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<飛丸日記 12月28日> 二人旅 その1 「私の子育て術」
飛丸日記
(2024/12/25 18:57:24)
<飛丸日記 12月28日> 二人旅 その1 「私の子育て術」 (2022/2/12 22:13:19)
「対馬に一緒に行ってもいい?」
突然飛び込んできた息子からのメール。
大分の学校に通う大学3年生だ。
なんという気まぐれさ、親の顔が見てみたい。
こういう突拍子もない動きをする奴の対処法を私は知っている。
何故なら、それは何時もする側にいるからだ。
「振り回されない事」
こちらのスタンスを明確にして、その上で後は相手の好きにさせる。
「対馬空港集合なら良いよ。交通費は知らん。宿代だけは出してやる。」
空港に到着してみると、そこに息子はいなかった。
電話をすると、ヒッチハイクを試みながら、数キロ手前まで来ているという。
先月には秋田までヒッチハイクで往復したという息子。
まあ、その実行力は認めよう。
「子育て世代」が多い「八丁堀の我が社」
今年の社員さんへのご挨拶は、趣向を変えて「私の子育て術」を披露することにした。
また、問題視されたら掲載を中止するかも、という期間限定版です。
「八丁堀の我が社」への主題 「新年のご挨拶』ならぬ『新年の所感』」
副題 「私の子育て術」
ー--
年末年始、4日間は大学3年生になる息子と対馬・壱岐を旅行した。2日間は静岡に帰省し82歳になるお袋と温泉旅行に行った。何時もハンググライダー等で過ごしていた私には珍しい過ごし方である。
私の子育てはあまり褒められたものではないが唯一人様にお薦め出来ることがある。それは毎年行事として娘と一回、息子と一回、娘息子と一回、そして家族4人で一回、旅行をして来たことである。中でも二人での旅行は、特別だ。二人で真正面から向き合う。旅行をしながら様々な事を話し合う。寡黙だった私の父親、2017年年末、亡くなる一か月前にブルネイから帰国して、1時間程話したのが恐らく人生最長だった。それでも父親の言葉の一つ一つは人生の岐路で非常に参考になった。対照的に話し出したら止まらない私。その点には注意して、先ずは息子の話を聞く。就職活動真っただ中の息子、志望分野を聞き、活動状況を聞き、遂には模擬面接を繰り返し行い指導する。そういえば娘にもお願いされて二回ほどブルネイからスカイプで模擬面接をした。「そんな事で悩むような、ヤワな人生は送っていない」親譲りに生意気な事を言う息子。環境問題に関心を持ち、NGOを立ち上げたりしている。時にはやり込められ、白旗を上げる。丸々4日間、休みなく話し合い続けた。
劣勢の時の戦い方の一つは、自分の得意分野に、持ち込むことである。勿論、私にとってそれはハンググライダーだ。競技では、例えば100㎞先にゴールが設定される。後はスタート時間も含め、コース等を自分で決める。幾つかのコースを想定する。最も確実にゴール出来るコース。リスクを冒すが、時間を短縮できるコース等など。天気を予測し、上昇気流が多くなりそうな時間帯を予想する。その時間帯に自分が何処にいるべきかを考える。ゴールから逆算して、全体を組み立てる。そして飛び出してからも絶えずプランを修正する。上昇気流が少なくなり、高度を失い途中で降りてしまいそうになっても、最後の最後までゴールすることを諦めない。とは言え、安全に下りられる場所は常に想定しておく。最悪事態と対処方法の想定。やることはビジネスと同じである。いや、人生と同じである。
どこまで腹落ちしたのかはわからないが、以下、息子に話した数々の話の一部。
・「意思決定の見える化」情報取集、現状分析、シナリオ想定、判断基準の明確化、そして意思決定。
・「なんとかなる」ではなく「なんとかする」
・「こけたら3倍返し」逆境を楽しむ。
・「経験の裏付けがない知識など、肝心な時には役に立たない」
・「未来を予見し、やるべき事をやる、やれる事をやる。やりたい事をやる。」
・「ライフ・タイム・バリュー、人生における幸せの最大化」その為には今、何をすべきか。
その後、お袋とも語り合って分かった事、人は歳をとると、おせっかいになる。恐らく思いは同じだろう。
「次の世代には自分がした失敗を踏まえてより一歩前から踏み出しその先へと進んで欲しいものである。」
とは言え、人は失敗し痛い目に合わないとわからない。心に刻まれないものである。自分の経験を語っても、腹には入らない。出来る事は、自分が得たノウハウを教え、何かの時に、少しでも思い出し、参考にしてもらう事だろう。そしてより早く困難を乗り越え、その先の世界へと進んでもらいたい。人類は進歩しなければならない。そして会社も同じである。
2020年にはA5の方眼用紙を横に使ってメモ書きし、処理後スキャンする方法を始めた。
2021年にも仕事の仕方を工夫して、二つの手法を始めてみた。
「文殊のPPT」一つの課題をみんなで議論し、解決へのアイデアを創出し、物事を進めて行く手法
「巧のPPT」 物事の進め方、やり方をノウハウとして書き下し、徐々に進化・改善して行く手法
みんなでより良い課題解決策を考え、その手法自体も進化させて行く。その先の未来へと進む。
「ビジネス・スキルの向上」大事な事である。会社を、そして世の中を、一歩ずつ前に進めて行く。
さて、今年はどんな未来が待っていることやら。ワクワクである。
以 上
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<飛丸日記 12月28日> 二人旅 その1 「私の子育て術」 (2022/2/12 22:13:19)
「対馬に一緒に行ってもいい?」
突然飛び込んできた息子からのメール。
大分の学校に通う大学3年生だ。
なんという気まぐれさ、親の顔が見てみたい。
こういう突拍子もない動きをする奴の対処法を私は知っている。
何故なら、それは何時もする側にいるからだ。
「振り回されない事」
こちらのスタンスを明確にして、その上で後は相手の好きにさせる。
「対馬空港集合なら良いよ。交通費は知らん。宿代だけは出してやる。」
空港に到着してみると、そこに息子はいなかった。
電話をすると、ヒッチハイクを試みながら、数キロ手前まで来ているという。
先月には秋田までヒッチハイクで往復したという息子。
まあ、その実行力は認めよう。
「子育て世代」が多い「八丁堀の我が社」
今年の社員さんへのご挨拶は、趣向を変えて「私の子育て術」を披露することにした。
また、問題視されたら掲載を中止するかも、という期間限定版です。
「八丁堀の我が社」への主題 「新年のご挨拶』ならぬ『新年の所感』」
副題 「私の子育て術」
ー--
年末年始、4日間は大学3年生になる息子と対馬・壱岐を旅行した。2日間は静岡に帰省し82歳になるお袋と温泉旅行に行った。何時もハンググライダー等で過ごしていた私には珍しい過ごし方である。
私の子育てはあまり褒められたものではないが唯一人様にお薦め出来ることがある。それは毎年行事として娘と一回、息子と一回、娘息子と一回、そして家族4人で一回、旅行をして来たことである。中でも二人での旅行は、特別だ。二人で真正面から向き合う。旅行をしながら様々な事を話し合う。寡黙だった私の父親、2017年年末、亡くなる一か月前にブルネイから帰国して、1時間程話したのが恐らく人生最長だった。それでも父親の言葉の一つ一つは人生の岐路で非常に参考になった。対照的に話し出したら止まらない私。その点には注意して、先ずは息子の話を聞く。就職活動真っただ中の息子、志望分野を聞き、活動状況を聞き、遂には模擬面接を繰り返し行い指導する。そういえば娘にもお願いされて二回ほどブルネイからスカイプで模擬面接をした。「そんな事で悩むような、ヤワな人生は送っていない」親譲りに生意気な事を言う息子。環境問題に関心を持ち、NGOを立ち上げたりしている。時にはやり込められ、白旗を上げる。丸々4日間、休みなく話し合い続けた。
劣勢の時の戦い方の一つは、自分の得意分野に、持ち込むことである。勿論、私にとってそれはハンググライダーだ。競技では、例えば100㎞先にゴールが設定される。後はスタート時間も含め、コース等を自分で決める。幾つかのコースを想定する。最も確実にゴール出来るコース。リスクを冒すが、時間を短縮できるコース等など。天気を予測し、上昇気流が多くなりそうな時間帯を予想する。その時間帯に自分が何処にいるべきかを考える。ゴールから逆算して、全体を組み立てる。そして飛び出してからも絶えずプランを修正する。上昇気流が少なくなり、高度を失い途中で降りてしまいそうになっても、最後の最後までゴールすることを諦めない。とは言え、安全に下りられる場所は常に想定しておく。最悪事態と対処方法の想定。やることはビジネスと同じである。いや、人生と同じである。
どこまで腹落ちしたのかはわからないが、以下、息子に話した数々の話の一部。
・「意思決定の見える化」情報取集、現状分析、シナリオ想定、判断基準の明確化、そして意思決定。
・「なんとかなる」ではなく「なんとかする」
・「こけたら3倍返し」逆境を楽しむ。
・「経験の裏付けがない知識など、肝心な時には役に立たない」
・「未来を予見し、やるべき事をやる、やれる事をやる。やりたい事をやる。」
・「ライフ・タイム・バリュー、人生における幸せの最大化」その為には今、何をすべきか。
その後、お袋とも語り合って分かった事、人は歳をとると、おせっかいになる。恐らく思いは同じだろう。
「次の世代には自分がした失敗を踏まえてより一歩前から踏み出しその先へと進んで欲しいものである。」
とは言え、人は失敗し痛い目に合わないとわからない。心に刻まれないものである。自分の経験を語っても、腹には入らない。出来る事は、自分が得たノウハウを教え、何かの時に、少しでも思い出し、参考にしてもらう事だろう。そしてより早く困難を乗り越え、その先の世界へと進んでもらいたい。人類は進歩しなければならない。そして会社も同じである。
2020年にはA5の方眼用紙を横に使ってメモ書きし、処理後スキャンする方法を始めた。
2021年にも仕事の仕方を工夫して、二つの手法を始めてみた。
「文殊のPPT」一つの課題をみんなで議論し、解決へのアイデアを創出し、物事を進めて行く手法
「巧のPPT」 物事の進め方、やり方をノウハウとして書き下し、徐々に進化・改善して行く手法
みんなでより良い課題解決策を考え、その手法自体も進化させて行く。その先の未来へと進む。
「ビジネス・スキルの向上」大事な事である。会社を、そして世の中を、一歩ずつ前に進めて行く。
さて、今年はどんな未来が待っていることやら。ワクワクである。
以 上
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