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feed 和歌山再発見の旅! 4日目 (2022/1/7 15:57:18)

本日は、いよいよ私の生まれ故郷まで帰ります。

でも、途中で、まだ行ったことがない場所が何か所か…。

寄り道しながら進みます。

 

まずは和歌の浦。

実は、私は和歌山生まれの和歌山育ちのくせに、和歌の浦に来たことがなかったのです!

早朝ということもあり、とても静かで風光明媚なところですね!

「松島」にとても雰囲気が似ています。(松島は10回以上行っているくせに…。なぜかここは初めて…。)

次に向かったのは、白崎海岸公園です。

石灰岩のために、岩がみんな白いんですね!

和歌山にこんな場所があることを、ずっと知りませんでした。

お次は…。

道成寺。

ここも来るのは初めてです。

今をさかのぼること1000年ほど前、熊野詣の修行僧「安珍」が、「清姫」との約束を破って逃げようとしたものの、清姫

が大蛇になって追いかけてきて、道成寺の鐘に隠れた安珍を焼き殺してしまったという物語の舞台となったところです。

能や浄瑠璃などでは有名な演目ですね!

この物語、実は、下に御紹介するように、本当に当時鐘があったとされる場所を発掘したところ、焼けた土が発見され

たそうです。

私は思うのですが、この「道成寺伝説」って、本当にあった出来事をモデルにしているように思えるんです…。

なぜかというと…。

まず、安珍そして清姫の墓は、実在していること。

安珍はこの道成寺に安珍を弔った「安珍塚」がありますし、清姫の墓も現在の田辺市に実在しています。

また、安珍は福島県白河市の僧侶とされていますし、清姫が住んでいたのも、現在の田辺市とされています。

また、物語全体を見ても、大きな矛盾点などがなく、このストーリーがこの場所で展開されたとしてもおかしくないと思

います。

ただ、おかしなのは「清姫が大蛇に化した」という部分だけですが、これは、物語を面白くするために、のちに脚

色されたのだと思います。

それでは、「清姫は大蛇に化した」という部分は、実際にはどんなことになっていたのか…。

これについて、ちょっとその時考えてみたのですが…。

ひょっとして、清姫は日高川を泳いで渡るときから「裸」だったのではないか?

それを、当たり障りのない物語にするために「大蛇に化した」としたのではないか…。

いえいえ。これ大真面目です。

こう考えると、この物語の展開の節々で、つじつまが合ってくるのです。

…。

これについては、改めてこのブログでご紹介したいと思います。

 

ここまでくれば、生まれ故郷までもうすぐですが、その前に田辺市にある産直センターの「よってって」に寄ります。

ここで、お気に入りの醤油と干物をゲット!

このすぐ近くて製造されている醤油です。

これ、一味違っていておいしいんです。

私はずっとこの醤油しか使っていません。

干物は「アイ」とこの辺では言っている魚ですが、一般名は「アイゴ」。

美味しい干物なのですが、漁師さんからすれば、いわゆる「下道」の魚で、まとまった量が獲れず、大きさもまちまちな

ので、商品としては出せないのです。

でも、美味しいので、限られたお店だけで売られてるんです。

日本酒の肴としては最高です!

 

とうとう生まれ故郷に帰ってきました。

まずはご先祖様のお墓参りです。

綺麗に掃除させてもらい、お線香をあげます。

ここで…。

実は、私の叔父さんに当たる方が、太平洋戦争中「コレヒドール島」で戦死されています。

これが一体どのようなことなのか…。

恥ずかしながら、私は「戦史」を知るようになるまでは、そのことが分かっていませんでした。

本当に叔父さんには申し訳ないと思っています。

私の親父(叔父さんから言えば弟)も、このことについては口を閉ざしていたため、私はそれを知ることがありませんで

した。

このことについても、また、回を改めてこのブログでご紹介したいと思います。

 

お参りしなければならないところは他にもあります。

やってきたのは稲葉根王子。

熊野詣をするためには、いったん儀式の上で「死んで魂になる」必要があったのですが、それを行った重要な場所なのだ

そうです。

熊野三大社とともに、世界遺産になった場所でもあります。

ここの稲葉根王子の社(やしろ)の横に、小さな社があるのですが…。

実はこの社は、もともと私の家で代々お祭りしていた「お稲荷様」です。

個人の家でお祭りするには位が高かったため、こちらに移設されました。

日頃の感謝の気持ちを込めて、お参りさせていただきます。

ちなみに王子とは…。

熊野権現の御子神に当たる神様で、熊野詣の道筋にたくさん存在し、これらは九十九王子と呼ばれています。

 

大切なところをお参りさせていただいた後は…。

とれとれ市場です。

今では結構有名になった場所ですが、これを設立した堅田漁協で、設立当時、ある管理職が起こした壮絶な男のストーリ

ーがあったことは、あまり知られていません…。

このとれとれ市場でゲットしたのは…。

紀州の銘酒「紀土」です。

これが旨いんです!

元日にこの酒を楽しみます!

 

…。

この夜は、さっそく昼に買った「アイ」をダッチオーブンで焼きました!

 

…。

…。

やっぱり故郷に帰ってくると、盛沢山になってしまいますね!

 


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