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feed Condorの曳航機 (2021/11/27 17:45:53)
Condorでは曳航機のフライトパターンはプログラムによりスタート位置やサーマルの発生状況を見ながら曳航をしていくのですが、残念ながら山やオブジェクトなどの障害物を避ける計算がうまくできていなくて、山あいのAPでは曳航機が障害物に突っ込んでしまいグライダーが離脱を余儀なくされる場合があります。その他、曳航機の性能によっては微妙に飛行機曳航が難しくなる場合があって、シーナリーによってはRead Meに飛行機曳航が難しいAPのリストが書かれてあったりします。
 
タスク設定で飛行機曳航を選んだ場合、Condorに含まれる曳航機がランダムに選ばれる他、タスク参加者の人数によって曳航機の数が自動的に変わってしまうので、上昇性能の悪い曳航機が一機だけ選ばれた場合は飛行機曳航が障害物を避けることが難しくなる場合があります。
 
そこで、タスクセッターは一応最大重量でフライトを試してみて参加機体が問題なく離陸できるかどうか調べておいたほうが良いと思います。
 
とはいえ微妙な場合はサーバー側で非力な曳航機をあらかじめ避難させておいてタスクには搭乗してこないようにすることが可能です。この方法はPCをタスクサーバー専用にしているときは問題ないのですが、通常のフライトも同じPCで行っている場合はもし接続したサーバー側で使用している曳航機が自分のCondorに無い場合はエラーが出てしまうので、他のサーバーに接続する場合は安全のためすべての曳航機がCondorで使用できるように直すよう注意ください。
 
では、まずは曳航機の性能の違いです。
以下の表は多くのシーナリーを作成しているXavierさんが実測して求めた値で、Condor 2 Airports construction guide(P18-19)から作成したものですので、19ページにある図と合わせて見てください。
http://www.condorsoaring.com/wp-content/downloads/clt/Aero_en_10.pdf
 
「Duo DIscus 最大離陸重量750km(複座、フルバラスト)、曳航索50mでの必要距離」

Tow Plane

SA(m)

グライダーが離陸速度に達するまでの距離

SB(m)

曳航機が離陸速度に達するまでの距離

SC(m)

曳航機とグライダーが AGL100m に達するまでの距離

DR400

190

390

1600

Dynamic

260

450

1690

Super Cub

370

670

2000

Wilga

150

330

1450

Z-226

250

390

1500

 
 
上手を見るとSuper Cubがちょっと飛び抜けて性能が悪いように思うのでサーバー側では常にSuper Cubを避難させたままでも良いのかなぁと思ったりもします。
 
さて、ではどうすれば曳航機を避難させることができるかということなのですが、これは意外と単純でCondor2/Planeフォルダーの中にある曳航機のフォルダーを他の場所に動かすだけです。
 
以前、本家CondorのForumにこれをスクリプトで実施するユーティリティーを紹介されたのですが、その後DLサイトから削除されているのが残念なところです。
 
もし、タスクチャレンジの際に離陸が難しく感じられた場合はオフラインであれば自分のCondor2/PlaneフォルダーからSuperCubフォルダーをデスクトップかどこかに一旦移動させてからタスクチャレンジをしてみてください。
 
Condorの曳航機に関しては、この障害物をうまく回避できない問題の他にも、離脱後に特定の向きに旋回させることはできないのか、パイロット側からどこに向かって欲しいとリクエストはできないのかといったところがしばしば本家のForumに出てきます。すでにCondor3が準備されているようなので、この離脱後の旋回方向くらいは改善してもらえないかなぁと思うところです。(NT3)
 
 
(追記)
 先ほどCondor常連の324さんからの指摘で、実際に飛んでみたところDR400の上がりが一番悪く、次いでSuper Cubが悪かったとのことです。また、CondorのSettingでForest Densityを少し下げてあげると飛びやすくなるようです。オンラインサーバで離陸上昇が難しい場合は一旦ExitしてForest Densityを下げてからもう一度接続してみてください。
 
 
 

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