅れてフィニッシュ。得点率80.3%
。最後は遅れてしまいましたが、初日失敗しがちな自分としては十分な結果でした。
https://www.soaringspot.com/.../task-1-on-2021-08-14/daily
8/15 day2
1.5h
AAT、前線の接近でコンディションは下り坂。積雲→ブルーコンディション。コンディションが改善するのが遅かったため曳航開始が遅くなり、18mクラスのみのショートタスク。
曳航開始が遅れたので、スタートタイミングはなるべく早くスタートしたいのですが、曳航順番が最後列のため、曳航からスタートゲートオープンまで時間が無く、さらに上がりづらいコンディションで、ゲートオープン時間になってもスタート高度まで上がりきれません。ゲートオープンとともにスタートしていく機体が見えました。以前はここでかなり慌ててしまったのですが、周りの上がれていない機体もまだいることから、慌てず、焦らず、諦めずで、あがったところ、上空のサーマルウエーブで2500mまで上がれました!前線の接近に伴い、安定層の上の風速が強まっていることから、積雲の風上面がウエーブになっています。過去2度ほど平野の競技会でのサーマルウエーブコンディションがありましたがうまく上がれなかったのが今回はうまく上がれました。
30分以上遅れて2400mでスタート。先行機より1000m高くスタートできました。
第一エリアに入って30分経過、残り1時間、ここまでの平均速度150km/h、第2エリアをタッチして最小距離で100km、第2エリアのコンディションは良く無さそうですが、さすがにここでターンするのは早すぎるだろうとの判断でガグルは第一エリアを奥に進みました。私もその判断でガグルをフォローしましたが、これが失敗でした。(一機だけガグルを離れて第2エリアに向かった機体がいましたがこちらが成功でした)。
第一エリアをターンすると極端にコンディションが悪化してしまいました。結局ガグルは皆さんエンジンを回して帰ることに。
早い時間にスタートして、第一エリアで色気を出さずに第2エリアに向かった人だけがフィニッシュできる日でした。得点率
64%、この日は仕方ない日でした。
https://www.soaringspot.com/.../task-2-on-2021-08-15/daily
8/16 day3
前日に温暖前線が通過し、寒冷前線が接近して不安定度があがるコンディション。午後遅い時間はサンダーストーム予報なので、220kmショートタスク。12:20曳航開始。午前中はブルーでしたが曳航時点では積雲が西から接近して好条件。セントカ先生から、サンダーストーム予報なので早めにスタート、とアドバイスを頂き空へ。
スタートゲートオープン直前から空が怪しい感じに。南西からシャワーエリアがレシュノ全体に近づいてしまい、タスクエリアがかぶってしまう恐れがあったので、ゲートオープン直前に全クラスタスクキャンセルになりました。。着陸後、片付けているときに雨に降られました
ps.
先週はバルーンのジュニア世界選手権がレシュノで行われていました。日本からも5チーム、18名が参加されていました。活動時間帯があわず、ご挨拶は出来ませんでしたが、楽しまれていたようです。このご時世にすごいですね!
2021/08/17
寒冷前線の通過でノータスク
スカンジナビア半島に低気圧が留まってしまうパターンになると、次から次へと前線が通過するパターンになり、前線通過の間の
small weather window のときがタスクをできるチャンスになります。。
2021/08/18
前線通過後で温度が下がり、西風が強い。日本と異なり、前線通過でキレイに晴れる、とはならなくて、湿り気が多く、上空は層雲系の雲に覆われ気味です。
13:00 にタスク発表、 1:15
のエリアタスクになりました。東へ30kmほどいって、西に70kmほどいって、帰ってくる、滑走路周辺を東西に往復するタスクです。
13:40曳航開始。曳航順が前の方の機体はサーマルが弱く、浮いていられずエンジンを空中再始動する機体もあります。1stサーマルを慎重に上がることを心がけて離陸。離脱後は思った通りサーマルは弱く、クライムが難しいコンディションです。14:38スタートゲートオープン。トリッキーな日なので、ガグルでリスク分散してスタートしたいので、ガグルの動きを見て14:53にスタート。
第一エリアの奥の雲で少しだけ上がってターン。戻ってきて滑走路の東で上がり直して、風が南西なので南西方向へ。当初は南西側は日射があたっていたのですが、次第に全面覆われてしまって空気が静かになってしまいました。60-70kmほどの飛行距離でエンジンリスタートすることになりました。ですが、4機だけフィニッシュしていて、そのうちの一機は第一エリアでターンしてから一緒の機体でした。当初空いていた南西方向に伸ばすことで、覆われてしまった後もリフトがあったようです。読み解けなかったなあ。。フィニッシュしたMarekさんに聞いてみたところ、南に太陽が当たっていたエリアがあったので確信をもって南にオフトラックしたとのこと(なんで、みんな暗い西に行ってしまったんだと)。
ルール上の最低距離飛行者が規定数よりも少なかったため、タスクフィニッシュした人もいましたが残念ながらタスクとしてはキャンセル扱いになった日でした。
https://www.soaringspot.com/.../task-4-on-2021-08-18/daily
2021/08/19
次の前線の影響で中層雲が終日覆ってしまいノータスク
明日8/20 も予報イマイチですね。。
2021/8/20
残念ながら昨日の予報通り、本日もノーコンテスト。
アパートのデスク・椅子がPC作業にはイマイチなので、市内のCoworking Space
を探して見たところ、素敵な場所を見つけました。
Stacja Biznes
さん、レシュノ市が設置している?無料のスペースです。インターネット、コーヒーも無料で利用できます。先にお仕事をされていたAgtaさんが親切に使い方を教えてくださった上に、コーヒーやらチョコレートやらと声をかけてくださいました。お話ししていたら、なんと2014年の世界選手権では大会のグランドスタッフをされていたとのことで、「当時もしかしたら会っていたかも!」と話が弾みました。
おかげさまでお仕事がはかどりました。
https://www.facebook.com/StacjaBiznes
2021/08/21
239kmレーシングタスク
15:00以降、雲が広がってしまう予報になっており、アーリースタート予定です。
13:10 にガグルとスタート。第一レグは悪くないフライトでした。
第2レグ後半にガグルはオフトラックを選択、結果としてはこれは良くないルートでした。さらに第2旋回点の手前でガグルが二手に分かれ、私の選択したルートはリフトが良くなく、AGL300mまで下げる失敗になりました。なんとかリカバリーできて、第2旋回点をターン。その後は良いクライムを見つけられて、97km/hでフィニッシュ。トップは117km/h
でしたので、スコアとしては芳しくありません(ショートタスクは一つの失敗が大きく響いて回復できないので、とにかく失敗しないようにする必要があります)。第2旋回点手前で分かれた良い方のガグルは7分早く102km/hでフィニッシュできているので、これくらいでフィニッシュしたかったところですが、最悪(リスタート)は回避できたこと、低いところから良い上がりを見つけられたこと、ラストクライムはガグルの横で良い上がりを見つけられたこと、といくつか良いことはありました。
本日最終日です、予報はイマイチですが、もう一日練習できる可能性を信じて出発です。
2021/8/22
オーガナイザーはグリッドして12:00まで待機の指示を出しましたが、残念ながら予報通り寒冷前線の接近でキャンセルになりました。
周りの方に手伝って頂いて機体を分解、アパートも撤収して機体返却の陸送に出発します。900kmになりますので、大会も早く終了したことから、最終日の夕方は250kmほどポーランドとドイツの国境近くの高速道路サービスエリアのホテルまで陸送しました。途中グライダートレーラーとすれ違いました、コンテストナンバーから見るに、おそらくフランスで開催されていた世界選手権クラブクラスのポーランドチームの機体でした。
本日は残り650kmを距離を陸送して機体を返却します。(本日はシュンプヒルト社が休業日なので、シュンプヒルト社近所の滑空場に機体を返却します)
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