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「オミクロン株」は、貧しい国のことを考えなかったから…。 (2021/12/17 19:37:55)
今、世界が恐れている新型コロナの「オミクロン株」。
これって、貧しい国のワクチン対策を考えなかったから、発生したように思えてならないんです…。
それってどういうことか…。
今夜はちょっとそんなお話です。
まず、皆さんに見ていただきたいのは、新型コロナのワクチン接種率を表した地図です。
ちょっとデーターが古いですが…。
この世界における新型コロナワクチン接種率を見ていただくと…。
貧しい国ほど接種率が低いことが分かると思います。
つまり…。
豊かな国ほど、お金の力で先に新型コロナワクチンを独占してしまい、貧しい国までワクチンが行き届いていないという
ことだと思います。
私は、このことが、今回のオミクロン株が発生した根本的な理由のように思えるのです。
これは、どういうことかというと…。
まず、ウイルスというものは、生物に寄生して、その生物の細胞を壊して、それを材料に自分の「複製」を作ります。
それを、恐ろしいスピードで繰り返して、一気にその数を増やし、蔓延するわけですね!
ここで…。
この自分の複製を作る段階で、ごく稀に「複製ミス」をやらかすことがあります。
これは、本当にごく稀な出来事ですが、ほとんどすべてといっていいくらい、こうして出来た「複製ミス」は、その後、
死滅してしまい、再び自分の複製を作ることなく終わってしまいます。
しかし…。
本当、ごく稀に、さらに稀に、そのまたさらに稀に…。ほとんど「奇跡」と言っていいくらいの確率で…。
自分の複製を作るに好都合な、言わば「強い」奴が出来てしまうことがあるんです。
これが、「新株」と言われる奴なんですね!
そして…。
そんな「新株」は、当然ですが、もともと多くの「ウイルス」が存在する場所で、より発生する確率が高くなるいうこと
がお分かりになりますよね!
そりゃそうです。たくさんのウイルスが存在すれば、当然、その「複製ミス」が出来る確率も上がるわけですから…。
つまり…。
ワクチンが行き届かない国ほど、「変異株」が出来やすい!と、いうことです。
私は、このことをしっかり皆さんに知っていただきたいと思っています。
我先に、ワクチンを入手したがるのは、人間ならば当然だと思いますし、また、ワクチンをより早く確保した政府は、国
民から支持されるのも当然だとは思いますが…。
私は、今回の新型コロナを本当に鎮静化させたいのであれば、貧富の差なく、まずは、最もそれが必要とされる人から優
先的に、ワクチンを接種していくことが、有効なように思えるんです。
そうして、ウイルスそのものの絶対数をできるだけ少なくすることが、「重要」だと思うんです。
そのためには、たとえ貧しい国でも、必要なワクチンが行き届くことが大切ではないでしょうか?
…。
で、なければ、いくら自分の国で新型コロナを抑え込んでも、貧しい国で新型が出来てしまえば、いずれそれが流入して
しまい、今回のオミクロン株の騒動ようになり、今までの努力が「水の泡」になってしまうと思うのです…。